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LP

2025.11.03

知らないと損!ランディングページが検索に弱いと言われる理由と解決策を解説

コンバージョン獲得に強力なランディングページ(LP)ですが、「検索してもなかなか表示されない」と悩んでいませんか?LPが検索に弱いのは、テキスト情報が少なく、ユーザーの多様な検索意図に応えにくい構造が主な原因です。しかし、正しい対策を施せば検索上位表示も可能です。本記事では、LPが検索に弱いと言われる5つの理由と、明日から実践できる具体的なSEO解決策を徹底解説。あなたのLPを強力な集客ツールに変える方法がわかります。

Contents

そもそもランディングページ(LP)とは何か

ランディングページ(LP)という言葉には、実は広義と狭義の2つの意味合いがあります。広義では、検索結果や広告などを経由してユーザーが最初に「着地(land)」するページすべてを指します。一方、Webマーケティングの世界で一般的に使われるのは狭義の意味であり、商品購入や資料請求といった特定のコンバージョン(CV)獲得に特化して作られた、縦長の1枚完結型のページを指します。この記事では、後者の「コンバージョン獲得に特化したページ」としてのランディングページについて解説を進めていきます。

コンバージョン獲得に特化した1枚のページ

ランディングページの最大の特徴は、その目的が「コンバージョン(成果)の獲得」という一点に絞られていることです。コンバージョンとは、例えば以下のようなユーザーのアクションを指します。

  • 商品の購入
  • サービスの申し込み
  • お問い合わせ
  • 資料請求
  • セミナーへの参加登録
  • メールマガジンの登録

LPは、これらのゴールに向けてユーザーを一直線に導くための設計がされています。訪問したユーザーの注意を逸らさないよう、他のページへのリンクを極力排除し、縦に長い1枚のページ内でストーリーを展開します。キャッチコピーで興味を引き、商品やサービスが解決できる悩みへの共感を示し、具体的なメリット(ベネフィット)を伝え、利用者の声や実績で信頼性を高め、最後に行動を促すCTA(Call To Action)ボタンでゴールへと誘導する、というようにユーザー心理に基づいた情報設計がされているのが一般的です。

Webサイトとの役割の違い

ランディングページと一般的なWebサイト(コーポレートサイトやオウンドメディアなど)は、似ているようでその役割や構造が大きく異なります。両者の違いを理解することが、LPのSEOを考える上で非常に重要になります。主な違いを以下の表にまとめました。

比較項目ランディングページ(LP)Webサイト
目的コンバージョン獲得(販売、申込など)網羅的な情報提供(ブランディング、ファン育成など)
ページ構成1ページ完結型複数ページで構成(階層構造)
リンク設計内部・外部リンクを極力排除し、離脱を防ぐ内部リンクを設置し、サイト内を回遊させる
主な集客方法Web広告(リスティング広告、SNS広告など)SEO(検索エンジン)、SNS、直接流入など多様
情報量と訴求特定の商品・サービスに絞り、強く訴求する企業やブランドに関する情報を幅広く、客観的に提供する

このように、LPは「特定のターゲットに、特定のアクションを促すための『説得』のページ」であるのに対し、Webサイトは「様々なニーズを持つユーザーに対して、必要な情報を提供する『案内所』のようなページ」と言えます。この根本的な役割の違いが、本記事のテーマである「ランディングページが検索に弱い」と言われる理由に直結してくるのです。

ランディングページが検索に弱いと言われる5つの理由

ランディングページ(LP)は、Web広告やSNSからの訪問者を直接コンバージョン(商品購入や資料請求など)に結びつけるために最適化されたページです。しかし、その特性ゆえに、Googleなどの検索エンジンからの評価(SEO)を得て、オーガニック検索で上位表示させるのが難しいという側面を持っています。ここでは、LPがなぜ検索に弱いと言われるのか、その具体的な5つの理由を詳しく解説します。

理由1 検索エンジンが評価しにくいコンテンツ構造

LP特有のページ構造は、ユーザーの購買意欲を高める点では非常に効果的ですが、検索エンジンがコンテンツの価値を正しく評価する上では不利に働くことがあります。

テキスト情報が少なく画像が中心

LPは、ユーザーの視覚に訴えかけ、直感的な理解を促すために、テキストよりも画像を多用する傾向があります。商品の魅力的な写真、お客様の声、購入ボタンのデザインなど、多くの要素が画像で構成されています。しかし、検索エンジンは基本的にテキスト情報を読み取ってページの内容を理解・評価します。

