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WEB Marketing Journal

LP

2026.2.23

初心者でも安心!GAを使ったランディングページの基本的な効果測定方法

GA4でランディングページの効果を分析したいけれど「どこを見ればいいか分からない」とお悩みですか?本記事では、GA4の初期設定からレポートの基本的な見方、セッションやコンバージョンといった重要指標、流入チャネル別の分析方法までを画像付きで分かりやすく解説します。この記事の手順通りに進めるだけで、LPの課題を発見し、成果を改善するLPOの具体的なヒントが得られます。

Contents

GAにおけるランディングページとは 最初に理解すべき基本

Googleアナリティクス(GA)を使ってランディングページの効果測定を行う前に、まず「ランディングページ」という言葉がGAにおいて何を指すのかを正しく理解することが不可欠です。実は、一般的なWebマーケティングで使われる「ランディングページ(LP)」と、GAが定義する「ランディングページ」は意味が少し異なります。この違いを把握することが、正確なデータ分析への第一歩となります。

一般的なランディングページ(LP)との定義の違い

Web広告やマーケティングの文脈で「ランディングページ(LP)」と言うと、通常は広告や検索結果をクリックしたユーザーを特定の行動(商品購入、資料請求、問い合わせなど)に誘導するために作られた、縦長の単一Webページを指します。これは、コンバージョン獲得に特化したページです。

一方で、Googleアナリティクスにおける「ランディングページ」とは、ユーザーがサイトにアクセスして「最初に着地(land)したページ」すべてを指します。つまり、それがトップページであれ、ブログ記事であれ、会社概要ページであれ、セッションの開始点となったページはすべてGA上では「ランディングページ」として計測されます。

この2つの定義の違いを下記の表で確認してみましょう。

一般的なランディングページ(LP)GAにおけるランディングページ
定義広告などを経由したユーザーを特定のコンバージョンへ導くために最適化された、単一のWebページ。ユーザーがセッション(サイト訪問)で最初に閲覧したすべてのページ。
ページの例商品購入ページ、資料請求フォームページ、キャンペーン告知ページなど。トップページ、ブログ記事ページ、サービス一覧ページ、会社概要ページなど、サイト内のあらゆるページが該当しうる。
目的コンバージョン(購入、問い合わせなど)の獲得。サイトへの入り口となるページのパフォーマンスを分析すること。

このように、GAではサイトへの「入り口」となったページ全般を分析対象とします。この前提を理解しておかないと、「広告用に作ったLPのデータだけを見たいのに、トップページのデータも混ざっていて分析できない」といった混乱が生じる可能性があります。まずはこの定義の違いをしっかりと押さえておきましょう。

GAでランディングページを分析する重要性

では、なぜGAで「入り口となったページ(ランディングページ)」を分析することが重要なのでしょうか。その理由は大きく3つあります。

集客施策の効果を正しく評価する

ランディングページは、SEO、Web広告、SNSなど、さまざまな集客施策と密接に結びついています。例えば、特定のキーワードでSEO対策を施したブログ記事や、広告のリンク先として設定したサービスページが、どれだけユーザーを呼び込み、関心を引きつけているかを測る上で、ランディングページ分析は欠かせません。どの入り口から来たユーザーがサイトに貢献しているのかを把握し、集客施策の費用対効果を判断するための重要な指標となります。

ユーザーの第一印象を把握し改善に繋げる

ランディングページは、ユーザーがあなたのサイトに対して抱く「第一印象」を決める場所です。この最初のページでユーザーが「求めていた情報と違う」「使いにくい」と感じてしまえば、すぐに離脱してしまうでしょう。ランディングページごとのエンゲージメント率(ユーザーの関心度)や平均エンゲージメント時間を確認することで、ユーザーの期待に応えられているページと、そうでないページを特定できます。課題のあるページを改善(LPO:Landing Page Optimization)することで、サイト全体の回遊率やコンバージョン率の向上に繋がります。

