WEBマーケティング
2022.10.18
WEB Marketing Journal
この記事ではマーケティング初心者の方に向けて
SNS運用の基本とSNS運用を始めるための手順についてわかりやすく解説します。
この記事を読んでSNS運用を始めてみましょう!
SNS運用とは、企業の公式SNSアカウントを取得して、企業や商品の宣伝のためにアカウントを更新し、情報を発信することです。
また、運用にはアカウントの更新作業だけでなく、どんな投稿や記事がよく読まれていて、成果に直結したのかという分析を行う作業や、情報のシェア、顧客とのコミュニケーションなどの業務も含まれています。
SNS運用の目的は企業のイメージアップ、商品やサービスの認知度向上、ブランディングの構築を行うことです。
まずは「SNSにできること」「出来ないこと」を理解することが重要です。
今やSNSは私達の主な情報源となっていて、SNSを利用しているのが当たり前ですよね。
それに伴い、企業としてもSNSを利用した宣伝活動をするのが当たり前になってきています。
利用者の多いSNSで宣伝やマーケティングを行うことでより多くの人に商品やサービスを知ってもらい、さらには購入してもらうきっかけを作ることができるためSNS運用はマーケティングにおいて欠かせない手法だと言えます。
加えて、SNSでは投稿に対するユーザーの反応が「いいね」や「フォロワー数」などでわかりやすく、反応が多ければ多いほど比例してその投稿も拡散されていき、ユーザーの購買行動へと繋がります。
SNS運用を行うことによるメリットは大きく3つあり、「認知度のアップ」「ファンの獲得・育成」「あらゆる情報を効率的に発信できる」について1つずつご紹介していきます。
SNSは不特定多数のユーザーに向けて発信できるうえ、ユーザーの自発的な情報共有「いいね」や「フォロー」「口コミ」による爆発的な認知度向上が期待できる点が大きなメリットの一つです。
また、既存のプロモーションではリーチしきれなかったユーザーにもアピールしやすくなるため、新規ターゲットの開拓にも効果的です。
ユーザーに対して有益なコンテンツを発信し続けることで、商品やサービス、または企業自体のファンになってもらうことが可能です。
そのためには、どんな層にアプローチをしたいのか、どんな層にファンになってほしいかを投稿を通して明確にしましょう。
ターゲットのニーズが明確であることで、今後のプロモーションや新商品・サービスの開発がスムーズに進み、成果にも繋がりやすくなります。
SNSはいつでもどこでも投稿できることが最大の特徴と言えます。
SNS運用はその特徴を生かして、24時間365日いつでも最新の情報を発信できることが他の情報発信ツールより優れている点の一つです。
最新の情報が手に入ることと同様に、過去の投稿もユーザーの意思で自由にアクセスできます。SNSはタイムラインになっているものが多いため、最新の情報から過去の情報までスクロールするだけで閲覧できる点も購買行動を促すきっかけとなります。
さらに、SNSでは情報の形は画像、動画、イラスト、文字、生配信などさまざまで、企業は伝えたい情報を自由に表現できます。
商品やサービスのファンだからといって常に自発的に情報を探してくれるユーザーは多くないので、タイムラインを眺めているだけのユーザーにもしっかり情報を届けられるSNSは情報発信ツールとして非常に有効だといえます。
実際SNS運用を始めるにあたってどのような準備をすればよいか、5つの段階に分けて順番に解説していきます。
まずは『何のためにSNS運用を行うのか?』運用の目的を明確にしましょう。
SNS運用と聞くと、フォロワー数やいいね数を増やすことを目的にしてしまいがちです。
もちろん、フォロワー数やいいね数を増やすことも大事ですがそれだけを目的にしてしまわないように注意しましょう。
SNS運用の目的として代表的なものとして次のようなものが挙げられます。
◎新たな顧客層からの認知獲得
◎ファンの育成・購入意欲、来店意欲の向上
◎顧客との関係性の強化
これらの目的を参考に、具体的な数字をゴールに設定するとより方向性が明確になります。
次は、『誰に向けて発信するのか?』また、『ファンになってほしいターゲット層』を明確にします。
ターゲットを明確にすることにより、投稿するコンテンツの方向性が定まります。
また、ファンになってほしい層も明確にできていると、ファンの育成をしやすくなるため成果に繋がりやすくなります。
ターゲットを決める際には、具体的な人物像を設定する「ペルソナ設定」をすると発信する情報に統一感が増すため、顧客にブランドイメージの共有がしやすくなります。
次は、運用するSNSを決めます。
運用するSNSは、前の段階で決めた「目的」と「ターゲット」を元に決定します。
SNSごとに特徴があり、利用しているユーザー層も異なってくるので、発信したい情報の種類や商材、ターゲットに合わせたSNS選びをする必要があります。SNSごとの特徴は次の表にまとめたので参考にしてみてください。
国内月間アクティブユーザー数/ユーザー層 | 特徴 | |
3300万人/10−20代が半数以上 | ビジュアル訴求に特化 キーワード検索対応可 | |
4500万人/20代が多数 | 短文でのコミュニケーションに特化 情報拡散に強い | |
2600万人/30,40代が多め | 実名登録が基本 ターゲティング精度のある広告配信が可能 | |
LINE | 8900万人/幅広い年代 | 国内利用者が最も多い |
Youtube | 6500万人/幅広い年代 | 世界最大の動画プラットフォーム 動画広告配信が可能 |
Tik Tok | 950万人/10代がメイン | 短く簡潔な動画がメイン 簡単に動画編集も可能 |
利用するSNSが決まったら、運用マニュアルを作成しましょう。
マニュアルを最初に決めておくことでイレギュラーなことが起きた場合やSNS担当者が不在の場合も適切な対応ができます。
