LP
2026.2.20

WEB Marketing Journal
LP
2026.2.20
ランディングページ(LP)の離脱率が高く、コンバージョンに繋がらないとお悩みではありませんか?本記事では、離脱率の基礎知識や業界別平均値から、離脱を招く7つの原因と改善のための7つの秘訣まで網羅的に解説します。離脱率改善の鍵は、ユーザーの期待を裏切らないファーストビューと、迷わせないCTA(行動喚起)の設計にあります。この記事を読めば、自社LPの課題が明確になり、明日から実践できる具体的な改善策がわかります。
ランディングページ(LP)の成果を最大化するためには、ユーザーの行動をデータに基づいて正確に把握することが不可欠です。その中でも特に重要な指標となるのが「離脱率」ですが、よく似た指標である「直帰率」と混同されがちです。これらの指標を正しく理解しなければ、LPが抱える課題を見誤り、的外れな改善策を講じてしまうことにもなりかねません。
この章では、まず基本に立ち返り、離脱率の正確な定義と計算方法、そして多くの人が混同しやすい直帰率との決定的な違いを明確にします。さらに、現在のアクセス解析の主流であるGoogle Analytics 4(GA4)を使って、自社のLPの離脱率を具体的に確認する方法までを分かりやすく解説します。
離脱率とは、特定のページが、あるセッション(ユーザーがサイトを訪問してから離れるまでの一連の行動)において「最後の閲覧ページ」になった割合を示す指標です。
つまり、サイト内を複数のページにわたって回遊したユーザーが、最終的にそのページを閲覧したのを最後にブラウザを閉じたり、別のサイトへ移動したりした場合に「離脱」としてカウントされます。LPだけでなく、ウェブサイト内のすべてのページで計測される基本的な指標です。
離脱率の計算方法は以下の通りです。
離脱率(%) = そのページの離脱数 ÷ そのページのページビュー数 × 100
例えば、あるLPのページビュー数が1,000回で、そのうち300回がセッションの最後の閲覧ページとなった(離脱につながった)場合、計算式は「300 ÷ 1,000 × 100」となり、このLPの離脱率は30%となります。この数値は、そのページを閲覧したユーザーのうち、3割が次のアクションを起こすことなくサイトを去ってしまったことを意味します。
離脱率と直帰率は、どちらもユーザーがサイトを離れる行動に関連する指標ですが、その意味合いは全く異なります。この違いを理解することが、データ分析の精度を高める第一歩です。
直帰率とは、そのページからセッションが開始されたアクセスのうち、他のページに一切移動することなく、そのページだけを閲覧して離脱したセッションの割合を指します。いわば「1ページだけ見て帰ってしまった割合」のことです。
両者の違いをより明確にするために、以下の表で比較してみましょう。
| 項目 | 離脱率 | 直帰率 |
|---|---|---|
| 定義 | そのページがセッションの最後のページになった割合 | そのページがセッションの唯一のページになった割合 |
| 計算の分母 | そのページの全てのページビュー数 | そのページから始まった全てのセッション数 |
| 評価する視点 | サイト内を回遊したユーザーが、最終的にどこで離脱したか(出口としての役割) | サイトに流入したユーザーが、次の行動を起こしたか(入口としての役割) |
| 該当するユーザー行動の例 | トップページ → 商品一覧 → LP → 離脱 | 広告 → LP → 離脱 |
重要なポイントは、「直帰」は必ず「離脱」に含まれますが、「離脱」が必ずしも「直帰」ではないということです。上記の表の例で言えば、LPの「直帰」は1ページしか見ていないため、そのセッションの最後のページでもあるので「離脱」にもカウントされます。しかし、複数ページを回遊した後のLPからの「離脱」は、「直帰」にはカウントされません。
この違いから、直帰率は主に広告や検索結果からの最初の受け皿となるLPのパフォーマンス評価に用いられ、離脱率はコンバージョン(CV)直前の入力フォームや、サイト全体の回遊におけるボトルネックとなっているページを発見するために分析されることが多いです。
自社サイトのランディングページの離脱率は、Google Analytics 4(GA4)で確認できます。ここでは、標準的なレポート機能を使って離脱率を確認する基本的な手順をご紹介します。
