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2025.12.22

【完全ガイド】Webサイトの種類を一覧で徹底解説!目的別の選び方までわかる

Webサイト制作を検討する際、どんな種類があるか分からずお困りではありませんか?本記事では、ビジネスで使われるコーポレートサイトやECサイトから個人のブログまで、Webサイトの全種類を一覧で網羅的に解説します。結論、サイト制作の成功は「目的」に合った最適な種類を選ぶことが最も重要です。この記事を読めば、それぞれの特徴や役割の違いを理解し、あなたの目的にぴったりのサイトを選ぶ具体的な方法が明確になります。

Webサイトの種類とは?基本的な分類方法

Webサイトと一言でいっても、その目的や機能、デザインは多岐にわたります。企業の顔となる公式サイトから、個人が情報を発信するブログまで、インターネット上には無数のサイトが存在します。Webサイト制作を検討する際、まず「どのような種類のサイトが自分の目的に合っているのか」を理解することが成功への第一歩です。

この章では、具体的なサイトの種類を解説する前に、Webサイトを分類するための基本的な「3つの切り口」をご紹介します。この分類方法を理解することで、Webサイトの全体像を体系的に捉え、ご自身の目的に最適なサイト形式を見つける手助けとなるでしょう。

分類方法1:目的・用途による分類

最も基本的で重要な分類方法が、Webサイトの「目的」や「用途」による分類です。誰に、何を伝え、どのような行動を促したいのかによって、サイトの構成や必要な機能は大きく異なります。主な目的・用途で分類すると、Webサイトは以下の4つのカテゴリに大別できます。

カテゴリ主なサイトの種類主な目的・用途
ビジネス向けコーポレートサイト、ECサイト、採用サイト、サービスサイト、ランディングページ(LP)企業情報の発信、商品・サービスの販売、人材採用、ブランドイメージ向上、見込み客の獲得
個人・クリエイター向けポートフォリオサイト、個人ブログ、アフィリエイトサイト作品の公開、実績紹介、自己表現、情報発信、広告収入の獲得
メディア・コンテンツ系ニュースサイト、情報メディアサイト、動画配信サイト時事ニュースの配信、特定分野の専門的な情報提供、映像コンテンツの配信
コミュニティ・交流系SNS、掲示板サイト、マッチングサイトユーザー間のコミュニケーション促進、情報交換、利用者同士のマッチング

以降の章では、この分類に沿って各Webサイトの種類をより詳しく解説していきます。

分類方法2:ページの構成・更新方法による分類

Webサイトは、技術的な観点から「静的サイト」と「動的サイト」の2種類に分類することもできます。これはサイトの表示速度や更新のしやすさ、実装できる機能に大きく関わる重要な違いです。

静的サイトとは?

静的サイトとは、あらかじめ作成されたHTMLファイルがサーバーに保存されており、誰がいつアクセスしても同じ内容が表示されるWebサイトのことです。例えるなら、印刷されたパンフレットのようなもので、内容を変更するにはHTMLファイルを直接編集し、再度サーバーにアップロードする必要があります。

シンプルな構造のため、ページの表示速度が非常に速く、セキュリティリスクが低いというメリットがあります。一方で、専門知識がないと更新が難しく、頻繁な情報更新には向いていません。会社の基本情報だけを掲載するシンプルなコーポレートサイトや、広告用のランディングページ(LP)などで採用されることがあります。

動的サイトとは?

動的サイトとは、ユーザーがアクセスするたびに、プログラムがデータベースから情報を取得してページを生成し、ユーザーや状況に応じて表示内容が変化するWebサイトのことです。WordPressなどのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を利用して作られるサイトの多くが、この動的サイトにあたります。

ブログ記事の追加やECサイトの商品登録など、専門知識がなくても管理画面から簡単にコンテンツを更新できるのが最大のメリットです。また、会員機能や検索機能、コメント機能といった複雑な機能も実装できます。現代のWebサイトの主流はこちらですが、静的サイトに比べてサーバーへの負荷が大きく、表示速度がやや遅くなる傾向があり、セキュリティ対策もより重要になります。

項目静的サイト動的サイト
表示内容常に同じアクセスに応じて変化する
表示速度速いやや遅い傾向
更新のしやすさ専門知識が必要管理画面から簡単
機能限定的複雑な機能も実装可能
セキュリティ比較的高い対策が重要
代表例シンプルなLP、小規模な公式サイトブログ、ECサイト、ニュースサイト、SNS

