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WEB Marketing Journal

LP

2026.1.16

これだけでOK!コンバージョンを生むランディングページの内容とストーリー設計の全手順

「ランディングページを作ったのにコンバージョンしない…」その原因は、内容の設計にあります。成果の出るLPは、単なる情報の羅列ではなく、ユーザー心理に沿ったストーリーで構成されていることが重要です。本記事では、売れるLPに必須の基本構成から、心を掴むストーリー設計の5ステップ、公開後の改善方法までを網羅的に解説。この記事だけで、あなたのLPは見違えるように成果を出し始めます。

ランディングページの内容がコンバージョンを左右する理由

ランディングページ(LP)の目的は、訪問者を顧客に変えること、すなわち「コンバージョン(CV)」を獲得することです。デザインの美しさや広告配信の精度ももちろん重要ですが、最終的にユーザーの心を動かし、購入や申し込みといった行動を促すのは、そこに書かれている「内容」そのものに他なりません。どれだけ多くのアクセスを集めても、内容がユーザーの心に響かなければ、ザルのように訪問者は離脱し、広告費だけが無駄になってしまいます。この記事の冒頭で、なぜLPの内容がこれほどまでに重要なのか、その本質的な理由を深く掘り下げていきましょう。

売れるLPと売れないLPを分ける決定的な違い

コンバージョンが生まれる「売れるLP」と、まったく成果の出ない「売れないLP」。この二つを分ける決定的な違いは、「誰の視点で語られているか」という一点に集約されます。売れないLPは、企業が伝えたい情報、つまり「売り手視点」で構成されています。一方、売れるLPは、顧客が知りたい情報、つまり「ユーザー視点」で一貫して作られています。この視点の違いが、内容の隅々にまで影響し、結果として大きな差を生むのです。

具体的な違いを以下の表にまとめました。ご自身のLPがどちらに当てはまるか、ぜひチェックしてみてください。

比較項目売れるLP(ユーザー視点)売れないLP(売り手視点)
メッセージの主語あなたは〜な悩みを解決できます」私達の製品は〜という特長があります」
伝える内容顧客が得られる理想の未来(ベネフィット製品の機能や仕様(特徴
構成の起点顧客の悩みや欲求への共感自社の強みや製品の自慢
信頼性の示し方第三者の声(お客様の声、導入事例、専門家の推薦)根拠の薄い自己評価(「業界No.1」「最高品質」など)
文章のトーン顧客に語りかけるような、分かりやすい言葉専門用語や業界用語が多く、一方的な説明

このように、売れるLPは徹底的にユーザーに寄り添い、その悩みや不安を解消し、明るい未来を提示することに注力しています。製品のスペックを羅列するのではなく、その製品を使うことでユーザーの日常がどう変わるのかを具体的に描くことで、初めて「自分ごと」として捉えてもらえるのです。

ストーリー設計がユーザーの購買意欲を高める

ユーザー視点で内容を作ることの重要性を理解した上で、次にもう一歩踏み込みたいのが「ストーリー設計」です。なぜ単なる情報の羅列ではなく、物語仕立ての構成がコンバージョンを高めるのでしょうか。それは、人の感情を動かし、行動を促す最も強力なツールが「ストーリー」だから “strong>です。

人は論理だけでなく、感情で意思決定する生き物です。「この商品が必要だ」と頭で理解するだけでなく、「この商品が欲しい!」と心で感じたときに、購買という行動に移ります。ストーリーには、人の感情を揺さぶり、購買意欲を自然に高めるための要素が詰まっています。