ただし、GA4のデフォルト設定では、この一覧に「離脱率」が表示されていない場合があります。その場合は、簡単なカスタマイズを行うことで指標を追加できます。
【離脱率をレポートに追加する手順】
以上の手順で、レポートの一覧に「離脱率」の列が追加され、ページごとの離脱率を簡単に確認できるようになります。まずはこのデータを確認し、自社のLPの現状を客観的に把握することから分析を始めましょう。
ランディングページ(LP)の離脱率を改善するためには、まず自社のLPの現状を客観的に把握することが不可欠です。しかし、「離脱率が80%」と聞いても、その数字が高いのか低いのか、すぐには判断がつきにくいでしょう。なぜなら、離脱率の平均値は業界や商材、ターゲットユーザーによって大きく異なるからです。
この章では、BtoBとBtoCの業界別にランディングページの離脱率の平均値をご紹介します。自社の数値と比較し、改善の方向性を見定めるための参考にしてください。
BtoB(Business to Business)向けのランディングページは、法人顧客を対象としており、製品やサービスの導入を検討してもらうことを目的とします。多くの場合、決裁者が複数人存在し、検討期間が長くなる傾向があるため、論理的で信頼性の高い情報提供が求められます。そのため、BtoCに比べてユーザーは慎重にコンテンツを読み込む傾向があり、離脱率はやや低めになることが一般的です。
以下は、BtoBの主要な業界における離脱率の平均的な目安です。
| BtoBの業界 | 離脱率の平均値(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| SaaS・ソフトウェア | 60% 〜 80% | 機能や料金プランの比較検討が中心。無料トライアルや資料請求への導線が重要。 |
| コンサルティング・士業 | 65% 〜 85% | 専門性や実績が重視される。課題解決のイメージを持たせられるかが鍵。 |
| 製造業・工業 | 70% 〜 90% | 専門的な技術情報や導入事例が求められる。ターゲットが狭く、ニーズが合わないと即離脱されやすい。 |
| 人材サービス | 60% 〜 85% | 企業の採用課題に寄り添う提案が必要。サービスの強みや他社との違いを明確に伝えることが重要。 |
これらの数値はあくまで目安です。ターゲットとする企業の規模や役職、広告の出稿媒体によっても離脱率は変動します。
BtoC(Business to Consumer)向けのランディングページは、一般消費者を対象とします。個人の意思決定で購入に至るため、検討期間が比較的短く、感情や直感に訴えかけるデザインやコピーが効果的です。一方で、多くの競合サイトと比較検討されるため、少しでも「違うな」と感じられるとすぐに離脱されてしまう傾向があり、BtoBよりも離脱率は高めになることが一般的です。
以下は、BtoCの主要な業界における離脱率の平均的な目安です。
| BtoCの業界 | 離脱率の平均値(目安) | 特徴 |
|---|---|---|
| EC・通販(アパレル、コスメ等) | 70% 〜 90% | ビジュアルの魅力が非常に重要。衝動買いを促すキャンペーンや限定性が効果的。 |
| 不動産(賃貸・売買) | 75% 〜 95% | 物件情報がユーザーの希望と合致しないと即離脱される。検索条件との一致度が鍵。 |
| 金融・保険 | 70% 〜 90% | サービスのメリットや安心感を分かりやすく伝える必要がある。複雑な商品は離脱されやすい。 |
| 教育・スクール | 65% 〜 85% | 学習後の未来像や受講生の声を提示し、自分事として捉えてもらうことが重要。 |
特にBtoCでは、SNS広告やインフルエンサーマーケティングなど、流入経路が多様化しています。流入元ユーザーの興味関心とLPの内容が一致しているかどうかが、離脱率に大きく影響します。
業界別の平均値を見て、自社の数値が高いと感じた方も低いと感じた方もいるでしょう。しかし、これらの平均値はあくまで一般的な参考データです。この数値を鵜呑みにして一喜一憂するのではなく、自社の状況に合わせた適切な目標を設定することが何よりも重要です。