コンバージョンへの貢献度を測る

最終的な成果であるコンバージョン(商品購入や問い合わせ完了)に至るまでには、ユーザーは複数のページを閲覧することがほとんどです。しかし、その長い道のりの「きっかけ」となったのは、どのランディングページだったのでしょうか。各ランディングページがどれだけコンバージョンを生み出しているか、あるいはコンバージョンに繋がるセッションの起点となっているかを分析することで、サイトの収益に貢献している「優良な入り口ページ」を発見できます。そのページの構成やコンテンツを分析し、他のページに応用することで、サイト全体の成果を最大化できます。

GA4と旧GA(UA)での扱いの違いに注意

2023年7月にサポートが終了した旧Googleアナリティクス(ユニバーサルアナリティクス、UA)を利用していた方は、現在のGA4(Google Analytics 4)との違いに注意が必要です。

UAでは、左側のメニューに「行動」>「サイトコンテンツ」>「ランディングページ」という形で、専用のレポートが標準で用意されていました。しかし、GA4では計測の仕組みが変わり、UAと同じ場所にはランディングページレポートは存在しません。GA4では、「レポート」>「エンゲージメント」>「ページとスクリーン」というレポートをカスタマイズするか、「探索」機能を使って自分でランディングページに関するレポートを作成する必要があります。

この仕様変更は、GA4が「セッション」中心から「イベント」と「ユーザー」中心の計測モデルに移行したことに起因します。UAの知識のままGA4を操作すると混乱する可能性があるため、「GA4ではランディングページレポートは標準では用意されておらず、一手間加えて表示させる必要がある」と覚えておきましょう。具体的なレポートの表示方法は、後の章で詳しく解説します。

ランディングページ分析の前に GA4で必須の初期設定

ランディングページ(LP)の効果を正確に測定するためには、データ計測の土台となるGoogle アナリティクス 4(GA4)の初期設定が不可欠です。この設定を怠ると、そもそもデータが取得できなかったり、不正確なデータに基づいて誤った判断を下してしまったりする可能性があります。ここでは、分析を始める前に必ず済ませておくべき、最も重要な2つの初期設定について具体的に解説します。

GA4のトラッキングコードをLPに設置する

はじめに、あなたのランディングページに誰が、いつ、どこからアクセスしたのかをGA4が記録できるように、「トラッキングコード」と呼ばれる計測用のコードを設置する必要があります。この設定が完了していなければ、どんなに素晴らしいLPを作成しても、その成果をデータで確認することは一切できません。

トラッキングコードの設置方法は、主に「HTMLに直接貼り付ける方法」と「Google タグマネージャー(GTM)を利用する方法」の2種類があります。

HTMLに直接貼り付ける方法

LPのHTMLソースコードを直接編集できる場合に用いる、最も基本的な方法です。以下の手順で設定します。

  1. GA4の管理画面にログインし、左下の「管理」をクリックします。
  2. 「プロパティ」列の「データストリーム」を選択し、対象のウェブストリームをクリックします。
  3. 「Google タグ」の項目にある「タグの実装手順を表示する」をクリックします。
  4. 「手動でインストールする」タブを選択すると、JavaScriptのコード(gtag.js スニペット)が表示されます。
  5. このコードをコピーし、ランディングページのHTML内にある<head>タグの直後に貼り付けます。

LP作成ツール(例:ペライチ、STUDIOなど)を利用している場合は、専用のGA4設定画面が用意されていることが多いため、gtag.jsスニペット全体ではなく、「測定ID」(G-XXXXXXXXXX)のみを入力すれば完了するケースもあります。お使いのツールのマニュアルをご確認ください。

Google タグマネージャー(GTM)を利用する方法

複数の広告タグや計測タグを管理している場合や、将来的にタグの追加・変更が予想される場合は、Google タグマネージャー(GTM)の利用を強く推奨します。GTMを使えば、HTMLを直接編集することなく、管理画面上でタグの管理を一元化できるため、非常に効率的です。