分類方法3:デザイン・レイアウトによる分類

Webサイト全体のページ構成、つまりデザインやレイアウトによっても分類することができます。主に「シングルページサイト」と「マルチページサイト」の2つに分けられます。

シングルページサイト

シングルページサイトとは、その名の通り、1枚の縦に長いページで全てのコンテンツを完結させる構成のWebサイトです。ユーザーはスクロールするだけで必要な情報を得ることができ、ページ遷移が発生しません。ストーリー性を持たせて商品やサービスを紹介するランディングページ(LP)や、作品をシンプルに見せたいポートフォリオサイトなどでよく採用されるレイアウトです。

情報を直線的に伝えやすく、ユーザーの離脱を防ぎやすいというメリットがありますが、情報量が多すぎるとページが長くなりすぎてしまい、かえって利便性を損なう可能性があります。

マルチページサイト

マルチページサイトとは、トップページ、会社概要、サービス一覧、お問い合わせなど、複数のページで構成される最も一般的な形式のWebサイトです。コーポレートサイトやECサイト、メディアサイトなど、多くの情報量を整理して体系的に見せる必要がある場合に適しています。

各ページで役割を分担できるため、膨大な情報でもユーザーが迷うことなく目的のページにたどり着けるよう設計できます。また、ページごとにSEO対策を行えるため、検索エンジンからの集客においても有利な構造です。

これらの分類方法はそれぞれ独立したものではなく、相互に関連し合っています。例えば、「ビジネス目的(目的別)で、WordPress(CMS)を使った動的サイト(構成別)を、複数のページを持つマルチページサイト(デザイン別)として制作する」といったように、これらの要素を組み合わせて一つのWebサイトが形作られているのです。

ビジネス向けWebサイトの種類

ビジネス活動において、Webサイトは顧客との接点となり、企業の成長を支える重要なマーケティングツールです。しかし、その目的によって制作すべきWebサイトの種類は大きく異なります。「自社の認知度を高めたい」「商品をオンラインで販売したい」「優秀な人材を採用したい」など、目的に合致したサイトを選択することが成功の鍵となります。ここでは、ビジネスシーンで活用される代表的なWebサイトの種類を、それぞれの役割や特徴とともに詳しく解説します。

コーポレートサイト(企業サイト)

コーポレートサイトは、企業の「顔」ともいえる公式Webサイトです。株主、顧客、取引先、求職者など、あらゆるステークホルダーに対して、企業の基本情報や活動内容を正確に伝え、社会的な信頼性を獲得することを主な目的とします。名刺や会社案内に記載される公式サイトであり、企業のブランディングにおける中核を担います。

サイト内には、会社概要や事業内容といった基本的な情報から、投資家向けのIR情報、最新のニュースリリースまで、企業の公式情報を網羅的に掲載します。デザインは企業のブランドイメージを反映した、信頼感や誠実さが伝わるものが求められます。

項目内容
主な目的企業の信頼性向上、ブランディング、ステークホルダーへの情報提供、問い合わせ窓口
主なコンテンツ会社概要、企業理念・ビジョン、事業内容、製品・サービス紹介、IR情報、プレスリリース、実績紹介、採用情報、お問い合わせフォーム
制作費用の相場50万円~300万円程度(ページのボリュームや機能により変動)
代表的な事例トヨタ自動車株式会社や株式会社日立製作所など、上場企業の公式サイト全般

ECサイト(オンラインショップ)

ECサイト(Eコマースサイト)は、インターネット上で商品やサービスを販売するためのWebサイトです。オンラインショップとも呼ばれ、直接的な売上向上を目的として構築されます。物理的な店舗を持たずに全国、あるいは世界中の顧客をターゲットにできるのが大きな特徴です。

ユーザーが商品を検索し、カートに入れ、決済を完了するまでの一連の流れをスムーズに行える機能が不可欠です。商品管理、在庫管理、顧客管理といったバックエンドのシステムも重要となります。近年では、ShopifyやBASEといったASPサービスを利用して手軽に開設する方法から、EC-CUBEなどのオープンソースやフルスクラッチで独自の高機能なサイトを構築する方法まで、様々な選択肢があります。