一般的に、ランディングページの離脱率は70%〜90%程度に収まるのが普通とされています。もし離脱率が90%を超えている場合は、LPの構成や内容に何らかの大きな問題がある可能性が高いため、早急な改善が必要です。逆に、50%を下回るような非常に低い離脱率を達成できているのであれば、そのLPは極めて優秀と言えるでしょう。
離脱率改善の目標を設定する際は、以下の考え方を参考にしてください。
他社との比較はあくまで現在地を知るための手段です。最も重要なのは、過去の自社のデータと比較し、改善を積み重ねていくことだと覚えておきましょう。
ランディングページ(LP)の離脱率が高いのには、必ず理由があります。ユーザーがページを訪れてからコンバージョンに至るまでの道のりには、いくつもの「離脱ポイント」が潜んでいるのです。ここでは、多くのLPで見られる代表的な7つの原因を詳しく解説します。自社のLPが当てはまっていないか、一つひとつ確認していきましょう。
ファーストビューとは、ユーザーがページにアクセスした際に、スクロールせずに最初に表示される画面領域のことです。ユーザーは最初の3秒でそのページを読み進めるかどうかを判断すると言われており、このファーストビューで興味を引けなければ、コンテンツが読まれることなく即座に離脱されてしまいます。
具体的には、以下のような要素が離脱の原因となります。
| 離脱を招くファーストビューの要素 | 解説 |
|---|---|
| キャッチコピーが響かない | ターゲットユーザーの悩みや欲求に刺さる言葉でなく、ありきたりな表現や企業目線のメッセージになっている。 |
| 何のページか分からない | メインビジュアルやキャッチコピーから、誰向けのどんな商品・サービスなのかが直感的に理解できない。 |
| 自分向けではないと感じる | デザインやモデル、言葉遣いがターゲット層とずれており、「自分ごと」として捉えられない。 |
| デザインが古い・信頼できない | デザインの質が低い、情報が整理されていない、といった理由でユーザーに不信感や不安感を与えてしまう。 |
ファーストビューはLPの顔です。ここでユーザーの期待感を高め、「続きを読む価値がある」と思わせることができなければ、その先の精読にはつながりません。
ページの表示速度は、ユーザー体験(UX)に直接影響を与える極めて重要な要素です。Googleの調査によると、ページの読み込みに3秒以上かかると、53%以上のモバイルユーザーが離脱するというデータもあります。せっかく魅力的な広告でユーザーをLPに誘導しても、ページが表示される前に離脱されてしまっては元も子もありません。
ページの読み込み速度が遅くなる主な要因には、以下のようなものが挙げられます。
ユーザーは「待つこと」に対して非常にストレスを感じます。特にスマートフォンからのアクセスが主流の現代において、ページの表示速度は離脱率に直結する致命的な問題となり得ます。
ユーザーは、検索広告の広告文やSNS広告のバナー、メルマガのリンクなどに書かれた内容に興味を持ってLPを訪れます。しかし、そのLPの内容が広告で示唆されていた内容と異なっていると、ユーザーは「騙された」「期待外れだ」と感じてすぐに離脱します。これを「メッセージマッチの不一致」と呼びます。
例えば、以下のようなケースが考えられます。
広告とLPの内容に一貫性を持たせ、ユーザーが抱いた期待感を裏切らないことが、離脱を防ぐための大前提です。
現在、Webサイトへのアクセスの多くはスマートフォン経由です。そのため、LPがスマートフォン表示に最適化(モバイルフレンドリー)されていない場合、多くのユーザーを取りこぼしている可能性があります。PCでは美しく表示されていても、スマートフォンで見たときに以下のような問題があると、ユーザーは強いストレスを感じて離脱してしまいます。
| スマートフォン表示の問題点 | ユーザーが感じるストレス |
|---|---|
| 文字が小さすぎる | 読むために毎回ピンチアウト(拡大)する必要があり、非常に面倒。 |
| ボタンやリンクが押しにくい | タップ領域が小さすぎて押し間違えたり、うまく反応しなかったりする。 |
| 横スクロールが発生する | コンテンツ全体を見るために左右にスクロールする必要があり、可読性が著しく低い。 |
| レイアウトが崩れている | 画像やテキストが重なって表示されるなど、デザインが崩れていて情報が正しく読み取れない。 |