画像内に書き込まれたキャッチコピーや説明文(画像テキスト)は、検索エンジンにとって存在しないのと同じです。そのため、ページにどれだけ有益な情報が書かれていても、それが画像の一部であれば検索エンジンには伝わらず、「内容の薄いページ」と判断されてしまうリスクがあります。結果として、狙ったキーワードでの評価が上がりにくくなります。

1ページ完結型で内部リンクが少ない

LPの目的は、訪問者をページの外に逃さず、一直線にコンバージョンへと導くことです。そのため、一般的なWebサイトにあるようなヘッダーメニューやフッターのサイトマップ、関連情報へのリンクといった「内部リンク」が意図的に排除されているケースがほとんどです。

検索エンジンは、サイト内のリンクを辿ることで各ページの関連性やサイト全体の構造を把握し、ページの重要度を判断します。内部リンクが極端に少ないLPは、サイト内で孤立したページと見なされ、検索エンジンから重要度が低いと評価されがちです。また、クローラー(検索エンジンの情報収集ロボット)がサイト内を巡回しにくくなるため、インデックス(検索エンジンへの登録)が遅れたり、適切に行われなかったりする原因にもなります。

理由2 ユーザーの多様な検索意図に応えにくい

ユーザーが何かを検索するときの目的(検索意図)は一つではありません。LPは特定の目的に特化しているため、この多様な検索意図に対応しきれないことが、検索上位表示を難しくする大きな要因です。

検索意図は、大きく以下の3つに分類されます。

検索意図の種類目的LPとの相性
情報収集型(Informational)「〇〇 とは」「〇〇 方法」など、何かを知りたい、学びたい、悩みを解決したいという意図。低い
案内型(Navigational)「〇〇(企業名) 公式サイト」など、特定のサイトやページにアクセスしたいという意図。中程度
取引型(Transactional)「〇〇 購入」「〇〇 申し込み」など、商品購入やサービス利用といった具体的な行動を起こしたい意図。高い

LPは「取引型」の検索意図に強くフォーカスして作られています。しかし、多くの検索キーワード、特に検索ボリュームが大きいものは「情報収集型」の意図を含んでいます。例えば、「プロテイン おすすめ」と検索するユーザーの中には、すぐに買いたい人もいれば、種類や成分、効果をじっくり比較検討したい人もいます。LPは後者のような情報収集段階のユーザーニーズを満たす網羅的な情報を提供しにくいため、検索エンジンから「ユーザーの満足度が低いページ」と判断されやすいのです。現在のGoogleは、ユーザーの疑問や悩みに包括的に応える質の高いコンテンツを評価する傾向が強いため、この点は大きな弱点となります。

理由3 被リンクを獲得しにくい

被リンク(外部リンク)とは、他のWebサイトから自分のページに向けて設置されたリンクのことです。これは、第三者からの「推薦」や「支持」と見なされ、検索エンジンがページの権威性や信頼性を測るための非常に重要な指標となります。

しかし、LPはその性質上、被リンクを獲得することが極めて困難です。なぜなら、LPは本質的に「売り込み」のページだからです。ブログ運営者やメディアが、「この記事は役立つから読者に紹介しよう」と考えてリンクを貼るのは、通常、客観的で有益な情報が書かれたコラムや調査レポートです。販売や申し込みを目的とした商業色の強いLPが、第三者によって自発的に紹介され、自然な形で被リンクを獲得する機会はほとんどありません。この被リンクの獲得しにくさが、SEO評価が伸び悩む一因となっています。

理由4 リスティング広告との併用でカニバリゼーションが起きる

LPはもともと、リスティング広告(検索連動型広告)やディスプレイ広告の受け皿として作られることが大半です。もし、広告出稿しているキーワードでLPがオーガニック検索(自然検索)でも上位表示された場合、一見すると成功のように思えますが、実は「カニバリゼーション(共食い)」という問題を引き起こす可能性があります。

カニバリゼーションとは、自サイト内の複数のページが同じキーワードで評価され、互いに競合してしまう状態を指します。LPの場合、広告とオーガニック検索の両方に同じページが表示されると、本来広告をクリックしていたはずのユーザーがオーガニック検索結果をクリックするようになり、広告費用の効果測定が不正確になることがあります。また、広告とオーガニック検索でクリックが分散し、どちらのデータ分析も中途半端になるリスクも考えられます。こうした事態を避けるため、マーケティング戦略として、あえてLPを検索結果に表示させないように運用することが多いのです。