GTMを使った設定手順の概要は以下の通りです。

  1. GTMのワークスペースで「新しいタグ」をクリックします。
  2. 「タグの設定」で「Google アナリティクス: GA4設定」を選択します。
  3. GA4の管理画面で確認した「測定ID」(G-XXXXXXXXXX)を入力します。
  4. 「トリガー」設定で「Initialization – All Pages」または「All Pages」を選択します。
  5. タグに分かりやすい名前(例:GA4 – 基本設定)を付けて保存し、最後に右上の「公開」ボタンをクリックして変更を反映させます。

設置が完了したら、GA4の「リアルタイム」レポートを開き、自分でLPにアクセスしてデータが計測されているかを必ず確認しましょう。

コンバージョンイベントを設定して成果を計測する

トラッキングコードの設置で「アクセス数」は計測できるようになりましたが、LPの最終的な目的である「成果」を計測するためには、「コンバージョン設定」が必須です。コンバージョンとは、商品購入、資料請求、問い合わせ完了など、ビジネスにおける成果地点を指します。

このコンバージョン設定を行うことで、LPがどれだけ目標達成に貢献したかを具体的な数値で把握し、広告の費用対効果(ROAS)などを算出できるようになります。

GA4では、特定のユーザー行動(イベント)を「コンバージョン」としてマークすることで計測します。LPの場合、一般的には「問い合わせ完了ページ(サンクスページ)が表示されたこと」をコンバージョンとして設定します。

サンクスページ表示をコンバージョンとして設定する手順

GA4の管理画面から、特定のページが表示された際に新しいイベントを作成し、そのイベントをコンバージョンとして登録します。手順は以下の通りです。

  1. GA4の管理画面で、左メニューの「設定」>「イベント」を開き、「イベントを作成」ボタンをクリックします。
  2. 「作成」ボタンを押し、カスタムイベントの作成画面を開きます。
  3. 以下の通りに条件を設定します。これにより、「指定したサンクスページが表示されたら『generate_lead』という名前の新しいイベントを発生させる」というルールが作られます。

    カスタムイベント設定例(資料請求完了の場合)

    カスタム イベント名
    generate_lead
    コンバージョンイベントの分かりやすい名前を付けます。(例:資料請求ならgenerate_lead, 問い合わせならcontact_submitなど)


    一致する条件(1つ目)
    event_name 次と等しい page_view
    「ページが表示されたとき」という条件を指定します。


    一致する条件(2つ目)
    page_location 次を含む /thanks
    「表示されたページのURLに『/thanks』が含まれる場合」という条件です。ご自身のサンクスページのURLに合わせて変更してください。(例:/complete.html)

  4. 設定を保存したら、次に左メニューの「設定」>「コンバージョン」を開きます。
  5. 先ほど作成したイベント名(この例では`generate_lead`)が一覧に表示されたら(反映に最大24時間かかる場合があります)、右側にある「コンバージョンとしてマークを付ける」のトグルをオンにします。

これで設定は完了です。以降、ユーザーがサンクスページに到達するたびに、GA4でコンバージョンが1件としてカウントされるようになります。この2つの初期設定を確実に行うことが、ランディングページ分析の正確性を担保する第一歩となります。

GA4でランディングページのレポートを確認する基本手順

GA4(Googleアナリティクス4)でランディングページのデータを確認するには、標準で用意されている「ページとスクリーン」レポートを利用します。ユニバーサルアナリティクス(UA)とは異なり、最初から「ランディングページ」専用のレポートがあるわけではありません。しかし、簡単な手順で表示を切り替えることで、詳細な分析が可能になります。まずは、レポートの場所と基本的な操作方法をマスターしましょう。

標準レポート「ページとスクリーン」を開く

ランディングページ分析の第一歩は、対象となるレポート画面を開くことです。以下の手順で「ページとスクリーン」レポートにアクセスしてください。

  1. GA4の管理画面にログインし、左側のナビゲーションメニューから「レポート」アイコンをクリックします。
  2. レポートメニューの中から「ライフサイクル」の項目を探し、その中の「エンゲージメント」をクリックして展開します。
  3. 展開されたメニューの中から「ページとスクリーン」を選択します。