  • 共感の創出:LPの冒頭で、ターゲットユーザーが抱える具体的な悩みや課題を「物語の始まり」として描くことで、「これはまさに私のことだ」という強い共感を生み出します。ユーザーはLPの主人公に自分を重ね合わせ、読み進める意欲が湧きます。
  • ベネフィットの疑似体験:商品やサービスを利用することで、主人公(=ユーザー)がどのように課題を乗り越え、理想の未来を手に入れるのかを物語として見せることで、ユーザーはベネフィットを疑似体験できます。これにより、「自分もこうなりたい」という欲求が強く刺激されます。
  • 信頼の醸成:なぜこの商品が問題を解決できるのか、その背景にある開発秘話や作り手の想いをストーリーとして語ることで、単なる商品説明では得られない深い信頼感と共感を獲得できます。
  • 記憶への定着:単調な情報の羅列はすぐに忘れられてしまいますが、感情を伴うストーリーは強く記憶に残ります。競合他社との比較検討の際にも、あなたの商品のことが強く印象に残り、選ばれる可能性が高まります。

例えば、ただ「高機能なマットレスです」と伝えるのではなく、「毎朝の腰の痛みで憂鬱だった私が、このマットレスと出会って、旅行の計画を立てるのが楽しみになるまでの物語」を語ることで、ユーザーは自分自身の未来を重ね合わせ、強い興味を抱くのです。このように、緻密に設計されたストーリーこそが、ユーザーの心を掴み、最終的なコンバージョンへと導く羅針盤となるのです。

コンバージョンを生むランディングページの基本構成と必須内容

ランディングページ(LP)で成果を出すためには、訪問したユーザーをコンバージョンまで導くための「型」に沿って内容を組み立てることが不可欠です。LPは大きく分けて「ファーストビュー」「ボディ」「クロージング」の3つのブロックで構成されます。それぞれのブロックが持つ役割を理解し、適切な内容を配置することで、ユーザーの離脱を防ぎ、購買意欲を段階的に高めていくことができます。

ここでは、コンバージョンを生むLPの基本構成と、各ブロックに含めるべき必須の内容について詳しく解説します。

ファーストビュー 最初の3秒で心を掴む内容

ファーストビューとは、ユーザーがページにアクセスして最初に表示される画面領域のことです。ユーザーはわずか3秒でそのページを読み進めるか、離脱するかを判断すると言われています。ここで「自分に関係がある」「求めている情報がありそうだ」と感じさせることができなければ、その先のボディやクロージングの内容がどれだけ優れていても読まれることはありません。まさにLPの成否を分ける最重要エリアです。

キャッチコピー

キャッチコピーは、LPの顔であり、ユーザーが最初に目にするテキスト情報です。誰に、何を、どのように提供するのかを瞬時に伝え、続きを読むメリットを感じさせる必要があります。ターゲットの心に響くキャッチコピーを作成するには、以下の要素を意識すると効果的です。

  • ターゲットの明確化:「〇〇で悩むあなたへ」のように、誰に向けたメッセージかを明確にする。
  • 具体的なベネフィット:商品やサービスを利用することで得られる理想の未来を具体的に示す。(例:「たった3ヶ月で、TOEICスコア200点アップ」)
  • 数字の活用:「顧客満足度98%」「導入実績500社」など、具体的な数字で信頼性やメリットを訴求する。
  • 限定性・緊急性:「今月限定」「先着100名様」といった言葉で、今すぐ行動すべき理由を提示する。

メインビジュアル

メインビジュアルは、キャッチコピーと共にLPの第一印象を決定づける画像や動画です。テキスト情報を補完し、ユーザーがサービス利用後の自分をイメージできるような、直感的で魅力的なビジュアルを選びましょう。例えば、ダイエット商品なら理想の体型になった人物の笑顔、ビジネスツールなら業務が効率化され快適に働くオフィスの風景などが考えられます。ターゲット層と近いモデルを起用することで、ユーザーは「自分ごと」として捉えやすくなります。

権威性や実績

ユーザーが抱く「この会社は本当に信頼できるのか?」という不安を払拭するために、ファーストビューで権威性や実績を提示します。これは社会的証明とも呼ばれ、ユーザーに安心感を与える上で非常に重要です。具体的には、以下のような要素をコンパクトに配置します。

  • メディア掲載実績(例:「めざましテレビで紹介されました!」)
  • 受賞歴(例:「〇〇デザインアワード2023受賞」)
  • 導入実績(例:「大手企業を含む500社以上が導入」)
  • 顧客満足度や実績ナンバーワン表記(例:「顧客満足度No.1」※ただし、調査機関などの根拠を明記する必要がある)

