リスティング広告
2022.10.28
WEB Marketing Journal
今回はリスティング広告について解説します。
リスティング広告の基礎を知りたい方や、Web広告を出そうと検討している中でリスティング広告を知った方向けにわかりやすく解説します。
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに合わせて検索結果に表示される広告のことです。
このように基本的には上部に表示され、左上に「広告」と書かれているものはリスティング広告になります。
リスティング広告はクリック課金制という仕組みで、その名の通り、広告がクリックされた際にのみ費用が発生します。広告が表示されただけでは料金は発生しない点が他の広告と大きく異なる点です。
リスティング広告の掲載順位は「広告ランク」が高い順に表示されるようになっています。
広告ランクは「入札単価×広告の品質」という計算式で求められます。
リスティング広告における入札単価とは「1回のクリックに対して支払える上限額」で、ご自身で設定していただけます。「広告の品質」は広告のクリック率、検索語句と広告の関連性、リンク先ページの品質などからGoogleが判定して決定されます。これらの要素を複合的に判断して「広告ランク」が決まり、リスティング広告の掲載順位が決定されます。
このように、リスティング広告は、入札という言葉の通りオークション形式で掲載順位が決まるのですが、入札単価が高ければ高いほど上位で表示されるというわけではない点に注意が必要です。逆に、入札単価が低すぎても広告掲載機会の損失となる可能性もあるため適切な予算を設定しましょう。
リスティング広告の配信の始め方についてご紹介します。
ここで紹介する基本的な流れはGoogle広告とYahoo!検索広告どちらも同じです。
まずはこちらをクリックし、画面の案内に沿って入力を進めて頂くとアカウントが開設できます。
>Google広告
アカウントが開設できたら、配信条件を設定します。
広告は大きい順からキャンペーン、広告グループ、広告とカテゴリが分かれています。
まずは一番大きいカテゴリのキャンペーンの配信条件を設定します。
配信条件の内容は【配信地域、配信日時、一日の予算、クリック単価の最大値】などになるのでこれらをご自身の配信したい条件に合わせて設定します。
次にキャンペーンの設定ができたら、広告グループを作成します。
広告グループでは、キーワードを設定します。キーワードは複数設定できるので、どのようなキーワードで検索されたときに広告を表示させたいかを考えて設定しましょう。
最後に、広告を作成します。
広告ではリンク先のURLと実際広告が表示されたときの見出し、説明文を設定します。
これらは複数作成することができ、組み合わせも複数パターンできます。
広告見出しと説明文がクリックされるかどうかに大きく関わるため、ユーザーの心を動かすような魅力的で訴求力の高い文章を考えて設定しましょう。
設定が完了したら、配信開始です!
配信開始後も編集可能なので、思ったように数字が伸びなければキーワードや見出し、説明文を見直してみましょう。
次にリスティング広告のメリットを4つご紹介します。
1つ目のメリットは購買意欲の高いユーザーにアプローチできることです。
リスティング広告は、すべてのユーザーにランダムに広告が表示されるわけではなく、ユーザーが検索したキーワードに対して表示されるため、興味・関心度が高いユーザーに対してのみ効果的に広告を出せます。さらに、リスティング広告は、配信地域や日時、年齢層なども設定できるため狙ったターゲットに対して広告を表示させることができる点もメリットといえます。
リスティング広告はリアルタイムで配信している広告の成果を確認できます。
どのくらいの予算を使ってどんな成果が出たのかをリアルタイムで確認することで臨機応変に改善が可能であるため、ロスを少なくし費用対効果を最大限高めることができます。
前述の通り、アカウントを作り広告の設定をすれば即日配信開始が可能で、配信停止や広告内容の編集もすぐに反映されます。
リスティング広告は予算に合わせて自由に設定できるため想定よりクリックされて予算がオーバーするという事態を防げます。さらに、集客したいタイミングに合わせて予算をコントロールしたり広告を停止することもできるため、状況に合わせて運用することが可能です。
次にリスティング広告のデメリットについて3つご紹介します。
リスティング広告は何らかのキーワードで検索しているユーザーに対して表示するため、ニーズや悩みが定まっておらず自主的な情報収集まで至っていない潜在層のユーザーにはアプローチが難しいです。
潜在層のユーザーにもアプローチしたい場合は他の方法と合わせて行う必要があります。
リスティング広告は、キーワードの単価がオークションによって決定されます。
そのため、人気のキーワードは単価が高くなる傾向があり、想定より予算が必要になる可能性があります。キーワードの選定の際にも分析が必要です。
リスティング広告は、表示される場所が検索結果一覧ページの一番上と一番下と固定されているため、広告慣れしているユーザーは「このエリアに表示されているものは広告」と無意識に視界から外してしまう傾向にあります。魅力的な広告文を表示できていても一定数のユーザーは見向きもしないということを想定しておきましょう。
リスティングの費用相場は目安として月20〜30万円程度です。
ですが、もちろん事業規模や売上に対する広告費の比率は目的によって差があるため、一日あたり数百円程度で運用することも一般的です。
ご自身の目的、予算に合わせて運用することができる点がリスティング広告のメリットでもあるため、成果が見えてきたら予算を増やすなどしてみるとよいでしょう。
リスティング広告の仕組みやメリット、デメリットを分かっていただけたかと思うので、最後にリスティング広告を成功させるためのコツを2つ説明します。
まずは獲得したいキーワードを洗い出しましょう。
キーワードを決める際にはGoogleの「キーワードプランナー」やYahoo!の「キーワードアドバイスツール」、関連ワードを洗い出せる「ラッコキーワード」などのツールを使うと役立ちます。
また、「このキーワードで検索された場合は広告を表示させない」という除外キーワードも設定できます。除外キーワードを設定することで成果が出る見込みの低い無駄なクリックを防ぐことができます。
さらに、ロングテールキーワードも狙って自社だけのキーワードを見つけられるとより良いでしょう。
ロングテールキーワードとは・・・ 複数のキーワードを組み合わせた検索ボリュームの小さいワードのこと。検索ボリュームが少ない分、よりニーズがはっきりしていたり成果に近いユーザーが検索している可能性が高いです。 |
リスティング広告はリアルタイムで成果を確認し、改善できる点がメリットとお伝えしたように、この点を上手く活用してリアルタイムで分析、検証し、必要な改善を素早く行うことが効果を最大化するために重要なポイントです。
ここまでリスティング広告の基礎について解説しました。
リスティング広告は低予算からでも即日配信が可能で、特定のキーワードに対して興味・関心度が高いユーザーへのアプローチが得意な広告ということが分かっていただけたかと思います。
実際に広告配信をするともっと深く理解できるため、ぜひ、少額からでもリスティング広告を始めてみてはいかがでしょうか。
アドバイスをもらいたい、広告運用は任せたい、ということであれば当社がお手伝いさせていただきますのでお気軽にお問い合わせください。
カゲヤマ
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