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LP

2026.5.04

実は逆効果?ランディングページの目次で失敗しないための3つの鉄則と正しい設置方法

ランディングページに目次を設置すべきか悩んでいませんか?ユーザーの利便性を考えて設置した目次が、実はコンバージョン率を下げてしまう逆効果になっているケースは少なくありません。結論から言うと、ランディングページへの目次の設置は、ユーザーの読む流れを断ち切り離脱を招くリスクがあるため、原則として推奨されません。しかし、サービス内容が複雑な場合や、情報量の多いページでは、目次が効果的に機能することもあります。本記事では、ランディングページにおける目次の必要性をメリット・デメリットから徹底解説し、設置を検討すべき3つのケースを具体的に紹介します。さらに、コンバージョンを下げずにユーザビリティを高めるための「3つの鉄則」と、HTMLやWordPressプラグインを使った正しい設置方法まで、失敗しないためのノウハウを網羅的にご紹介。この記事を最後まで読めば、あなたのランディングページに目次が必要かどうかが明確になり、コンバージョンにつながる最適な判断ができるようになります。

そもそもランディングページに目次は必要なのか

一般的なブログ記事やコラムサイトでは、読者が求める情報へ素早くたどり着けるように目次を設置するのが当たり前になっています。しかし、その常識をそのままランディングページ(LP)に当てはめてしまうと、思わぬ落とし穴にはまる可能性があります。結論から言えば、多くのランディングページにおいて、目次は不要であり、むしろ逆効果になるケースが少なくありません。

なぜなら、ランディングページと一般的なWebページとでは、その目的が根本的に異なるからです。まずは、ランディングページが何のために存在するのか、その本質的な役割から確認していきましょう。

ランディングページの目的はコンバージョン

ランディングページの唯一無二の目的、それは訪問者を具体的な行動へ導き、コンバージョン(CV)を達成することです。コンバージョンとは、商品購入、資料請求、お問い合わせ、セミナー申し込みといった、ビジネス上の成果を指します。

この目的を達成するために、LPはまるで優秀な営業マンのように、計算され尽くしたストーリー構成で設計されています。訪問者の悩みや課題に共感し、その解決策として自社のサービスや商品を提示し、利用することで得られる素晴らしい未来(ベネフィット)を伝え、最終的に「今すぐ行動したい」という気持ちを最大限に高めて、CTA(Call To Action:行動喚起)ボタンをクリックしてもらう。この一連の流れをスムーズに体験してもらうことがLPの使命です。

つまり、LPは訪問者に情報を網羅的に提供したり、サイト内を自由に回遊してもらったりするためのページではありません。訪問者をゴールまで一直線に導く、縦に長い一本道のセールスレターなのです。この大前提を理解することが、目次の必要性を考える上で極めて重要になります。

目次がユーザーの行動を妨げる2つの理由

ユーザーの利便性を考えて設置したはずの目次が、なぜコンバージョンを妨げる要因になってしまうのでしょうか。それには、主に2つの理由があります。

理由1 読む流れを断ち切り離脱を招く

前述の通り、LPは訪問者の感情を段階的に醸成し、購買意欲を高めていくストーリーで構成されています。課題への共感から始まり、解決策への期待、そして未来への希望へと、巧みに感情を揺さぶることで、最後の行動喚起へと繋げるのです。

しかし、ページ上部に目次があると、ユーザーはその計算されたストーリーを無視して、自分の興味がある項目へいきなりジャンプしてしまいます。例えば、「お客様の声」や「料金プラン」だけを先に見てしまうと、商品の価値や必要性を十分に理解しないまま、断片的な情報だけで「価格が高い」「自分には合わないかも」と判断し、ページを閉じてしまう可能性が高まります。これは、セールストークの途中で商品の魅力を伝えきる前に、いきなり価格の話をしてしまい、お客様の心が離れてしまうのと同じです。

目次は、作り手が意図した情報の伝達順序を破壊し、結果として貴重な見込み客を逃す「離脱」の引き金になりかねません。

理由2 CTAへの到達率を下げる

LPの最終ゴールは、ページの最後に設置されたCTAボタンを押してもらうことです。そこに至るまでのすべての文章や画像は、ユーザーの背中をそっと押し、CTAをクリックしてもらうために存在します。