この手順で、サイト内のどのページがどれだけ見られているかを確認できる基本的なレポートが表示されます。

ランディングページレポートの表示方法と画面の見方

「ページとスクリーン」レポートを開いたら、次にこれを「ランディングページ」の分析ができるレポートに切り替えます。この操作が、GA4でランディングページの効果測定を行う上で最も重要なポイントです。

レポート中央に表示されている表の左上にある「ページタイトルとスクリーンクラス」と書かれたプルダウンメニューをクリックしてください。すると、さまざまなディメンション(分析の切り口)が表示されます。

その中から「ページ/スクリーン」セクションにある「ランディングページ + クエリ文字列」を選択します。この操作により、レポートの指標が「ユーザーが最初にサイトを訪れたページ」を基準としたデータに切り替わります。これで、ランディングページごとのパフォーマンスを分析する準備が整いました。

レポート画面は、上部の「グラフ」と下部の「詳細な表」で構成されています。特に重要なのは下部の表です。各ランディングページのURLごとに、さまざまな指標が一覧で表示され、どのページの成果が高いのか、あるいは課題があるのかを直感的に把握できます。

以下の表は、ランディングページレポートで確認できる主要な指標とその意味をまとめたものです。

指標名内容
ランディングページ + クエリ文字列ユーザーがセッションを開始した(最初にアクセスした)ページのパスと、URL末尾のパラメータ(?以降の文字列)です。どのページが入口になっているかが分かります。
セッション数そのページからセッション(訪問)が開始された回数です。LPへのアクセス数を測る基本的な指標となります。
ユーザー数そのページにランディングしたユニークユーザーの数です。期間内に同じ人が何度訪問しても「1」とカウントされます。
新規ユーザー数そのページで初めてサイトを訪れたユーザーの数です。
エンゲージメント率「エンゲージメントセッション数」を「セッション数」で割った割合です。ユーザーがページに興味を示したかどうかの目安になります。
コンバージョンそのページから始まったセッションで、目標として設定したコンバージョンが達成された合計数です。LPの成果を直接的に測る重要な指標です。
合計収益eコマースサイトなどで、そのページから始まったセッションで発生した総収益額です。

これらの指標を確認することで、「どのランディングページが最も多くのユーザーを集めているか」「どのページが最もコンバージョンに貢献しているか」といった、効果測定の基本的な分析を行うことができます。

これだけは押さえたい ランディングページの主要な分析指標

GA4(Googleアナリティクス4)を使ってランディングページの効果を測定する際、多くの指標が表示されてどれを見れば良いか迷ってしまうかもしれません。しかし、基本となるいくつかの主要な指標の意味を理解しておけば、初心者の方でも的確な分析が可能です。ここでは、ランディングページのパフォーマンスを評価するために、最低限押さえておくべき4つの重要な分析指標を分かりやすく解説します。

セッション数 どのくらいアクセスがあったか

セッション数とは、ユーザーがランディングページを訪れてから離脱するまでの一連の操作を1回としてカウントする指標です。簡単に言えば「訪問回数」のことです。例えば、同じユーザーが午前と午後に1回ずつLPを訪れた場合、セッション数は「2」と記録されます。

ランディングページの分析においてセッション数は、そのページがどれだけ集客の入り口として機能しているかを示す基本的な数値です。広告やSEO、SNSなど、さまざまな施策によってLPにどれだけのアクセスが集まったかを測る上で最も重要な指標の一つと言えるでしょう。セッション数が多ければ多いほど、多くの流入を獲得できていると判断できます。

エンゲージメント率 ユーザーは関心を持ったか

エンゲージメント率は、GA4から導入された新しい指標で、LPを訪れたユーザーが、そのコンテンツにどれだけ関心を示したかを測るためのものです。旧GA(ユニバーサルアナリティクス)における「直帰率」に代わる指標と考えると理解しやすいでしょう。