レスポンシブデザインに対応し、どんなデバイスからアクセスしても快適に閲覧できる状態にしておくことは、現代のLP制作において必須の要件です。
たとえファーストビューを突破し、読み込み速度が速くても、肝心のコンテンツが分かりにくければユーザーは途中で読むのをやめてしまいます。ユーザーは情報を探しに来ているのであり、難解な文章を解読しに来ているわけではありません。
コンテンツが「分かりにくい」と感じられる原因は様々です。
ユーザーの知識レベルに合わせて、専門用語を避け、図やイラストを交えながら直感的に理解できるストーリーを構築することが重要です。
CTA(Call To Action:行動喚起)とは、「資料請求はこちら」「無料で試してみる」「購入する」といった、ユーザーに具体的な行動を促すボタンやリンクのことです。LPの最終目的であるコンバージョン(CV)を達成するための重要な要素ですが、このCTAが不明確だとユーザーは次何をすれば良いか分からず、離脱してしまいます。
CTAにおける離脱原因としては、以下のようなものが挙げられます。
ユーザーを迷わせることなく、スムーズに最終的なゴールまで導くための明確な道しるべとして、CTAを設計する必要があります。
商品購入や資料請求の意欲が高まり、いよいよ入力フォームにたどり着いても、そのフォームが使いにくいとユーザーは最後の最後で離脱してしまいます。これは「フォーム落ち」と呼ばれ、コンバージョン目前の非常にもったいない離脱です。
入力フォームでユーザーがストレスを感じる主な要因は以下の通りです。
| 入力フォームの離脱原因 | 解説 |
|---|---|
| 入力項目が多すぎる | 氏名、住所、電話番号、会社名、役職…と必要以上に多くの情報を求められ、入力が面倒になる。 |
| エラー表示が不親切 | 入力ミスがあった際に、どこがどのように間違っているのかが分かりにくく、修正に手間取る。 |
| 入力補助機能がない | 郵便番号からの住所自動入力や、全角/半角の自動変換機能がなく、入力の手間が多い。 |
| セキュリティへの不安 | 個人情報の取り扱いに関する記載(プライバシーポリシーへのリンク)がなく、情報を入力することに不安を感じる。 |
入力項目を必要最小限に絞り、ユーザーができるだけ手間なくストレスフリーで入力完了できるような工夫(EFO:入力フォーム最適化)が、離脱率の改善に直結します。
ランディングページの離脱率が高い原因を特定できたら、次はいよいよ改善のステップです。ここでは、ユーザーの離脱を防ぎ、コンバージョンへと導くための具体的な7つの秘訣を解説します。一つひとつ着実に実践することで、あなたのランディングページの成果は大きく変わるはずです。
ユーザーがページにアクセスして最初に目にする領域「ファーストビュー」は、離脱率に最も大きな影響を与える要素です。ユーザーはわずか3秒で、そのページが自分にとって有益かどうかを判断すると言われています。この最初の3秒で心をつかみ、「続きを読む価値がある」と感じさせることが極めて重要です。
キャッチコピーは、ユーザーが最初に読むテキストです。ターゲットとなるユーザーが抱える悩みや願望に直接語りかけ、「これは自分のためのページだ」と感じさせなければなりません。以下の要素を盛り込み、具体的で魅力的なキャッチコピーを作成しましょう。
メインビジュアル(ヒーローイメージや動画)は、テキスト情報を補完し、サービスの価値を直感的に伝える役割を担います。ターゲットユーザーが共感できる人物が、商品やサービスを利用して笑顔になっている画像や、サービスの利用シーンが具体的にイメージできる動画は非常に効果的です。テキストとビジュアルのメッセージを一致させ、一貫性のある訴求を心がけましょう。
ユーザーは、知らない企業やサービスに対して警戒心を抱いています。ファーストビューに信頼性を担保する要素を配置することで、その警戒心を解き、安心感を与えることができます。これらは「社会的証明」とも呼ばれ、ユーザーの意思決定に大きな影響を与えます。
ページの読み込みが遅いことは、ユーザーに多大なストレスを与え、離脱の直接的な原因となります。Googleの調査によれば、ページの表示速度が1秒から3秒に落ちると、直帰(離脱)の確率は32%も増加するとされています。コンテンツの内容以前に、ユーザーは待ってくれません。表示速度は、ユーザー体験(UX)の基本であり、最優先で改善すべき項目です。