目次を設置すると、ユーザーはページ内を自由に移動できるため、説得力のあるコンテンツや重要なベネフィットを読み飛ばしてしまう危険性があります。本来であれば、すべてのコンテンツを読むことで最大限に高まるはずだった「欲しい」「申し込みたい」という気持ちが、不十分なままページをさまようことになります。

その結果、コンバージョンへの意欲が十分に高まらないままページを離脱してしまったり、CTAを目にすることなくページを閉じてしまったりするユーザーが増加します。目次がないLPとあるLPのユーザー行動を比較すると、その違いは明らかです。

項目目次がないLPのユーザー行動(理想)目次があるLPのユーザー行動(懸念)
閲覧順序上から下へ、ストーリーに沿って読み進める。興味のある項目へジャンプし、断片的に閲覧する。
情報理解商品・サービスの価値を段階的に深く理解する。全体像や価値を理解する前に、一部分だけで判断する。
感情変化課題への共感から期待感、購入意欲へと高まる。感情が十分に高まらないまま、価格などの情報に触れる。
CTAへの到達高い意欲を持った状態でCTAに到達し、クリックする。CTAに到達しない、または低い意欲で到達しクリックしない。

このように、LPにおける目次は、コンバージョンという最大の目的を阻害する要因となる可能性を秘めているのです。ただし、すべてのLPで目次が「悪」というわけではありません。次の章では、目次を設置することのメリット・デメリットを整理し、どのようなLPであれば設置を検討すべきかについて詳しく解説します。

ランディングページに目次を設置するメリットとデメリット

ランディングページに目次を設置すべきか否か。この問いに唯一絶対の正解はありません。なぜなら、目次の設置は諸刃の剣であり、メリットとデメリットの両側面を併せ持つからです。コンバージョンという最終目標を達成するためには、両者を正しく理解し、自社のランディングページの特性に合わせて設置の可否を判断することが極めて重要になります。

ここでは、目次がもたらすプラスの効果と、コンバージョンを妨げる潜在的なリスクについて、それぞれ詳しく解説します。

メリット ユーザビリティの向上

ランディングページに目次を設置する最大のメリットは、ユーザーの利便性、すなわちユーザビリティが向上する点にあります。ユーザーは、自分が知りたい情報がページのどこにあるのかを瞬時に把握し、クリック一つで目的のセクションへ移動できます。

特に、以下のような状況で目次はその真価を発揮します。

  • 情報探索の効率化:ユーザーは長いページを延々とスクロールすることなく、必要な情報へ素早くアクセスできます。これにより、情報収集にかかる時間とストレスが軽減され、ユーザー体験(UX)が向上します。
  • ページ全体の構造理解:目次は、そのランディングページがどのような情報で構成されているかの「地図」の役割を果たします。初めて訪れたユーザーでも、一目でコンテンツの全体像を掴めるため、安心して読み進めることができます。
  • 再訪時の利便性:一度ページを訪れたユーザーが、「あの料金プランをもう一度確認したい」と考えて再訪した際、目次があれば迷わず目的の場所にたどり着けます。比較検討段階にあるユーザーにとって、このスムーズなナビゲーションは非常に価値が高いと言えるでしょう。

ユーザビリティの向上は、ユーザーの満足度を高め、結果としてサービスや商品に対するポジティブな印象を形成する一助となります。

デメリット コンバージョン率低下のリスク

一方で、目次の設置には看過できないデメリットが存在します。それは、ランディングページの根幹であるコンバージョン率(CVR)を低下させてしまうという重大なリスクです。

優れたランディングページは、ユーザーの心理を巧みに誘導する「ストーリー」で構成されています。問題提起から共感、解決策の提示、信頼性の証明、そして行動喚起(CTA)へと至る一連の流れは、ユーザーの購買意欲を段階的に高めるために緻密に設計されています。しかし、目次はこのストーリーテリングを破壊しかねません。