ボディ 信頼と共感を獲得する内容

ファーストビューで興味を持ったユーザーに対して、商品やサービスの魅力を深く伝え、信頼と共感を獲得するのがボディの役割です。ここでは、ユーザーの悩みに寄り添い、その悩みを解決できる根拠を論理的に、かつ感情に訴えかけるように示していきます。

悩みへの共感

「この商品は、私の悩みを解決してくれるものだ」とユーザーに強く認識させるための導入部分です。ユーザーが日頃抱えている悩みや課題を、まるで本人の言葉であるかのように具体的に描写します。「こんなことでお困りではありませんか?」と箇条書きで示すことで、ユーザーは「そうそう、これだ!」と共感し、自分ごととして続きを読む意欲が高まります。

解決策の提示とベネフィット

共感パートで明確になった悩みに対し、自社の商品やサービスがどのようにしてそれを解決できるのかを具体的に提示します。ここで重要なのは、単なる機能や特徴(Feature)を羅列するだけでなく、その機能によってユーザーがどのような素晴らしい体験や未来(Benefit)を得られるのかを伝えることです。

特徴(Feature)便益(Benefit)
業界最軽量のノートパソコンカバンに入れても肩が凝らず、カフェや出張先でも快適に作業できる
24時間対応のチャットサポート深夜の急なトラブルでもすぐに相談でき、安心してビジネスを進められる
オーガニック認証の野菜を使用家族の健康を考え、安心して美味しい食事を毎日楽しめる

このように、特徴とベネフィットをセットで伝えることで、ユーザーは商品がもたらす価値をより具体的にイメージできます。

お客様の声や導入事例

商品やサービスの良さを企業側が語るだけでは、説得力に欠ける場合があります。そこで有効なのが、実際に利用した第三者からの評価、つまり「お客様の声」や「導入事例」です。自分と同じような悩みを持っていた人が満足している事実を知ることで、ユーザーは「自分もこうなれるかもしれない」と期待を抱き、信頼感が一気に高まります。お客様の声には、実名や顔写真、手書きのメッセージなどを添えると、信憑性がさらに増します。

他社との違い

ユーザーは多くの場合、複数の競合商品と比較検討しています。そこで、自社の商品がなぜ他社製品よりも優れているのか、その独自性や優位性を明確に示す必要があります。価格、品質、サポート体制、実績など、自社の強みを客観的なデータや比較表を用いて分かりやすく伝えましょう。ただし、他社を貶めるような表現は避け、あくまで自社の魅力を伝えることに徹するのがマナーです。

比較項目当社サービスA社B社
初期費用0円100,000円50,000円
サポート体制24時間365日平日9時~18時メールのみ
返金保証30日間なし7日間

クロージング 行動を後押しする内容

ボディで商品への理解と納得感を深めたユーザーの背中を最後にひと押しし、具体的な行動(購入、問い合わせ、資料請求など)へと導くのがクロージングの役割です。購入に対する不安を取り除き、「今、行動すべき理由」を明確に提示することが重要です。

オファー(価格や特典)

ユーザーに「今、申し込むのが一番お得だ」と感じさせるための強力な要素です。価格を提示するだけでなく、期間限定の割引、数量限定の特典、送料無料、全額返金保証といった魅力的なオファーを組み合わせることで、ユーザーの「あとで考えよう」という先延ばしを防ぎ、即時の行動を促します。

よくある質問(FAQ)

購入を検討しているユーザーが抱くであろう最後の疑問や不安を、先回りして解消するためのコンテンツです。支払い方法、配送、返品・解約の条件、サービスの仕様など、些細なことでも丁寧に回答しておくことで、ユーザーは安心して申し込みボタンを押すことができます。問い合わせの手間を省くことにも繋がり、コンバージョン率の向上に貢献します。

CTA(コールトゥアクション)