具体的には、以下のいずれかの条件を満たしたセッションを「エンゲージメントがあったセッション」と定義し、その割合を示します。

エンゲージメントの条件内容
滞在時間セッションが10秒以上継続した(この秒数は管理画面で変更可能)
コンバージョンコンバージョンイベントが発生した
ページビュー2回以上のページビューがあった

エンゲージメント率が高いランディングページは、ユーザーがただ訪れただけでなく、内容を読んだり、動画を視聴したりと、何らかの興味を持って行動してくれたことを意味します。逆にこの数値が低い場合は、ファーストビューで離脱されている、コンテンツがユーザーのニーズと合っていないなどの課題が考えられます。

コンバージョン数 目的を達成できたか

コンバージョン数(CV数)は、ランディングページの最終的な成果を測る最も重要な指標です。コンバージョンとは、LPで達成したい目標のことで、例えば「商品購入」「資料請求」「問い合わせ」「会員登録」などが該当します。

GA4では、これらの成果を「コンバージョンイベント」として事前に設定しておくことで、そのイベントが発生した回数を計測します。どれだけ多くのセッションやエンゲージメントがあっても、最終的なコンバージョンに繋がらなければ、ビジネス上の成果が出ているとは言えません。ランディングページの目的がどの程度達成されているかを直接的に評価するために、必ず確認すべき指標です。

また、セッション数に対するコンバージョン数の割合である「コンバージョン率(CVR)」も合わせて確認することで、訪問者のうちどれくらいの割合が成果に至ったのか、LPの訴求力をより正確に評価できます。

ユーザー数 何人が訪れたか

ユーザー数は、指定した期間内にランディングページを訪れた、重複しない個人の数を示します。「セッション数」が延べ訪問回数であるのに対し、「ユーザー数」は実際に何人の人が訪問したか(純粋な訪問者数)を表します。

この2つの指標の違いを理解することは非常に重要です。

指標計測するもの例:Aさんが1日に3回LPを訪問した場合
ユーザー数訪問した人の数(ユニーク数)1
セッション数訪問した回数(延べ数)3

ユーザー数を見ることで、そのランディングページがどれだけ多くの人にリーチできているかを把握できます。広告キャンペーンなどで新しい顧客層にアプローチできているかを確認する際に特に役立つ指標です。

ランディングページの効果測定を深掘りする分析の切り口

GA4の基本的なレポートの見方がわかったら、次はいよいよ本格的な分析のステップです。ここでは、ランディングページ(LP)の成果を最大化するための、より深い分析の切り口を3つご紹介します。ただ数値を眺めるだけでなく、ユーザーをグループ分けして比較する「セグメント分析」を行うことで、具体的な改善のヒントが見えてきます。

流入チャネル別の分析で効果的な集客経路を見つける

ユーザーがどの経路をたどってLPにたどり着いたかによって、その後の行動やコンバージョン率は大きく異なります。流入チャネル別の分析は、広告予算の最適な配分や、注力すべき集客施策を判断する上で非常に重要です。

例えば、リスティング広告経由のユーザーはコンバージョン率が高い一方、SNS広告経由ではエンゲージメント率が低い、といった傾向が見つかるかもしれません。この場合、SNS広告のクリエイティブやターゲティングの見直しが必要だと判断できます。

GA4での分析手順

流入チャネル別のデータは、GA4の標準レポートで簡単に確認できます。

  1. 左側メニューから「レポート」をクリックします。
  2. 「集客」セクション内の「トラフィック獲得」レポートを開きます。
  3. レポート上部の「フィルタを追加」をクリックし、ディメンションで「ランディングページ + クエリ文字列」を選択します。
  4. ディメンションの値に、分析したいLPのURLパス(例: /lp/campaign2024/)を入力し、「適用」をクリックします。
  5. これで、指定したLPに限定した流入チャネル別のデータが表示されます。