項目内容
主な目的商品・サービスのオンライン販売、売上向上、新規顧客の獲得
主な機能・コンテンツ商品一覧・詳細ページ、検索機能、ショッピングカート機能、オンライン決済機能、会員登録・マイページ機能、レビュー機能
制作費用の相場80万円~500万円以上(扱う商品数や決済システムの複雑さにより大きく変動)
代表的な事例ユニクロ公式オンラインストア、ZOZOTOWN、Amazon、楽天市場

ランディングページ(LP)

ランディングページ(Landing Page、LP)は、Web広告やSNS、メールマガジンなどを経由して訪れたユーザーが最初に「着地(Land)」するページです。最大の特徴は、特定の商品やサービスの購入、問い合わせ、資料請求といった単一のコンバージョン(成果)達成に特化している点です。そのため、他のページへのリンクを極力排除し、ユーザーが目的のアクション以外に気を取られないような縦長の1枚構成のデザインが多く採用されます。

ユーザーの興味を引きつけるキャッチコピー、商品の魅力を伝えるビジュアル、利用者の声、限定オファーなどを効果的に配置し、訪問者の購買意欲や行動意欲を最大限に高めるストーリーテリングが重要です。Webマーケティング施策において、費用対効果を最大化するための重要な要素となります。

項目内容
主な目的商品購入、問い合わせ、資料請求、セミナー申し込みなど、特定のコンバージョン獲得
主なコンテンツキャッチコピー、共感を呼ぶ導入文、商品・サービスのベネフィット訴求、お客様の声・実績、よくある質問、アクションを促すボタン(CTA)、入力フォーム
制作費用の相場30万円~100万円程度(デザインやコンテンツのボリューム、マーケティング分析の有無による)
代表的な事例健康食品や化粧品の通販、情報商材の販売、各種スクールの生徒募集ページなど

採用サイト

採用サイトは、その名の通り、人材採用を目的として作られるWebサイトです。コーポレートサイトの一部として採用情報ページを設ける場合もありますが、より積極的に採用活動を行いたい企業は、独立した採用サイトを構築します。求職者という特定のターゲットに向けて、企業の文化やビジョン、働く環境の魅力を深く伝えることで、応募者の質と量を向上させ、採用におけるミスマッチを防ぐ役割を担います。

募集要項といった事務的な情報だけでなく、社員インタビューや一日の仕事の流れ、キャリアパスの紹介、社内イベントの様子など、求職者が「この会社で働きたい」と感じるような、共感を呼ぶコンテンツが中心となります。企業の「人」に焦点を当てたブランディングが求められます。

項目内容
主な目的優秀な人材の確保、応募者数の増加、採用ブランディング、採用ミスマッチの防止
主なコンテンツ募集要項、企業理念・ビジョン、代表メッセージ、社員インタビュー、福利厚生、キャリアパス紹介、オフィス紹介、エントリーフォーム
制作費用の相場50万円~200万円程度(動画コンテンツの有無やページ数による)
代表的な事例株式会社サイバーエージェントや株式会社メルカリなど、多くの企業が独自の採用サイトを運営

サービスサイト

サービスサイトは、企業が提供する特定の製品やサービスについて、詳細な情報を提供するためのWebサイトです。コーポレートサイトが「企業」全体を紹介するのに対し、サービスサイトは「製品・サービス」そのものに焦点を当て、見込み客の獲得(リードジェネレーション)や理解促進を直接的な目的とします。

サービスがどのような課題を解決できるのか、具体的な機能、料金プラン、導入事例などを分かりやすく紹介します。特にBtoB(企業向け)サービスでは、導入を検討している担当者が社内で稟議を通すための材料となる、詳細な資料をダウンロードできる機能も重要です。ターゲット顧客の課題解決に貢献する情報を提供することで、製品への信頼を高め、商談へと繋げます。

項目内容
主な目的見込み客の獲得、製品・サービスの理解促進、販売促進、ブランディング
主なコンテンツサービスの特徴・強み、機能一覧、料金プラン、導入事例、お客様の声、よくある質問、お役立ち資料ダウンロード、お問い合わせ・デモ申し込みフォーム
制作費用の相場50万円~300万円程度(コンテンツの専門性や機能の複雑さによる)
代表的な事例Sansan株式会社の法人向け名刺管理サービス「Sansan」のサイト、株式会社セールスフォース・ジャパンの「Salesforce」のサイトなど