  • 説得プロセスの寸断:目次によってユーザーがページ内を自由に移動すると、作り手が意図した情報の順番で読んでもらえなくなります。例えば、商品のベネフィットを十分に理解する前に価格のセクションに飛んでしまうと、「高い」という印象だけが残り、離脱につながる可能性があります。
  • CTAへの到達率低下:本来であればページを最後まで読み進め、感情が最高潮に達したタイミングで目にするはずのCTAボタン。しかし、目次で途中の一部だけを読んだユーザーは、最終的な行動喚起セクションまで到達せずにページを閉じてしまうケースが少なくありません。
  • 意思決定の妨げ:目次という「選択肢」を提示することは、ユーザーの注意を散漫にさせる要因にもなります。「どこから読もうか」と考える時間を与えてしまい、結果的に何もクリックせずに離脱する「決定麻痺」を引き起こすリスクもはらんでいます。

このように、ユーザビリティを重視するあまり、コンバージョン獲得という本来の目的を見失ってしまう可能性があるのです。

評価軸メリット(プラスの影響)デメリット(マイナスの影響)
ユーザー体験(UX)求める情報にすぐアクセスでき、ストレスが少ない。設計された読書体験が損なわれ、ストーリーが寸断される。
コンバージョン(CV)情報収集が容易になり、検討段階のユーザーの比較検討を後押しする場合がある。説得のプロセスが崩れ、CTAへの到達率が下がり、CVRが低下するリスクが高い。
情報伝達コンテンツの全体像を素早く把握できる。部分的な情報だけが読まれ、最も伝えたい重要なメッセージが届かない可能性がある。

以上のメリット・デメリットを踏まえ、次の章では、どのような特徴を持つランディングページであれば目次の設置を検討すべきなのかを具体的に解説していきます。

目次の設置を検討すべきランディングページの3つの特徴

ランディングページ(LP)の基本は「目次なし」ですが、全てのケースでそれが正解とは限りません。特定の条件下では、目次を設置することがユーザーの理解を助け、結果的にコンバージョンへと繋がる重要な役割を果たします。ここでは、例外的に目次の設置を検討すべきLPの3つの特徴を具体的に解説します。

特徴1 サービスやプランが複数ある

複数のサービスや料金プランを紹介するLPでは、目次が強力なナビゲーションツールとして機能します。ユーザーは自身のニーズや予算に合った情報を探しており、関連性の低い情報に時間を費やすことを望んでいません。

例えば、法人向けSaaSツールが「スタートアッププラン」「ビジネスプラン」「エンタープライズプラン」の3つを提供している場合を考えてみましょう。目次がなければ、ユーザーは自分に関係のないプランの説明を延々とスクロールして読み飛ばさなければならず、その過程でストレスを感じて離脱する可能性があります。

このようなLPでは、目次を設置することで、ユーザーが求める情報へ最短距離で到達できるようになり、比較検討が容易になります。これは、ユーザー体験(UX)の向上に直結し、機会損失を防ぐ上で非常に効果的です。

項目目次が有効なケースの例解説
サービス内容英会話スクールのコース紹介(日常会話、ビジネス、TOEIC対策)学習目的が明確なユーザーを、目的のコース説明へ直接誘導できます。
料金プランWeb制作会社の料金プラン(ライト、スタンダード、プレミアム)予算や要望が異なる見込み客に対し、それぞれのプラン詳細を素早く提示できます。
ターゲットフィットネスジムの会員種別(個人会員、法人会員、学生会員)ターゲット層ごとに異なる訴求内容へスムーズに案内し、自分ごととして捉えてもらいやすくなります。

ユーザーが情報を能動的に探し、比較検討する段階にある場合、目次による適切な情報整理はコンバージョンへの確かな一歩となります。

特徴2 非常に長くスクロール量が多い

高額な商材や、ユーザーの深い理解と納得が必要なサービスを扱うLPは、必然的に情報量が多くなり、縦に長くなる傾向があります。このようなLPでは、ユーザーが「このページはどこまで続くのだろう?」という不安や、「全体像が掴めない」というストレスを感じやすくなります。