理由5 意図的に検索結果から除外(noindex)されている

これが、LPが検索結果に表示されない最も直接的かつ根本的な理由です。前述の広告とのカニバリゼーションを避ける目的や、短期間のキャンペーンページを検索データベースに残したくないといった理由から、LPの制作者が意図的に「noindex」というメタタグをページのHTMLソースコードに設定しているケースが非常に多くあります。

「noindex」タグは、検索エンジンに対して「このページをインデックス(データベースに登録)しないでください。したがって検索結果にも表示しないでください」と明確に指示する命令です。このタグが設定されている限り、たとえページの内容がどれだけSEO的に優れていても、検索結果に表示されることは絶対にありません。もしLPのSEO対策を検討しているなら、まずこの「noindex」タグが設定されていないかを確認することが、すべての始まりとなります。

検索に強いランディングページにするための具体的な解決策

ランディングページ(LP)が本来持つコンバージョン獲得能力を維持しつつ、検索エンジンからの自然な流入も獲得することは不可能ではありません。むしろ、両立させることでビジネスチャンスは大きく広がります。ここでは、検索に弱いとされるLPの弱点を克服し、検索エンジンからもユーザーからも評価される「強いLP」へと生まれ変わらせるための具体的な解決策を5つのステップで徹底解説します。

解決策1 検索キーワードの意図を分析しコンテンツを拡充する

LPのSEO対策で最も重要なのが、コンテンツの質と量です。デザイン性やインパクトを重視するあまりテキスト情報が不足しがちなLPの弱点を、ユーザーの検索意図に応える形で補強していきましょう。

ターゲットキーワードを明確にする

まず、あなたのLPがどのキーワードで検索されたいのかを明確に定義します。単に商品名やサービス名だけでなく、ユーザーがどのような悩みや目的を持って検索窓にキーワードを打ち込むかを想像することが重要です。

例えば、「パーソナルジム」というサービスであれば、以下のようなキーワードが考えられます。

  • パーソナルジム 料金
  • パーソナルジム 女性向け 東京
  • パーソナルジム 食事指導 内容
  • パーソナルジム 効果 いつから

このように、より具体的で詳細なキーワード(ロングテールキーワード)を想定することで、ターゲットユーザーの輪郭がはっきりし、どのような情報をLPに盛り込むべきかが見えてきます。これらのキーワードは、Googleキーワードプランナーなどのツールも参考にしながらリストアップすると良いでしょう。

ユーザーの疑問や悩みに答えるコンテンツを追加する

ターゲットキーワードを明確にしたら、次はそのキーワードで検索するユーザーが抱えているであろう疑問や悩みに先回りして答えるコンテンツをLP内に追加します。単なる商品説明に終始するのではなく、「ユーザーの課題解決」という視点を持つことが、検索エンジンからの評価を高める鍵となります。

例えば、「よくある質問(FAQ)」セクションを設けるのは非常に効果的です。料金、期間、効果、サポート内容など、ユーザーが契約前に知りたいであろう情報をQ&A形式で網羅的に記載します。これにより、LP内のテキスト量が自然に増え、多様な検索キーワードに対応できるだけでなく、ユーザーの不安を解消してコンバージョン率の向上にも繋がります。

解決策2 SEOの基本を押さえた内部対策を施す

コンテンツの方向性が定まったら、その内容を検索エンジンに正しく伝えるための技術的な設定、いわゆる「内部対策」を行います。これはSEOの基本であり、LPにおいても例外ではありません。

タイトルタグとmeta descriptionを最適化する

タイトルタグ(<title>)とmeta descriptionは、検索結果ページでユーザーが最初に目にする情報であり、クリック率(CTR)を大きく左右する重要な要素です。

タイトルタグには、最も重要なターゲットキーワードを含めつつ、ユーザーの興味を引く魅力的な文言を30文字程度で設定します。meta descriptionには、ページの要約を120文字程度で記述し、キーワードを含めながら、ユーザーがページを読むことで得られるメリット(ベネフィット)を具体的に示しましょう。

要素悪い例良い例
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見出しタグ(hタグ)を正しく設定する

見出しタグ(h1, h2, h3…)は、文章の骨格を検索エンジンとユーザーに伝えるためのものです。デザイン上の理由で文字サイズを変えるために使うのではなく、コンテンツの論理的な階層構造を示すために正しく使用してください。

  • <h1>:ページ全体の大見出し。最も重要なキーワードを含め、1ページに1つだけ使用します。
  • <h2>:セクションごとの中見出し。「お客様の声」「料金プラン」「選ばれる理由」など。
  • <h3>:h2の内容をさらに細分化する小見出し。