個人・クリエイター向けWebサイトの種類

ビジネス目的だけでなく、個人やクリエイターが自身のスキルや作品をアピールしたり、趣味や専門知識を発信したりするためにもWebサイトは非常に有効なツールです。ここでは、自己表現や収益化を目的とした個人・クリエイター向けの代表的なWebサイトの種類を3つご紹介します。

ポートフォリオサイト

ポートフォリオサイトとは、デザイナー、エンジニア、フォトグラファー、ライターなどのクリエイターが、自身の作品や実績を公開するためのWebサイトです。いわば、自身のスキルや実績を視覚的に証明するための「Web上の名刺」とも言える存在です。就職・転職活動や、フリーランスとして案件を獲得する際に、自身の能力を具体的にアピールする上で欠かせません。

ポートフォリオサイトの主な目的

  • 自身のスキルや実績の提示
  • 就職・転職活動における自己PR
  • フリーランスとしての営業・案件獲得
  • 自己ブランディングの確立

掲載すべき主要なコンテンツ

ポートフォリオサイトの価値は、掲載されるコンテンツの質によって大きく左右されます。最低限、以下の要素は盛り込むようにしましょう。

  • プロフィール: 氏名、経歴、保有スキル(使用可能なツールやプログラミング言語など)、得意分野を記載します。顔写真を掲載すると信頼性が高まります。
  • 作品・実績紹介: これまで手掛けた制作物を掲載します。単に作品を並べるだけでなく、プロジェクトの概要、担当範囲、制作意図、使用した技術、制作期間などを具体的に記述することで、思考プロセスや対応能力を効果的に伝えられます。
  • お問い合わせフォーム: 仕事の依頼や相談をスムーズに受け付けるための窓口です。メールアドレスを直接記載するよりも、スパム対策の観点からフォームの設置が推奨されます。
  • 連絡先・SNSリンク: メールアドレス以外の連絡手段や、活動を発信しているSNSアカウントへのリンクを掲載します。

個人ブログ

個人ブログは、特定のテーマや日常の出来事について、個人の視点で情報を発信するWebサイトです。趣味の記録、専門知識のアウトプット、体験談の共有など、その目的は多岐にわたります。WordPressなどのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を利用して独自に構築するケースのほか、はてなブログやnoteといったブログサービスを利用して手軽に始めることも可能です。

継続的な情報発信を通じて読者(ファン)との関係を築き、自身の専門性や影響力を高めることができるのが大きな特徴です。発信した情報が読者の役に立つことで、広告収入やアフィリエイトによる収益化に繋がる可能性も秘めています。

個人ブログの主な目的

  • 趣味や専門知識に関する情報発信
  • 自身の考えや体験の記録・共有(備忘録)
  • 同じ興味を持つ人々とのコミュニティ形成
  • 広告収入やアフィリエイトによる収益化
  • 専門家としてのセルフブランディング

アフィリエイトサイト

アフィリエイトサイトは、アフィリエイト(成果報酬型広告)によって収益を得ることを主な目的として構築されたWebサイトです。サイト内で特定の商品やサービスを紹介し、訪問者がそのサイト経由で購入や契約に至った場合に、成果に応じた報酬がサイト運営者に支払われる仕組みです。

個人ブログが情報発信を主軸とするのに対し、アフィリエイトサイトは収益化を最優先の目的として設計される点が大きく異なります。そのため、特定のジャンルに特化し、読者の購買意欲を掻き立てるようなレビュー記事や比較記事がコンテンツの中心となります。成功のためには、SEO(検索エンジン最適化)に関する深い知識と、読者の悩みを解決する信頼性の高いコンテンツ作成能力が不可欠です。

個人ブログとアフィリエイトサイトの違い

両者は似ている部分もありますが、主目的やコンテンツの方向性に明確な違いがあります。

項目個人ブログアフィリエイトサイト
主な目的情報発信、自己表現、読者との交流アフィリエイト広告による収益の最大化
コンテンツのテーマ運営者の興味関心に基づき、比較的自由収益性の高い特定ジャンルに特化
コンテンツの方向性日記、エッセイ、ノウハウ共有など多岐にわたる商品レビュー、比較、ランキングなど購買に繋がりやすい内容が中心
重要視される要素運営者の個性、独自性、更新頻度SEO対策、キーワード選定、コンバージョン率(成約率)