長いLPにおける目次は、いわば「ページの地図」です。最初に全体像を示すことで、ユーザーはこれから読む内容を把握でき、安心して読み進めることができます。また、気になった項目へいつでも戻れるという安心感は、スクロールによる疲労を軽減し、読了率の向上にも貢献します。

特に、以下のような構成を持つ長いLPでは目次の効果が期待できます。

  • 問題提起・共感(ユーザーの悩み)
  • 解決策の提示(商品の紹介)
  • 具体的なベネフィット(導入による未来)
  • 信頼性の担保(お客様の声、導入実績、専門家の推薦)
  • 他社との比較(優位性の証明)
  • よくある質問(FAQ)
  • お申し込み・CTA

一度ページを離れたユーザーが再訪した際に、「確かお客様の声が載っていたはずだ」と目次から該当箇所にすぐジャンプできるなど、再検討を促す上でも役立ちます。長いLPにおける目次は、ユーザーを迷子にさせないための親切なガイド役であり、離脱率を抑えるための重要な施策となり得ます。

特徴3 専門性が高く情報提供が主目的

BtoB向けの製品や、医療、法律、金融といった専門分野のサービスを扱うLPでは、コンバージョン前にユーザーが深い情報収集を行うことが一般的です。これらのユーザーは、漠然とページを眺めるのではなく、「技術仕様」「導入事例」「料金体系」「セキュリティ対策」など、特定の情報を求めてアクセスしてきます。

このような情報探索意図が明確なユーザーに対して、目次は必要な情報へピンポイントでアクセスできる辞書的な役割を果たします。専門用語や詳細なデータが並ぶページでも、目次で情報が構造化されていれば、ユーザーは効率的に知りたい情報を得ることができ、満足度が高まります。

このタイプのLPは、すぐに購入を決める「今すぐ客」だけでなく、情報収集段階にある「そのうち客」もターゲットに含みます。目次を設置して丁寧な情報提供を行うことで、企業の専門性や権威性を示し、信頼関係を構築することができます。これは、将来的なコンバージョンに繋がる重要なブランディング活動の一環です。

LPのタイプユーザーが求める情報の例目次がもたらす効果
BtoB向け製品LP製品の技術仕様、他社製品との機能比較、導入事例検討に必要な情報を効率的に収集でき、比較検討の土台となる。
士業のサービスLPサービス内容の詳細、弁護士・税理士の経歴、料金体系専門性と信頼性をアピールし、問い合わせへのハードルを下げる。
ホワイトペーパーDLのLPホワイトペーパーの概要、得られるノウハウ、目次内容の網羅性や有益性を伝え、ダウンロードを促進する。

専門性が高いLPでは、目次がユーザーの知的探究心に応えるインターフェースとなり、企業の信頼性を高めるための戦略的な要素となるのです。

ランディングページの目次で失敗しないための鉄則1 構成を工夫する

ランディングページ(LP)に目次を設置する際、最も注意すべきは「構成」です。一般的なWebサイトの感覚で目次を作ってしまうと、LPが本来持つ「ユーザーを一直線にコンバージョンへ導く力」を削いでしまいかねません。ここでは、コンバージョン率(CVR)を下げずにユーザビリティを高める、戦略的な目次の構成術について解説します。

結論ファーストの構成を崩さない

LPの基本は、ユーザーの悩みや課題に共感し、その解決策として自社のサービスや商品を提示し、行動を促すという一貫したストーリーテリングにあります。この「結論ファースト」や「PASONAの法則」に代表される説得のシナリオを、目次によって分断してはなりません。

目次は、あくまでこのストーリーの流れを補強し、ユーザーが全体像を把握しやすくするための補助輪であるべきです。ユーザーが目次を見ていきなり価格や申し込みフォームに飛んでしまうと、商品やサービスの価値が十分に伝わらないまま離脱する原因となります。LP全体の説得シナリオを維持し、ユーザーの感情の流れを断ち切らない構成を最優先に考えましょう。