チャネル別の主な特徴と分析のポイント

各チャネルの一般的な特徴を理解し、自社のLPの数値と比較してみましょう。

デフォルトチャネルグループ概要分析のポイント
Organic Search(自然検索)Googleなどの検索エンジンからの流入。SEO施策の成果が現れる。セッション数が多いのにコンバージョン率が低い場合、検索キーワードとLPの内容が合っていない可能性があります。Googleサーチコンソールと連携し、流入キーワードを確認しましょう。
Paid Search(有料検索)リスティング広告からの流入。購入意欲の高いユーザーが多い傾向。費用対効果(ROAS)が最も重要な指標です。コンバージョン率の低い広告グループやキーワードがないかを確認し、広告文やLPの改善、出稿停止を検討します。
Display(ディスプレイ)バナー広告やディスプレイネットワーク広告からの流入。潜在層へのアプローチが主。直接的なコンバージョンだけでなく、エンゲージメント率や新規ユーザー数を評価します。認知度向上に貢献しているか、という視点で分析しましょう。
Social(ソーシャル)X(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSからの流入。エンゲージメントは高いがコンバージョンに繋がらない場合、SNS投稿の内容とLPの訴求にギャップがあるかもしれません。どのSNSからの流入が効果的かプラットフォーム別に比較します。
Referral(参照)他のウェブサイトに設置されたリンクからの流入。どのサイトからの流入がコンバージョンに繋がりやすいかを確認します。効果の高いメディアへの広告出稿や、提携強化の判断材料になります。
Direct(ダイレクト)URLの直接入力やお気に入りからの流入。リピーターや指名検索ユーザーが多いと考えられます。Directからの流入が多い場合、ブランドの認知度が高い証拠とも言えます。

デバイス別の分析でスマホとPCの課題を発見する

現代のウェブアクセスはスマートフォンが中心ですが、BtoB商材や高額商品など、依然としてPCでの閲覧・購入が多いケースもあります。デバイス(PC、スマートフォン、タブレット)ごとにユーザーの行動を比較することで、それぞれのデバイスに特有の課題を発見し、UI/UXの改善に繋げることができます。

よくあるのが、「スマホからのアクセスは全体の8割を占めるのに、コンバージョン率はPCの半分以下」というケースです。この場合、スマホでの表示速度、フォームの入力しやすさ、ボタンの押しやすさなどに問題が隠れている可能性が高いでしょう。

GA4での分析手順

  1. 左側メニューから「レポート」をクリックします。
  2. 「ユーザー」セクション内の「ユーザー属性」→「ユーザー属性の詳細」レポートを開きます。
  3. レポート左上のプルダウンメニュー(デフォルトは「国」)を「デバイスカテゴリ」に変更します。
  4. 流入チャネル分析と同様に、「フィルタを追加」から分析したいLPで絞り込みます。

デバイス別の課題発見チェックリスト

  • スマートフォンでコンバージョン率が低い場合:
    • 入力フォームの項目が多すぎたり、入力しづらかったりしないか?
    • CTA(コールトゥアクション)ボタンは押しやすいサイズと配置か?
    • ページの表示速度は遅くないか?(特に画像サイズ)
    • テキストが小さすぎたり、行間が詰まっていたりして読みにくくないか?
  • PCでエンゲージメント率が低い場合:
    • 大きな画面で見たときに、情報が間延びして見えたり、視線の動きが考慮されていなかったりしないか?
    • マウス操作を前提としたナビゲーションになっているか?
    • スマホでは見やすい縦長の構成が、PCではスクロール量が多すぎて苦痛になっていないか?