CTAは、ユーザーに具体的な行動を促すためのボタンやリンクのことで、日本語では「行動喚起」と訳されます。LPの最終目的地点であり、最も目立たせる必要があります。「購入する」「申し込む」といったシンプルな言葉だけでなく、「今すぐ無料で試してみる」「まずは資料請求で詳しく知る」のように、ユーザーが次のステップを具体的にイメージでき、クリックするハードルが下がるような文言を工夫することが重要です。ボタンの色やサイズ、配置場所もコンバージョン率に大きく影響します。

入力フォーム

CTAボタンをクリックした先に表示される入力フォームは、コンバージョン直前の最後の関門です。フォームの入力が面倒だったり、分かりにくかったりすると、ユーザーはあと一歩のところで購入を諦めてしまいます(カゴ落ち)。これを防ぐためには、EFO(入力フォーム最適化)が欠かせません。具体的には、入力項目を必要最小限に絞る、入力例(プレースホルダー)を示す、必須項目を分かりやすくする、エラー表示をリアルタイムで行うなどの工夫が求められます。

成果に繋がるランディングページのストーリー設計5ステップ

ランディングページの各構成要素にどのような内容を配置するかが決まったら、次はその内容を「どのような順番で、どのように伝えるか」というストーリーを設計します。ユーザーの感情を揺さぶり、自然と行動へと導くためのシナリオ作りです。ここでは、誰でも再現可能なストーリー設計の5つのステップを具体的に解説します。

ステップ1 ターゲットとペルソナを明確にする

ストーリー設計の最初のステップは、「誰に」メッセージを届けるのかを徹底的に明確にすることです。ここが曖昧なままでは、誰の心にも響かないぼやけた内容になってしまいます。まずは、商品やサービスの対象となる「ターゲット」を定義し、さらにその中から具体的な一人の人物像である「ペルソナ」を設定します。

ターゲットは「30代の働く女性」といった集団を指しますが、ペルソナはより詳細なプロフィールを持つ架空の個人です。ペルソナを設定することで、その人物が抱える具体的な悩みや欲求が鮮明になり、メッセージの解像度が格段に上がります。

カテゴリ設定項目具体例
基本情報氏名、年齢、性別、居住地、職業、年収、家族構成田中 みさき、32歳、女性、東京都世田谷区在住、IT企業のマーケター、年収550万円、夫と二人暮らし
ライフスタイル趣味、休日の過ごし方、価値観、情報収集の方法趣味はヨガとカフェ巡り。休日は友人とランチ。健康と自己投資を重視。情報収集はInstagramとWebメディアが中心。
課題・悩み仕事やプライベートでの悩み、不満、不安最近、仕事が忙しく肌荒れが気になる。スキンケアに時間をかけられないが、年齢的にも本格的なケアを始めたい。
目標・理想達成したいこと、なりたい姿、理想の未来手間をかけずに、いつでも自信が持てるような透明感のある肌を手に入れたい。同僚から「肌がきれい」と褒められたい。

このようにペルソナを詳細に設定することで、「忙しいみさきさんでも続けられる簡単なスキンケア」といった具体的な切り口が見つかり、LP全体で伝えるべきメッセージが明確になります。

ステップ2 顧客の課題と理想の未来を言語化する

ペルソナが明確になったら、その人物が抱える「現状の課題(Before)」と、あなたの商品やサービスによって実現する「理想の未来(After)」を具体的に言語化します。このBeforeとAfterのギャップが大きければ大きいほど、ユーザーは商品への興味を強く持ちます

重要なのは、表面的な課題だけでなく、その裏にある深層心理や潜在的な欲求まで掘り下げることです。

  • 現状の課題(Before)
    • 顕在的な悩み:肌が乾燥する、シミが気になる、毛穴が目立つ
    • 潜在的な悩み:鏡を見るたびに気分が落ち込む、人に会うのが億劫になる、実年齢より老けて見られているのではないかと不安
  • 理想の未来(After)
    • 得られる変化:うるおいに満ちたツヤ肌になる、シミが目立たなくなり肌色が均一になる
    • 感情的な変化:毎朝のメイクが楽しくなる、自信を持って人と話せるようになる、友人から「何か始めたの?」と聞かれる喜びを感じる