悪い構成の例良い構成の例
構成の考え方ページ上部から機械的に見出しを並べただけ。ユーザーが自由に飛ぶことを前提としている。LPのストーリー展開に沿って項目を配置。ユーザーの理解を深める流れを意識している。
具体例
  • 料金プラン
  • お申し込み
  • お客様の声
  • サービスの特長
  • よくある質問
  • あなたはこんなお悩みありませんか?
  • その悩み、〇〇が解決できる理由
  • 導入企業が語る成功事例
  • 今すぐ始められる料金プラン
  • 限定特典付きお申し込みはこちら
ユーザーへの影響価値を理解する前に価格を見て離脱したり、説得のプロセスを飛ばしたりする可能性が高い。目次を読むだけでLP全体の流れとメリットが伝わり、読み進める意欲が湧きやすい。

目次の項目名でベネフィットを伝える

目次の各項目名は、単なるセクションの案内表示ではありません。ユーザーの興味を引きつけ、「この先を読みたい」と思わせるための強力な「マイクロコピー」として機能させる必要があります。事務的な単語を並べるのではなく、ユーザーが得られる未来(ベネフィット)を具体的に示しましょう。

例えば、「機能」という項目名では、ユーザーは何ができるのか想像しにくいかもしれません。しかし、「売上を150%アップさせる3つの機能」とすれば、ユーザーは自分ごととして捉え、具体的なメリットを期待してクリックする可能性が高まります。目次の各項目が、それ自体でユーザーの課題解決や欲求充足につながることを示唆するように工夫することが、エンゲージメントを高める鍵となります。

悪い項目名の例(機能・事実ベース)良い項目名の例(ベネフィットベース)
サービスの特長サービスの特長なぜ98%のお客様が満足するのか?3つの理由
導入事例導入事例〇〇業界の導入企業が語る「成功の秘訣」
料金料金プラン1日わずか缶コーヒー1本分で始められる料金プラン
よくある質問Q&A導入前に解消しておきたい5つの疑問

このように項目名を工夫することで、ユーザーは目的の情報を探すだけでなく、目次を眺めているだけで製品やサービスへの期待感を高めることができます。結果として、ページ内での滞在時間が延び、内容への理解が深まり、最終的なコンバージョンへと繋がりやすくなるのです。

ランディングページの目次で失敗しないための鉄則2 設置場所に配慮する

ランディングページ(LP)に目次を設置する場合、その効果を最大化し、コンバージョン率(CVR)の低下というリスクを避けるためには「どこに置くか」が極めて重要です。どれだけ優れた構成やデザインの目次を用意しても、設置場所を間違えれば、ユーザーの読む流れを妨げ、かえって離脱を招く原因になりかねません。ここでは、ユーザーの行動を阻害せず、むしろコンバージョンを後押しする目次の最適な設置場所について解説します。

ファーストビューには設置しない

LPにおいて最も重要なエリアが、ユーザーがページにアクセスして最初に目にする「ファーストビュー」です。このエリアの役割は、ユーザーの心を一瞬で掴み、「この先を読みたい」と思わせることにあります。

しかし、この最重要エリアに目次を設置してしまうと、キャッチコピーやメインビジュアル、CTA(Call To Action)ボタンといった、本来ユーザーに最も強く訴求すべき要素のインパクトが薄れてしまいます。ユーザーの視線が目次の項目に分散し、最も伝えたいメッセージが埋もれてしまうのです。

また、ユーザーは選択肢を与えられると、無意識に「どれから読もうか」と考え始めます。この思考のプロセスがわずかなストレスとなり、「面倒だから読むのをやめよう」という離脱の引き金になることも少なくありません。ファーストビューではユーザーに考えさせるのではなく、直感的にページの価値を伝え、自然に下へスクロールしてもらう仕掛けが求められます。したがって、目次はファーストビューを避け、ユーザーが少しスクロールした後に現れる場所に配置するのが鉄則です。

追従型の目次をサイドバーに置く

目次を設置する上で最も効果的な方法の一つが、「追従型(スティッキー)」の目次をサイドバーに配置するレイアウトです。追従型とは、ユーザーがページをスクロールしても、常に画面の特定の位置に固定表示される形式を指します。