メディア・コンテンツ系Webサイトの種類

メディア・コンテンツ系Webサイトとは、記事、動画、音声などのコンテンツを制作・配信し、情報発信を主な目的とするサイトの総称です。多くのユーザーに有益な情報を提供することでアクセス数を集め、広告収益やサブスクリプション(月額課金)などでマネタイズするのが一般的です。ユーザーの検索意図に応える質の高いコンテンツ制作と、SEO対策が成功の鍵を握ります。

ニュースサイト

ニュースサイトは、国内外の時事問題、政治、経済、スポーツ、エンターテインメントなど、社会で起きている最新の出来事を報道するWebサイトです。情報の速報性と信頼性が極めて重要視されます。新聞社やテレビ局などの報道機関が運営するものから、Web専門のメディアまで形態は様々です。

項目詳細
主な目的最新情報の提供、世論形成、アクセス数に応じた広告収益の獲得
特徴
  • 非常に高い更新頻度と速報性が求められる
  • 情報の正確性・客観性・信頼性が不可欠
  • 膨大な数の記事を扱うため、カテゴリ分類や検索機能が重要
主な収益源ディスプレイ広告、記事広告(タイアップ広告)、有料会員登録
代表的な例Yahoo!ニュース、朝日新聞デジタル、NHK NEWS WEB、SmartNews

情報メディアサイト

情報メディアサイトは、特定のジャンルやテーマに特化し、読者の悩み解決や知識欲を満たすための専門的な情報を提供するWebサイトです。ハウツー記事、レビュー、コラム、インタビューなど、多様な形式のコンテンツで構成されます。企業のオウンドメディアもこの一種に含まれ、コンテンツマーケティングの拠点として活用されることも多いです。Googleからの評価を得る上で、専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)が特に重要となります。

項目詳細
主な目的専門分野での情報提供、読者との信頼関係構築、ブランディング、見込み客の獲得
特徴
  • 特定のテーマを深く掘り下げた、網羅性の高いコンテンツが中心
  • 読者の検索意図を的確に捉えたSEO対策が不可欠
  • 情報の鮮度よりも、普遍的で価値の高いコンテンツ(エバーグリーンコンテンツ)が重視される傾向
主な収益源アフィリエイト広告、ディスプレイ広告、記事広告、自社商品・サービスへの送客
代表的な例ferret(Webマーケティング)、マイナビニュース(総合情報)、北欧、暮らしの道具店(ライフスタイル)

動画配信サイト

動画配信サイトは、映画、ドラマ、アニメ、バラエティ、教育コンテンツなど、動画コンテンツの視聴を主目的としたWebサイトです。VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスとも呼ばれます。ユーザーが投稿するプラットフォーム型と、運営者がコンテンツを提供するサービス型に大別されます。安定したストリーミング技術と、ユーザーが求める動画を見つけやすいUI/UXが重要です。

項目詳細
主な目的動画コンテンツによるエンターテインメント・学習機会の提供、会員登録や視聴による収益獲得
特徴
  • 大容量のデータを扱うため、高速で安定したサーバーインフラが必要
  • 視聴履歴に基づくレコメンド機能で、ユーザーの継続利用を促す
  • スマートフォン、PC、テレビなどマルチデバイスへの対応が必須
主な収益源月額課金(サブスクリプション)、広告収入(インストリーム広告など)、PPV(ペイ・パー・ビュー)
代表的な例YouTube、Netflix、Amazonプライム・ビデオ、TVer、ニコニコ動画

コミュニティ・交流系Webサイトの種類

コミュニティ・交流系Webサイトとは、ユーザー同士のコミュニケーションや情報交換、つながりの形成を主な目的としたWebサイトの総称です。ユーザーが主体的にコンテンツを生成するUGC(User Generated Content)が中心となることが多く、活発なコミュニティはサイトへの高いエンゲージメントと継続的なアクセスを生み出します。

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)

SNSは、個人や企業がプロフィールを登録し、インターネット上で社会的なネットワークを構築するためのプラットフォームです。テキスト、画像、動画など多様な形式で情報を発信・共有し、他者とつながることでコミュニケーションを図ります。リアルタイム性の高い情報拡散力と、強固な人間関係の構築が大きな特徴です。

SNSのタイプ特徴代表的な国内サービス例
テキスト中心型短文の投稿を主体とし、リアルタイムな情報共有や意見交換が活発に行われる。拡散力が非常に高い。X (旧Twitter)
ビジュアル中心型写真や動画の投稿がメイン。インスタ映えという言葉に代表されるように、視覚的な魅力や世界観の表現に適している。Instagram, Pinterest
動画共有型ユーザーが作成した動画コンテンツを投稿・共有・視聴するプラットフォーム。エンターテイメントから学習まで幅広いジャンルを扱う。YouTube, TikTok
ビジネス特化型キャリアやビジネス上のつながりを構築することに特化。専門知識の共有や人材採用、ビジネスパートナー探しに利用される。LinkedIn