<運用マニュアルの項目例>
・投稿頻度 ・投稿実施時間 ・投稿原稿の作成フロー(作成手順と担当者を明記する) ・写真、動画の投稿方法(形式やサイズ、色味など) |
SNS運用の担当者を決めてチームを作り、体制を整えることで円滑なSNS運用が行えるので結果に繋がりやすくなるでしょう。
次に、運用計画を立てましょう。
SNS運用においても、計画を立てて定期的に振り返りや分析を行い、改善を繰り返していくことが目標を達成するためには重要です。
【振り返り・分析・進捗の確認】これらをいつ行うか、SNS運用を開始する前に決めておきましょう。
分析作業は各SNSに基本装備されているものでも十分行えます。Excelにまとめて管理するなどして、昨対比で見返せるようにしておくとよいでしょう。
前述したようにSNSにはそれぞれ異なる特性があるため、自社の商材やサービス、ターゲットに合ったSNSを選定することが成功への第一歩です。
SNS運用は複数人のチーム体制で行うとよいでしょう。
なぜなら、一人で運用を行ってしまうと作成した投稿にミスがあったり、不適切な内容だった場合に気づくことができず世間に露出させてしまう可能性があります。
そういった可能性をできる限り低くするためにもSNS運用は複数人で行い、ダブルチェックは必ず行える状態にしましょう。
最近の爆発的に拡散された投稿(バズった投稿)の特徴として、共感できる内容やニーズの高い内容が多く見られます。
特に拡散力のあるTwitterでは、かゆいところに手が届くような共感力の高い投稿は大きな拡散に繋がっています。
他にも、企業担当者しか知らない「裏技」や「裏メニュー」などの投稿はユーザーの拡散意欲を掻き立てることができ、多くの反応が期待できます。
SNSはトレンドの動きが早いため、1日1回は自社の名前やブランド名、商品名、サービス名などの関連ワードでSNS検索(エゴサーチ)を行い、ユーザーの投稿に「いいね」や「コメント」などで反応し、コミュニケーションを図りましょう。
企業アカウントからの反応は、親近感を持つきっかけとなりファンになってもらいやすくなります。
また、エゴサーチをしていると良い意見と、もちろんマイナスな意見もあるかと思います。ユーザーの意見はそのまま受けとめず一旦社内に持ち帰って情報を取捨選択してから活用しましょう。
企業SNS運用の悩みの一つとして挙げられるのが「コンテンツ不足」です。
少なくとも週に1回は投稿を行わなければなりませんが、毎回同じような画像や投稿内容ではユーザーが離れていってしまう可能性があります。そのため、コンテンツのストックは多ければ多いほどよいです。
また、コンテンツ不足を避ける方法として、ユーザーの投稿の2次利用という方法があります。ユーザーの投稿なら多種多様で似たようなビジュアルの投稿を避けられるうえ、ユーザー目線の投稿は他の顧客にも参考になる有益な情報である可能性が高いです。
ユーザーの投稿も利用しながらマンネリ化を避けた投稿を目指しましょう。
ただし、自社商材の利用者であっても、他人のSNS投稿を使用許諾を取らずに利用すると訴えられてしまう可能性もあるため、必ず許可を取ってから使用するようにしましょう。
Twitterなどでは企業公式アカウント同士が
「#企業公式相互フォロー」「#企業公式がお疲れ様を言い合う」
などのハッシュタグで交流を深めています。
交流をきっかけに、情報交換をしたり商材の親和性が高ければコラボや共同キャンペーンなどが実現した事例もあるためおすすめです。
SNSの投稿のポイントは、「わかりやすく」「簡潔に」情報を発信することです。
特に最近ではユーザーが情報の取捨選択にかける時間が短くなっている傾向にあります。
その最たる例として「Tik Tok」の流行が挙げられます。Youtubeと並んで主流となったTik Tokですが、Tik Tokの特徴としては「短い動画」「主に要点だけ切り抜かれている」という点です。
そのためユーザーは自分が見たい動画かを瞬時に判断でき、興味のない動画はスキップしてしまいます。
こういった背景からも「簡潔にまとめられた投稿」は今後もユーザーのニーズを満たす重要なポイントとなるといえます。
SNSではコメント欄などに多くのユーザーから批判や誹謗中傷が集まる「炎上」が起こってしまうことは皆さんよく知っていると思います。
炎上してしまうと企業のイメージダウンとなり、培ってきた信用を失ったり、顧客が離れる原因となってしまいます。
そうならないためにもSNS運用開始前に「炎上の予防策マニュアル」を作成しチーム内で共有しておきましょう。
<炎上の予防策 例>
◎投稿前のダブルチェック体制を徹底する ◎企業として触れない話題を明確に決めておく ◎時勢に配慮する ◎炎上してしまった際の対応を決めておく |
その他にも社内で決めたルールがあれば盛り込んでいき、社内独自のマニュアルを作ることで炎上の可能性を限りなく低くしましょう。
ここまでSNS運用について解説し、運用を開始するまでに必要な手順がわかったと思います。
SNS運用とは、企業のイメージアップ、商品やサービスの認知度向上、ブランディングの構築を目的としたSNSのコンテンツ投稿や分析などを行うことです。
目的・ターゲットを明確にし、適切にSNSを選ぶことがSNS運用において重要なポイントでしたね。
最後に、SNS運用は売上に直結するマーケティングの手法ではないため、自社の経営状況によっては「売上に直結する施策」を先に実施するべき場合もあります。
売上に直結する施策とは、Web広告とLPを組み合わせて「今すぐ客」にアプローチする方法です。
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カゲヤマ
集客についておなやみの方、
ホームページ制作をお考えの方、
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