見出しを適切に設定することで、ユーザーはページの内容を瞬時に把握でき、検索エンジンもコンテンツのテーマ性を正確に理解しやすくなります。

画像にaltタグを設定する

LPでは画像が多用されますが、検索エンジンは画像そのものの内容を直接理解できません。そこで重要になるのがaltタグ(代替テキスト)です。altタグに画像の内容を説明するテキストを設定することで、検索エンジンに画像情報を伝え、画像検索からの流入も期待できます。

また、通信環境によって画像が表示されなかった場合に代替テキストが表示されたり、スクリーンリーダーが読み上げたりするため、アクセシビリティの観点からも設定は必須です。「image1」のような無意味な文字列ではなく、「〇〇を使い笑顔でトレーニングする女性」のように、具体的で分かりやすい説明を心がけましょう。

解決策3 noindexタグの確認と解除

もし、これまで解説した対策を施しても全く検索結果に表示されない場合、ページが意図的に検索対象から除外されている可能性があります。その原因となるのが「noindex」タグです。特に、制作会社がLPを広告専用と割り切り、意図的にnoindexを設定しているケースは少なくありません

ソースコードからnoindexタグを確認する方法

お使いのブラウザでLPを表示し、右クリックから「ページのソースを表示」または「ソースを表示」を選択します。表示されたHTMLコードの中から「noindex」という文字列を検索(Ctrl+FまたはCommand+F)してください。以下のような記述があれば、それが原因です。

<meta name="robots" content="noindex">

この記述がある場合は、制作者に連絡して削除してもらうか、ご自身でHTMLを編集してこの行を削除しましょう。

Google Search Consoleでインデックス状況を確認する

より確実に状況を把握するには、Google Search Consoleを利用します。左側メニューの「URL検査」ツールに対象LPのURLを入力し、Enterキーを押します。結果画面で「URLがGoogleに登録されていません」と表示され、その理由として「noindex タグによって除外されました」と明記されていれば、それが原因であることが確定します。noindexタグを解除した後、再度URL検査ツールから「インデックス登録をリクエスト」を送信し、Googleにページの再クロールを促しましょう。

解決策4 内部リンクを設置してサイト内を回遊させる

1ページで完結しがちなLPは、サイト内で孤立しやすく、他のページからの評価を受け渡したり、渡したりすることが難しいという弱点があります。これを解消するため、LP内に戦略的に内部リンクを設置しましょう。

例えば、LPのフッター部分に、運営会社のコーポレートサイトや、関連サービスを紹介するブログ記事、プライバシーポリシー、会社概要ページへのリンクを設置します。これにより、ユーザーはより詳細な情報を求めてサイト内を回遊しやすくなり、滞在時間の向上に繋がります。また、サイト全体のテーマ性が強化され、LP自体のSEO評価向上にも間接的に貢献します。ただし、コンバージョンボタンなど主要な導線を邪魔しないよう、設置場所には注意が必要です。

解決策5 構造化データで検索エンジンに情報を伝える

さらに一歩進んだ対策として、構造化データの実装があります。構造化データとは、ページ上の情報が何であるか(例えば「これは商品名」「これは価格」「これはレビュー評価」など)を、検索エンジンが理解できる共通の言語(スキーマ)で記述することです。

LPで活用できる代表的な構造化データには以下のようなものがあります。

  • 商品(Product):商品名、価格、在庫状況などを明示できます。
  • よくある質問(FAQPage):FAQセクションに実装すると、検索結果に質問と回答が直接表示されることがあります。
  • レビュー(Review):お客様の声やレビューに実装すると、検索結果に評価の星(★★★★★)が表示されることがあります。

これらの構造化データを正しく実装すると、検索結果がリッチリザルトとして表示され、他サイトよりも目立たせることでクリック率の大幅な向上が期待できます。

ランディングページとSEO記事を組み合わせた検索流入戦略

ランディングページ(LP)が持つコンバージョン率の高さを維持しつつ、検索エンジンからの流入という弱点を克服するには、LP単体で対策するだけでなく、SEO記事と連携させる戦略が極めて有効です。LPを「刈り取り(コンバージョン獲得)」の場、SEO記事を「種まき(集客・育成)」の場と位置づけ、両者を連携させることで、安定的かつ継続的な成果を生み出すことができます。ここでは、代表的な2つの戦略について具体的に解説します。