この形式には、以下のようなメリットがあります。

  • ユーザーはページのどの部分を読んでいても、いつでも全体像を把握できる。
  • 長いLPで「今どのあたりを読んでいるのか」が視覚的にわかり、迷子になるのを防ぐ。
  • 興味のあるセクションへいつでも瞬時に移動でき、ユーザビリティが向上する。

特にPCでの閲覧時には、メインコンテンツの邪魔にならず、かつ常にアクセス可能なサイドバーが目次の定位置として最適です。これにより、ユーザーは自分のペースで情報を取捨選択しながら読み進めることができ、ストレスなくコンテンツに集中できます。

ただし、デバイスによって画面サイズが大きく異なるため、PCとスマートフォンでは最適な表示方法を切り替える必要があります。

デバイス推奨される設置方法注意点
PCサイドバーへの追従型(固定)表示メインコンテンツの閲覧を妨げない、適度なサイズとシンプルなデザインを心がけます。現在の閲覧箇所がハイライトされるようにすると、さらに親切です。
スマートフォンハンバーガーメニュー内に格納、または追従型のアイコンをタップするとモーダルで表示画面占有率が高いため、常時表示は避けるべきです。ユーザーが必要な時にだけ呼び出せるように設計することで、コンテンツの可読性を損なわずに利便性を提供できます。

このように、ユーザーが使用するデバイスの特性を理解し、それぞれの環境で最適な体験を提供できるよう、目次の設置場所と表示方法を慎重に検討することが、コンバージョンへと繋がるLP作りには不可欠です。

ランディングページの目次で失敗しないための鉄則3 デザインをシンプルにする

ランディングページ(LP)に目次を設置する場合、そのデザインはコンバージョン率(CVR)を左右する極めて重要な要素です。目次はあくまでユーザーの理解を助ける脇役であり、主役である商品やサービスの魅力、そしてCTA(Call To Action)ボタンを決して邪魔してはなりません。ここでは、LPの成果を最大化するための、シンプルかつ効果的な目次のデザインについて解説します。派手で目立つデザインは、かえってユーザーの集中を削ぎ、離脱の原因となることを念頭に置きましょう。

目立たせすぎずページに馴染ませる

目次のデザインで最も大切なのは、LP全体のデザインコンセプトから浮かないように「馴染ませる」ことです。ユーザーが自然にコンテンツを読み進める流れを妨げず、必要な時だけ参照できる控えめな存在であるべきです。具体的には、以下の3つの要素に注意しましょう。

  • 配色:LPのベースカラーやサブカラーを基調とし、統一感を持たせます。CTAボタンで使われるような強いアクセントカラーの使用は避け、視覚的な優先順位を明確に区別することが重要です。
  • フォント:本文と同じフォントファミリーを使用し、サイズも本文より少し大きい程度に留めます。過度に太くしたり、特殊なフォントを使ったりすると、目次だけが悪目立ちしてしまいます。
  • 装飾:ドロップシャドウやグラデーション、派手なアイコンなどの過剰な装飾は不要です。シンプルな罫線や背景の薄い塗りつぶしなど、最小限の装飾で十分に機能します。

目指すべきは、「主張はしないが、探せばすぐに見つかる」という絶妙なバランスです。CTAボタンと目次のどちらが重要かは明白です。ユーザーの視線をCTAから奪わないよう、細心の注意を払いましょう。

デザイン要素推奨されるデザイン(馴染ませる)避けるべきデザイン(悪目立ち)
配色LPのベースカラーやグレートーンを基調とするCTAボタンと同じ色や、原色などの派手な色を使う
フォントサイズ本文テキストより少し大きい程度(例: 1.1倍〜1.2倍)見出し(h2)と同等かそれ以上に大きくする
装飾シンプルな罫線や、ごく薄い背景色立体的なボタン、アニメーション、派手なアイコン

アコーディオン形式でスッキリ見せる

特に項目数が多くなりがちな目次や、スマートフォンでの閲覧を考慮する場合、「アコーディオン形式」のUIが非常に有効です。アコーディオン形式とは、タイトル部分をクリックすると詳細な項目リストが開閉する仕組みのことです。