主な収益モデルは、ユーザーデータに基づいたターゲティング広告や、企業向けの有料アカウント機能、インフルエンサーマーケティングなどが挙げられます。

掲示板サイト

掲示板サイトは、特定のテーマ(スレッド)に沿って、複数のユーザーがテキストベースで意見交換や情報共有を行うWebサイトです。多くの場合、匿名での投稿が可能であり、本音に基づいた議論や専門的な情報のやり取りが活発に行われる点が特徴です。古くから存在するWebサイトの形態であり、今なお根強い人気を誇ります。

掲示板のタイプ特徴代表的な国内サービス例
総合掲示板政治、経済、エンタメ、趣味など、あらゆるジャンルの話題を網羅的に扱う大規模な掲示板。5ちゃんねる (旧2ちゃんねる)
Q&Aサイトユーザーが抱える疑問や悩みを投稿し、他のユーザーがそれに回答する形式に特化したサイト。集合知を活用した問題解決の場。Yahoo!知恵袋, 教えて!goo
口コミ・レビューサイト商品やサービス、店舗などに関するユーザーの体験談や評価が集まるサイト。購買や意思決定の際の重要な情報源となる。食べログ, 価格.com, @cosme

収益モデルとしては、サイト内に表示されるディスプレイ広告やアフィリエイト広告が主流です。また、口コミサイトでは店舗や企業向けの有料掲載プランを提供しているケースも多く見られます。

マッチングサイト

マッチングサイトは、特定の目的やニーズを持つ個人や企業同士を引き合わせ、結びつけることを目的としたWebサイトです。恋愛・婚活からビジネス、スキルシェアまで、その領域は多岐にわたります。特定の目的を持つユーザーを効率的に結びつけるプラットフォームとしての役割を担い、近年急速に市場を拡大しています。

マッチングのタイプ特徴代表的な国内サービス例
恋愛・婚活系恋愛や結婚を希望する男女を結びつける。詳細なプロフィールや検索機能、メッセージ機能が充実している。Pairs, Omiai
ビジネス・人材系企業と求職者、または仕事の発注者と受注者を結びつける。転職、副業、フリーランスの案件探しなどに利用される。ビズリーチ, ランサーズ, クラウドワークス
スキルシェア系個人が持つ知識やスキル、経験を商品として提供し、それを必要とする人と結びつける。ココナラ, ストアカ
モノ・空間のシェア系個人や企業が所有する遊休資産(空き部屋、駐車場、車など)を、それを借りたい人と結びつける。Airbnb, akippa

収益モデルは多様で、ユーザーが支払う月額利用料、マッチング成立時に発生する成果報酬(手数料)、情報を掲載する企業側が支払う掲載料などが一般的です。

目的別Webサイトの種類の選び方

Webサイト制作を成功させる上で最も重要なのは、「何のためにサイトを作るのか」という目的を明確にすることです。目的が定まれば、数あるWebサイトの種類の中から最適な選択肢が見えてきます。ここでは、代表的な3つの目的「集客」「売上向上」「ブランディング」に分け、それぞれに適したWebサイトの種類とその選び方を詳しく解説します。

集客を重視する場合

集客目的のWebサイトとは、自社の製品やサービスを知らない潜在顧客にアプローチし、見込み客へと育成することを主眼に置いたサイトです。検索エンジン経由でのアクセス(自然検索流入)や、SNSからの流入を増やすために、ユーザーにとって価値のある情報を継続的に発信することが成功の鍵となります。コンテンツマーケティングやSEO(検索エンジン最適化)と非常に親和性が高いのが特徴です。

集客を最大化するためには、複数のサイトを連携させる戦略も有効です。例えば、情報メディアサイトで集めたユーザーを、より具体的な情報を提供するサービスサイトや、購入を促すランディングページへ誘導するといった流れを設計します。