SEO記事を作成しランディングページへ誘導する

最も王道かつ効果的なのが、商品やサービスに関連するテーマでSEO記事を作成し、そこからLPへユーザーを誘導するという戦略です。これは、コンテンツマーケティングの基本的な考え方であり、「ハブアンドスポークモデル」とも呼ばれます。LPをハブ(中心)、SEO記事をスポーク(車輪)に見立て、スポークである各記事が様々な検索キーワードでユーザーを集め、ハブであるLPに送客するイメージです。

この戦略では、ユーザーの購買意欲の段階に合わせてコンテンツを出し分けることが重要になります。

行動フェーズユーザーの心理・行動対応するコンテンツコンテンツの目的
認知・興味関心漠然とした悩みや疑問を抱えている。「〇〇 方法」「〇〇 原因」などで検索する。SEO記事(お役立ちコンテンツ)検索エンジンから潜在層を集客し、悩みに共感・解決策を提示して信頼を得る。
比較・検討具体的な解決策を探している。「〇〇 比較」「〇〇 おすすめ」などで検索する。SEO記事(比較・レビュー記事)複数の選択肢の中から自社サービスの優位性を示し、有力な候補として認識させる。
購入・申し込みサービス導入を決意している。「〇〇(サービス名) 料金」「〇〇 申し込み」などで検索する。ランディングページ(LP)サービスの詳細な魅力や導入メリットを伝え、迷いなく申し込み(コンバージョン)させる。

SEO記事を作成する際は、いきなり商品を売り込むのではなく、あくまでユーザーの検索意図に応えることを最優先します。例えば、英会話スクールのLPへ誘導したい場合、「英語学習 方法 初心者」や「ビジネス英語 勉強法」といったキーワードで記事を作成します。記事内でユーザーの悩みを解決し、信頼関係を築いた上で、「より効率的に学習したい方へ」「マンツーマンで弱点を克服しませんか?」といった自然な流れでCTA(行動喚起)を設置し、LPへと誘導します。この流れを構築することで、購買意欲が高まった質の高いユーザーをLPに集めることが可能になります。

ランディングページを記事コンテンツとして再構成する

もう一つの戦略は、LP自体を検索に強い「記事LP(記事風LP)」や「サービスサイトの1ページ」として再構成するアプローチです。これは、従来の広告出稿を前提としたLPを、オーガニック検索からの流入も獲得できるように作り変える手法を指します。特に、広告予算が限られている場合や、商材自体が情報コンテンツとして成立しやすい場合に有効です。この手法の目的は、LPにSEO記事の要素を取り入れ、ページ単体でのSEO評価を高めることにあります。

具体的には、前章で解説した内部対策を徹底することに加え、コンテンツそのものを大幅に拡充します。従来のLPと記事LP(SEO対応LP)には以下のような違いがあります。

比較項目通常のLP記事LP(SEO対応LP)
主な目的コンバージョン獲得(刈り取り)に特化検索流入の獲得とコンバージョンの両立
メインターゲット顕在層(すでに商品・サービスを認知)潜在層〜顕在層(悩みや課題で検索するユーザーも含む)
コンテンツ内容画像やキャッチコピーが中心。テキストは少なめ。ユーザーの課題解決に繋がる情報を豊富に掲載。テキスト量が圧倒的に多い。
SEO評価評価されにくい(テキスト不足、内部リンク不足)評価されやすい(情報網羅性、キーワード充足)
主な流入経路Web広告(リスティング、SNS広告など)オーガニック検索、Web広告

記事LPとして再構成する際は、単にテキストを増やすだけでなく、ユーザーが検索するであろう「悩み」や「疑問」に先回りして答えるコンテンツを盛り込むことが不可欠です。「お客様の声(導入事例)」を詳細に語ったり、「よくある質問(FAQ)」を充実させたり、「導入までの流れ」を丁寧に解説したりすることで、ページの情報網羅性が高まり、検索エンジンからの評価向上に繋がります。この戦略により、LPは広告からの流入だけでなく、資産としてオーガニック検索からも継続的にユーザーを集める強力なページへと生まれ変わるのです。

まとめ

ランディングページは、テキスト情報が少なく内部リンクも乏しい構造から、一般的に検索に弱いとされます。しかし、検索意図を反映したコンテンツの追加や、タイトル・見出しといった基本的なSEO対策を施すことで、検索結果での表示は十分に可能です。意図せず検索対象外(noindex)になっていないかの確認も重要です。LP単体での最適化に加え、SEO記事と連携させる戦略も取り入れ、効果的な集客を目指しましょう。

この記事を書いた人

Atsushi

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