この形式を採用する最大のメリットは、情報量を圧縮し、ページの見た目をスッキリさせられる点にあります。常にすべての項目が表示されているわけではないため、ユーザーは視覚的なノイズに惑わされることなく、まずはLPのメインコンテンツに集中できます。そして、全体像を把握したい、あるいは特定の情報に直接アクセスしたいと考えたユーザーだけが、能動的に目次を開くというアクションを取ります。

アコーディオン形式の目次は、ユーザビリティの向上に大きく貢献します。

  • 省スペース化:ファーストビューを圧迫せず、LPの導入部分(キャッチコピーやメインビジュアル)の訴求力を損ないません。
  • 情報へのアクセス性:ユーザーは自分に関心のある項目だけを展開して確認できるため、情報過多によるストレスを感じにくくなります。
  • デザインの簡潔さ:ページ全体のレイアウトがシンプルになり、洗練された印象を与えます。

WordPressでLPを制作している場合、特別なプラグインを導入しなくても、ブロックエディタの「詳細」ブロックなどを使えば簡単にアコーディオンUIを実装できます。目次を設置する際は、ユーザー体験を損なわないための選択肢として、アコーディオン形式を積極的に検討しましょう。

ランディングページへの正しい目次の設置方法と作り方

ランディングページに目次を設置すると決めたら、次は具体的な実装方法です。ここでは、HTMLを直接編集する方法と、WordPressのプラグインを利用する方法の2つを、それぞれのメリット・デメリットを踏まえながら詳しく解説します。ご自身のスキルやサイトの環境に合わせて最適な方法を選びましょう。

HTMLのアンカーリンクを使った基本的な実装

まず、最も基本的な方法がHTMLのアンカーリンク機能を使う方法です。この方法なら、特別なツールやプラグインは不要で、HTMLの知識さえあればどんな環境のランディングページにも実装できます。ページの表示速度への影響がほとんどない点も大きなメリットです。

実装は大きく分けて2つのステップで行います。

  1. リンク先(ジャンプさせたい場所)の準備
    目次の項目をクリックした際に表示させたい各セクションの見出しタグ(など)に、固有の「id属性」を付けます。このidが、ジャンプするための目印となります。<h3 id="feature1">特徴1 サービスやプランが複数ある</h3>
    <p>ここに本文が入ります...</p>

    <h3 id="feature2">特徴2 非常に長くスクロール量が多い</h3>
    <p>ここに本文が入ります...</p>

  2. リンク元(目次)の作成
    次に、目次本体を作成します。リストタグ(<ul>や<ol>)を使い、各項目をaタグで囲みます。aタグのhref属性には、先ほど設定したid名の前に「#」を付けた値を指定します。これにより、クリックした際にページ内の該当idを持つ要素までスクロールするようになります。<div class="toc">
    <p>目次</p>
    <ul>
    <li><a href="#feature1">特徴1 サービスやプランが複数ある</a></li>
    <li><a href="#feature2">特徴2 非常に長くスクロール量が多い</a></li>
    </ul>
    </div>

id属性を設定する際の重要な注意点

アンカーリンクを正しく機能させるためには、id属性の設定にいくつかのルールがあります。誤った設定はリンク切れの原因となるため、以下の点に注意してください。

  • ページ内で一意にする
    id名は、一つのHTMLページ内で重複してはいけません。必ずユニークな(他と被らない)名前を付けてください。同じid名が複数存在すると、ブラウザはどちらにジャンプすればよいか判断できず、意図通りに動作しません。

  • 命名規則を守る
    id名には半角英数字、ハイフン(-)、アンダースコア(_)を使用するのが一般的です。日本語や全角文字、スペースは避けましょう。また、名前の先頭を数字にするのも避けた方が無難です。

  • シンプルで分かりやすい名前にする
    「section-1」や「merit-2」のように、そのidがどのセクションを指しているのかが分かりやすい名前にすると、後からコードを修正する際のメンテナンス性が向上します。