これらのチェックリストを参考に、実際のLPを各デバイスで操作しながら確認することで、データだけでは見えない課題を発見できます。

新規とリピーターで比較してユーザー行動の違いを知る

LPを訪れるユーザーは、初めてその商品やサービスを知った「新規ユーザー」と、以前にも訪れたことのある「リピーター(既存ユーザー)」に大別できます。両者の関心度や知識レベルは異なるため、行動にも違いが現れます。この違いを分析することで、それぞれのユーザー層に響くメッセージやコンテンツの改善に繋げられます。

例えば、新規ユーザーのエンゲージメント率が極端に低い場合、LPのファーストビューで魅力や信頼性が伝わっておらず、すぐに離脱されている可能性があります。一方、リピーターが何度も訪れているのにコンバージョンしない場合、価格や機能で他社と比較検討している段階かもしれません。この場合は、導入事例やお客様の声、期間限定のオファーといった後押しするコンテンツが有効です。

GA4での分析手順

新規とリピーターの比較は、より柔軟な分析が可能な「探索」レポートを利用するのがおすすめです。

  1. 左側メニューから「探索」をクリックし、「自由形式」で新しいデータ探索を開始します。
  2. 「ディメンション」の「+」をクリックし、「セッション」カテゴリから「新規 / 既存」、「ページ / スクリーン」カテゴリから「ランディングページ + クエリ文字列」をインポートします。
  3. 「指標」の「+」をクリックし、「セッション数」「エンゲージメント率」「コンバージョン数」などをインポートします。
  4. 「行」に「ランディングページ + クエリ文字列」をドラッグ&ドロップします。
  5. 「列」に「新規 / 既存」をドラッグ&ドロップします。
  6. 「値」に分析したい指標(セッション数など)をドラッグ&ドロップします。
  7. 「フィルタ」で「ランディングページ + クエリ文字列」を選択し、分析したいLPで絞り込みます。

この設定により、指定したLPにおける新規ユーザーと既存ユーザーの各指標を並べて比較できる表が作成され、行動の違いが一目瞭然になります。

分析結果から改善へ繋げるLPOのヒント

GA4でランディングページのデータを分析したら、次はいよいよ改善のステップです。分析データは、眺めるだけでは意味がありません。データから仮説を立て、具体的な施策を実行し、さらに効果を測定するというLPO(ランディングページ最適化)のサイクルを回すことが、成果を最大化する鍵となります。ここでは、分析結果から見えてくる典型的な課題と、それに対する改善策のヒントを具体的に解説します。

課題1:エンゲージメント率が低い(≒ユーザーがすぐ離脱している)

ランディングページにアクセスは集まっているものの、エンゲージメント率が極端に低い場合、ユーザーはページの内容に興味を持つ前に離脱してしまっている可能性が高いです。これは、ファーストビュー(ページを開いて最初に表示される画面)に大きな問題があると考えられます。

改善のヒント:ファーストビューとメッセージの一貫性を見直す

ユーザーはページを訪れてからわずか数秒で、自分に関係があるページかどうかを判断します。以下の点を見直してみましょう。

  • キャッチコピーの最適化:広告文や検索キーワードと連動した、ターゲットに響くキャッチコピーになっていますか?誰向けの、どんな悩みを解決するサービス・商品なのかが一目で伝わる言葉を選びましょう。
  • メインビジュアルの変更:設定したターゲット層が共感できる画像や動画を使用していますか?文字だけでなく、視覚的にベネフィットを伝えることが重要です。
  • 広告とのメッセージ統一:広告のクリエイティブ(バナーやテキスト)とランディングページのメッセージに一貫性を持たせましょう。広告で期待した内容と違うと感じさせてしまうと、ユーザーは即座に離脱してしまいます。

課題2:コンバージョン数が少ない(≒申し込みや購入に至らない)

ある程度のアクセスがあり、エンゲージメント率も悪くないのに、最終的なコンバージョン(商品購入や問い合わせ)に繋がらないケースです。この場合、ユーザーは商品やサービスに興味は持ったものの、申し込みをためらう何らかの障壁(ボトルネック)がページ内に存在すると考えられます。