ページの表示速度が遅くなる最も一般的な原因は、画像ファイルのサイズが大きすぎることです。高画質な画像は魅力的ですが、ページのパフォーマンスを犠牲にしては本末転倒です。TinyPNGのような画像圧縮ツールを利用して画質を維持したままファイルサイズを削減したり、WebPのような次世代フォーマットの画像形式を利用したりすることを検討しましょう。
Webページを構成するHTML、CSS、JavaScriptのファイルも、表示速度に影響します。不要なコードやコメントを削除したり、複数のファイルを一つにまとめたりすることで、ブラウザが読み込むデータ量を減らし、表示を高速化できます。専門的な知識が必要な場合もありますが、Webサイト制作会社や開発者に相談する価値は十分にあります。
ユーザーがページにアクセスした際に、Webサイトのデータが保管されているサーバーからの応答が遅いと、表示速度も低下します。安価な共用サーバーを利用している場合は、より高性能なサーバープランへのアップグレードや、CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の導入を検討しましょう。CDNを利用すると、ユーザーの地理的に近い場所からコンテンツを配信できるため、物理的な距離による遅延を解消できます。
ランディングページは、単なる商品説明の場ではありません。ユーザーが抱える悩みに共感し、その悩みが商品やサービスによってどのように解決され、どのような素晴らしい未来が手に入るのかを物語として伝える場所です。論理的な説得だけでなく、感情的な共感を呼ぶストーリーがユーザーの心を動かします。
ページの冒頭で「こんなお悩みありませんか?」と、ターゲットユーザーが日常的に感じている具体的な悩みや課題をリストアップします。ユーザーは「そうそう、それで困っているんだ」「自分のことを分かってくれている」と感じ、ページを読み進める動機が生まれます。
悩みを提示した後は、その解決策として自社の商品やサービスを提示します。ここで重要なのは、機能(スペック)だけを羅列するのではなく、その機能がユーザーにとってどのような価値(ベネフィット)をもたらすのかを伝えることです。
| 要素 | 機能(Feature)の訴求 | 便益(Benefit)の訴求 |
|---|---|---|
| クラウド会計ソフト | AIによる自動仕訳機能を搭載 | 面倒な領収書の入力作業から解放され、本来の業務に集中できる時間が手に入る |
| 英会話スクール | ネイティブ講師がマンツーマンで指導 | 海外出張でも臆することなく、自信を持ってプレゼンテーションができるようになる |
開発者がどのような想いでこの商品を開発したのかという「開発秘話」や、ある顧客が商品を利用してどのように課題を克服し成功したのかという「サクセスストーリー」は、ユーザーの感情に強く訴えかけます。物語を通じて商品やブランドへの共感を深め、「自分もこうなりたい」という憧れを抱かせることがコンバージョンへの強力な後押しとなります。
ユーザーは、購入や申し込みといった行動を起こす前に、「この会社は本当に信頼できるのか?」「この商品を選んで失敗しないだろうか?」という不安を感じています。この不安を解消し、安心して行動してもらうために、客観的な事実に基づいた信頼性や権威性を示すことが不可欠です。
第三者の評価は、企業が自ら発信するメッセージよりもはるかに強力な説得力を持ちます。可能であれば、お客様の顔写真や実名、所属企業名を掲載することで、信憑性が飛躍的に高まります。導入前の課題、導入の決め手、導入後の具体的な成果などを詳細に記述することで、未来の顧客は自分自身の成功をイメージしやすくなります。
ファーストビューで提示した権威付け要素を、コンテンツの中盤でより詳しく説明します。例えば、専門家や著名人からの推薦コメント、雑誌やWebメディアでの紹介記事の抜粋、取得した特許や公的機関からの認定証などを具体的に見せることで、サービスの専門性や信頼性を裏付けます。
特に高額な商品や、効果が目に見えにくいサービスの場合、ユーザーは購入をためらいます。その最後のひと押しとなるのが「保証」です。