WordPressで目次を自動生成するプラグイン

ウェブサイトがWordPressで構築されている場合、目次生成プラグインを利用するのが最も手軽で効率的な方法です。HTMLやCSSの知識がなくても、管理画面から簡単な設定を行うだけで、デザイン性の高い目次を自動で挿入できます。

ここでは、日本国内で開発され、高機能で人気のある「Rich Table of Contents (RTOC)」を例に、導入方法と使い方を解説します。

Rich Table of Contents (RTOC) の基本的な使い方

RTOCを使えば、記事内の見出しタグ(h2, h3など)を自動で抽出し、目次を生成してくれます。基本的な導入手順は以下の通りです。

  1. インストールと有効化
    WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」と進み、「Rich Table of Contents」で検索します。表示されたプラグインをインストールし、有効化します。

  2. 基本設定の確認
    管理画面の「RTOC設定」から、目次を自動で表示させる条件などを設定します。ランディングページにのみ手動で設置したい場合は、自動挿入のチェックを外し、後述するショートコードを使うのがおすすめです。

  3. デザインのカスタマイズ
    「デザイン設定」タブで、目次の見た目を細かくカスタマイズできます。ランディングページのデザインを邪魔しないよう、色や枠線、フォントサイズなどを調整しましょう。プリセットのデザインから選ぶことも可能です。

  4. ショートコードで任意の位置に設置
    自動挿入をオフにしている場合、目次を設置したい場所に以下のショートコードを記述します。

    Contents

    これにより、LP内の最適な位置(例えば、ファーストビューの直後など)にだけ目次を表示させることができます。

プラグイン利用時のパフォーマンスへの配慮

プラグインは非常に便利ですが、多用するとサイトの表示速度に影響を与える可能性があります。特にコンバージョンを目的とするランディングページにおいて、ページの読み込み速度は生命線です。

以下の表は、プラグインを利用する際に考慮すべき点と対策をまとめたものです。

考慮すべき点具体的な対策
サイトの表示速度

多機能なプラグインは読み込むファイルが多く、速度低下の原因になり得ます。使用していないプラグインは停止・削除し、必要最低限の構成を保つように心がけましょう。また、キャッシュ系プラグインを導入してサイト全体を高速化するのも有効です。

他のプラグインとの競合

特定のプラグイン同士の組み合わせによっては、予期せぬ不具合が発生することがあります。目次が正常に表示されない場合は、一度他のプラグインを無効化して原因を特定する「プラグイン競合チェック」を行いましょう。

アップデートと互換性

WordPress本体やテーマ、他のプラグインのアップデートに伴い、目次プラグインが正常に動作しなくなる可能性があります。定期的にプラグインを最新の状態に保ち、万が一の不具合に備えてサイトのバックアップを取っておくことが重要です。

HTMLでの手動実装は手間がかかるものの、表示速度やカスタマイズの自由度が高いというメリットがあります。一方、プラグインは手軽に高機能な目次を実装できる反面、パフォーマンスへの配慮が必要です。それぞれの特性を理解し、あなたのランディングページに最適な方法を選択してください。

まとめ

本記事では、ランディングページにおける目次の必要性や、設置する際の鉄則について解説しました。ランディングページの最大の目的はコンバージョン獲得であり、ユーザーの読む流れを断ち切ってしまう目次は、離脱を招きCTAへの到達率を下げるリスクがあるため、基本的には設置しない方が賢明です。

ただし、「複数のサービスやプランがある」「非常に長い」「情報提供が主目的」といった特徴を持つランディングページでは、ユーザビリティ向上の観点から目次の設置が有効なケースもあります。

もし目次を設置する場合は、コンバージョン率の低下を防ぐために以下の3つの鉄則を必ず守りましょう。

  • 鉄則1:結論ファーストの構成を維持し、目次項目でベネフィットを伝える
  • 鉄則2:ファーストビューを避け、追従サイドバーなどに配置する
  • 鉄則3:ページに馴染むシンプルなデザインを心がける

ランディングページの目的と特性を正しく理解し、目次の設置が本当に必要か慎重に判断することが、成果を最大化するための鍵となります。この記事を参考に、あなたのランディングページの改善にぜひお役立てください。

この記事を書いた人

Atsushi

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