改善のヒント:CTAと入力フォームを徹底的に最適化する

コンバージョン直前のユーザーの迷いや不安を取り除き、行動を後押しする工夫が必要です。

  • CTA(行動喚起)の改善:CTAボタンは目立っていますか?「詳しくはこちら」のような曖昧な言葉ではなく、「無料で資料をダウンロードする」「30秒で簡単登録」など、具体的でメリットが伝わる文言(マイクロコピー)に変更してみましょう。ボタンの色や配置場所もテストの対象です。
  • 入力フォームの最適化(EFO):入力項目が多すぎませんか?必須項目を減らす、入力例を明記する、住所の自動入力を実装するなど、ユーザーの入力の手間を極限まで減らす工夫が効果的です。
  • 信頼性と安心感の醸成:「お客様の声」「導入事例」「専門家の推薦」といった第三者の評価は、ユーザーの不安を払拭し、信頼性を高めます。また、「プライバシーポリシー」やセキュリティに関する記載も、個人情報を入力するユーザーの安心に繋がります。

課題3:特定の流入チャネルやデバイスからの成果が悪い

「自然検索からのコンバージョン率は高いが、SNS広告からは低い」「PCでは成果が出ているが、スマートフォンでは全くダメ」といったように、流入経路やデバイスによって成果に大きな差が出ることがあります。これは、それぞれの状況に最適化できていない証拠です。

改善のヒント:ユーザーの状況に合わせた体験を提供する

ユーザーがどのような経路で、どのデバイスを使ってアクセスしているかを考慮し、それぞれに最適なページを用意する視点が重要です。

  • 流入チャネル別の最適化:SNS広告経由のユーザーには共感を呼ぶビジュアル中心の構成、リスティング広告経由のユーザーには検索キーワードの悩みに直接応える論理的な構成にするなど、流入元のユーザーの興味関心に合わせたコンテンツの出し分けを検討します。
  • デバイス別の最適化(モバイルファースト):特にスマートフォンでの成果が悪い場合、表示崩れがないか、文字が小さすぎないか、ボタンがタップしやすいかを実機で必ず確認しましょう。画像の容量が重く、ページの表示速度が遅いこともスマホユーザーの離脱の大きな原因になります。

これらの改善施策は、一度にすべてを行うのではなく、仮説に基づいて優先順位をつけ、A/Bテストなどを活用しながら一つずつ検証していくことが成功への近道です。以下の表に、課題と改善アプローチの例をまとめました。

分析から見える課題考えられる原因主な改善アプローチ(LPOのヒント)
エンゲージメント率が低いファーストビューが魅力的でない
広告とLPのメッセージが不一致
キャッチコピーの見直し
メインビジュアルの変更
広告クリエイティブとの連動性強化
コンバージョン率が低いCTAが弱い・分かりにくい
入力フォームが使いにくい
ユーザーの不安を解消できていない
CTAボタンの文言・色・配置のテスト
入力フォームの項目削減(EFO)
お客様の声や導入事例の追加
特定のデバイス(特にスマホ)の成果が悪いスマホ表示に最適化されていない
ページの表示速度が遅い
レスポンシブデザインの見直し
ボタンや文字サイズの調整
画像ファイルの圧縮・軽量化
特定の流入チャネルの成果が悪いチャネルごとのユーザーニーズとLPの内容が不一致流入元に合わせたコンテンツのパーソナライズ
(例:広告パラメータによる動的コンテンツ変更)

GA4のデータを活用してランディングページの現状を正しく把握し、これらのヒントを参考に改善を繰り返すことで、着実に成果を高めていくことができるでしょう。

まとめ

本記事では、GA4を使ったランディングページの基本的な効果測定方法を、初期設定から具体的な分析手順まで解説しました。まずはレポートでセッション数やコンバージョン数などの主要指標を確認し、ページの現状を把握することが重要です。さらに流入チャネルやデバイス別に分析を深掘りすることで、ユーザー行動を正確に理解し、具体的な改善点を発見できます。分析で得たデータに基づき改善(LPO)を繰り返すことが、ランディングページの成果を最大化させる最も確実な方法です。

この記事を書いた人

Atsushi

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