CTA(Call To Action:行動喚起)は、ユーザーに具体的な行動(購入、資料請求、問い合わせなど)を促す、ランディングページの心臓部です。どんなに魅力的なコンテンツを作成しても、CTAが分かりにくければコンバージョンには至りません。ユーザーが迷うことなく、自然にクリックしたくなるCTAを設計しましょう。
CTAボタンは、ページ内で最も目立つ要素であるべきです。
ユーザーが「欲しい」「申し込みたい」と思った瞬間にCTAボタンがなければ、その熱量は時間とともに冷めてしまいます。機会損失を防ぐため、CTAは戦略的に配置する必要があります。
入力フォームは、コンバージョンへの最後の関門です。せっかくユーザーがCTAボタンをクリックしても、入力フォームが複雑で面倒だと感じた瞬間に離脱してしまいます。この「フォームでの離脱」を防ぐための施策がEFO(Entry Form Optimization)です。ユーザーの入力の手間を1秒でも減らす努力が、コンバージョン率を大きく改善します。
原則として、入力項目はコンバージョンを達成するために本当に必要なものだけに絞り込みましょう。「後で聞ける情報」や「マーケティング目的で欲しいだけの情報」は、思い切って削除します。項目の数が少ないほど、ユーザーの心理的負担は軽減されます。
ユーザーがストレスなく入力を完了できるよう、細やかな配慮が重要です。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 住所自動入力 | 郵便番号を入力するだけで、住所(都道府県・市区町村)が自動的に入力される機能。 |
| リアルタイムエラー表示 | 入力ミスがあった場合に、フォーム送信後ではなく、入力したその場でエラーメッセージを表示する。どこが間違っているのかを明確に伝える。 |
| 入力支援(サジェスト) | 入力内容を予測して候補を表示する。特に企業名や役職名などで有効。 |
| キーボードの最適化 | スマートフォンで電話番号欄をタップしたら数字キーボード、メールアドレス欄なら英字キーボードが自動で表示されるように設定する。 |
個人情報を入力することに不安を感じるユーザーは少なくありません。フォームの周辺にセキュリティに関する情報を明記し、安心感を与えましょう。
ここまで解説してきた6つの秘訣は、いずれも効果が期待できる一般的な改善策ですが、最終的にどのクリエイティブが最も成果を上げるかは、実際に試してみなければ分かりません。そこで重要になるのが、複数のパターンを比較検証する「A/Bテスト」です。仮説に基づいて改善を繰り返し、データドリブンでランディングページを最適化していくプロセスが、離脱率を継続的に下げ、コンバージョン率を最大化する鍵となります。
A/Bテストとは、オリジナルのページ(Aパターン)と、一部の要素を変更したページ(Bパターン)を用意し、どちらがより高い成果(コンバージョン率など)を出すかを比較するテストです。テストを行う際は、以下の原則を守ることが重要です。
A/Bテストの対象となる要素は多岐にわたりますが、特に成果に与えるインパクトが大きいのは以下の要素です。
まずはファーストビューの要素やCTAなど、インパクトの大きい箇所からテストを始めるのが効率的です。
かつてはGoogleが提供する「Google オプティマイズ」が無料で利用できましたが、現在はサービスを終了しています。しかし、現在でも多くの優れたA/Bテストツールが存在します。VWOやOptimizelyといった海外製の高機能なツールのほか、Ptengineのようにヒートマップ分析など他の機能も統合された国産ツールもあります。これらのツールを活用することで、専門的な知識がなくても比較的簡単にA/Bテストを実施し、データに基づいたLP改善を進めることが可能です。
本記事では、ランディングページの離脱率が高い原因と、具体的な改善策を解説しました。離脱の主な原因は、ファーストビューの魅力不足、表示速度の遅さ、ユーザーの期待とのズレなど多岐にわたります。これらの課題に対し、ユーザー心理に寄り添うストーリー設計や明確なCTA(行動喚起)の設置、入力フォームの最適化(EFO)といった改善策が有効です。まずはGoogle Analytics 4で現状を分析し、本記事で紹介した秘訣を一つずつ実践して、成果につながるLPを目指しましょう。
Atsushi
集客についておなやみの方、
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