Webサイトの種類集客における役割主な施策
サービスサイト特定のサービスに関する深い情報を提供し、興味・関心を持つユーザーを集める。課題解決の手段としてサービスを認知させる。導入事例、顧客の声、お役立ち資料、詳細な機能紹介などのコンテンツを充実させる。
情報メディアサイト(オウンドメディア)ターゲット層が興味を持つテーマで幅広い情報(ノウハウ、トレンド、調査レポートなど)を発信し、潜在顧客との接点を作る。SEOを意識した記事コンテンツの定期的な更新。キーワード戦略が重要となる。
個人ブログ専門分野や特定のテーマに関する質の高い記事を発信し、個人の専門性やファンを基盤に集客する。専門知識や体験談に基づいた独自性の高いコンテンツ作成。SNSとの連携も効果的。
ランディングページ(LP)Web広告やSNS広告の受け皿として、特定のターゲットに特化した情報を提示し、問い合わせや資料請求などのアクションを促す。広告のキーワードやクリエイティブと連動させたコンテンツ設計。コンバージョンへの導線を最適化する。

売上向上を目指す場合

売上向上を目的とする場合、Webサイトは単なる情報提供の場ではなく、直接的な販売や成約に結びつけるための「営業ツール」としての役割が求められます。ユーザーがスムーズに購入や申し込みといった行動(コンバージョン)に至れるよう、決済機能の実装や、分かりやすい導線設計が不可欠です。

特にECサイトでは、商品の魅力を最大限に伝える写真や説明文、そしてユーザーが安心して購入できる信頼性の担保が売上を大きく左右します。サービスサイトやLPでは、いかにユーザーの不安を解消し、問い合わせへのハードルを下げられるかがポイントになります。

Webサイトの種類売上への貢献方法向いている商材・サービス
ECサイト(オンラインショップ)Webサイト上で直接商品を販売し、売上を上げる。カート機能や決済システムが必須。アパレル、食品、雑貨、家電などの有形商材全般。ダウンロード形式のデジタルコンテンツ。
サービスサイトサービスの魅力を伝え、問い合わせや見積もり依頼を獲得することで、オフラインでの契約・売上につなげる。コンサルティング、Web制作、士業、不動産仲介などの無形商材や高額サービス。
ランディングページ(LP)単一の商品やサービスに特化して訴求し、購入や申し込みなどのコンバージョン率を最大化する。化粧品、健康食品などの単品通販。セミナーやイベントの申し込み、資料請求。

ブランディングを強化する場合

ブランディングとは、企業やサービスに対する共感や信頼を育み、独自の価値を市場に浸透させる活動です。ブランディング目的のWebサイトでは、世界観やビジョン、企業文化といった目に見えない価値を、デザインやコンテンツを通じて一貫性を持って伝えることが重要になります。短期的な売上よりも、中長期的なファン作りや企業価値の向上を目指します。

デザインの統一感はもちろん、使用する言葉遣い(トーン&マナー)や写真のテイストまで細部にこだわることで、ユーザーに与えるブランドイメージをコントロールします。採用活動においても、企業の魅力を伝える採用サイトはブランディングの重要な一環です。

Webサイトの種類ブランディングにおける役割発信するべきコンテンツ例
コーポレートサイト(企業サイト)企業の「顔」として、信頼性や公式性を担保する。事業内容、理念、IR情報などを通じて、企業の姿勢や価値観を社会に発信する。企業理念・ビジョン、沿革、代表メッセージ、事業紹介、プレスリリース、サステナビリティに関する取り組み。
採用サイト「働く場所」としての企業の魅力を伝え、求める人材像に響くメッセージを発信する。ミスマッチを防ぎ、エンゲージメントの高い人材を獲得する。社員インタビュー、一日の仕事の流れ、キャリアパス、福利厚生、オフィス紹介、企業文化を伝える特集記事。
ポートフォリオサイトクリエイターや制作会社が、過去の実績や作品を通じて専門性やデザインセンスを証明する。個人のブランド価値を高める。制作実績(作品の写真や動画、プロジェクト概要、担当範囲)、スキルセット、自己紹介、コンセプト。

まとめ

本記事では、コーポレートサイトやECサイトといったビジネス向けから、個人ブログまで、Webサイトの種類を網羅的に解説しました。Webサイト制作で失敗しないための結論は、集客や売上向上、ブランディングといった「目的」を明確にし、最適なサイト形式を選択することです。それぞれの特徴と役割を正しく理解し、あなたのビジネスを加速させるWebサイト制作の第一歩として本記事をお役立てください。

この記事を書いた人

Atsushi

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