これらの課題と理想の未来を書き出すことで、LPの冒頭でユーザーの共感を呼び、読み進めることで得られるベネフィットを鮮やかに提示するための材料が揃います。

ステップ3 PASONAの法則などフレームワークで骨子を作る

次に、書き出した内容をユーザーの感情が動く順番に並べるための「型」であるフレームワークを活用します。フレームワークを使うことで、ストーリーの論理的な破綻を防ぎ、コンバージョンに繋がりやすい構成を効率的に作成できます。数あるフレームワークの中でも、特にLPで強力なのが「PASONAの法則」です。

PASONAの法則は、セールスライティングの第一人者である神田昌典氏が提唱した、顧客の購買心理に基づいたストーリーテリングのフレームワークです。

要素名称内容
PProblem(問題提起)顧客が抱える悩みや問題を明確に提示し、「これは私のことだ」と自分事化させる。
AAffinity(親近感・共感)問題の背景やストーリーを語り、顧客の気持ちに寄り添い、「この人は私のことを分かってくれる」という共感と信頼を築く。
SSolution(解決策)問題の具体的な解決策と、なぜそれが有効なのかという根拠(実績、データ、専門家の声など)を提示する。
OOffer(提案)商品やサービスの詳細、価格、特典、保証など、具体的な取引条件を提示する。
NNarrow down(絞り込み)「期間限定」「先着〇名様」「〇〇でお悩みの方限定」など、今すぐ行動すべき理由を伝え、ターゲットを絞り込む。
AAction(行動喚起)購入や問い合わせなど、顧客に取ってほしい具体的な行動を、迷わず実行できるように分かりやすく促す。

このPASONAの法則に沿って情報を配置するだけで、ユーザーの課題に共感し、解決策を示し、スムーズに行動へと導く強力なストーリーの骨子が完成します。

ステップ4 構成要素にストーリーを落とし込む

ステップ3で作成したストーリーの骨子を、前章で解説したLPの基本構成(ファーストビュー、ボディ、クロージング)に具体的に落とし込んでいきます。フレームワークと構成要素をパズルのように組み合わせ、一つの滑らかな物語を紡ぎ出す作業です。

例えば、PASONAの法則をLPの構成に当てはめると以下のようになります。

  • ファーストビュー
    • Problem(問題提起):キャッチコピーでターゲットの悩みを突き、自分事化させる。
    • Solution(解決策の片鱗):メインビジュアルや権威性で、この先に解決策があることを期待させる。
  • ボディ
    • Affinity(親近感・共感):「こんなお悩みありませんか?」と具体的なシーンを提示し、共感を深める。
    • Solution(解決策):商品の特徴やベネフィットを具体的に解説。お客様の声や導入事例、他社との違いで解決策の正当性を証明する。
  • クロージング
    • Offer(提案):価格、特典、保証などを分かりやすく提示し、購入のハードルを下げる。
    • Narrow down(絞り込み):限定性をアピールし、「今買うべき理由」を明確にする。
    • Action(行動喚起):CTAボタンで、ユーザーが次に取るべき行動を迷いなく示唆する。よくある質問(FAQ)で最後の不安を解消する。

このように、フレームワークを道しるべにしながら各セクションの内容を配置することで、LP全体に一貫性が生まれ、ユーザーが途中で離脱することなく最後まで読み進めてくれるストーリーが完成します。

ステップ5 ワイヤーフレームで内容の流れを可視化する

最後のステップは、これまでに設計したストーリーと内容の配置を「ワイヤーフレーム」に落とし込み、視覚的に確認することです。ワイヤーフレームとは、Webページの設計図のことで、どこにどの情報を、どのようなレイアウトで配置するかを線や図形で示したものです。

ワイヤーフレームを作成する目的は以下の通りです。

  • 情報構成の客観的な確認:文章だけでは気づきにくい情報の過不足や、話の飛躍がないかを視覚的にチェックできます。
  • ユーザー体験のシミュレーション:ユーザーがページをスクロールした際に、どのような順番で情報に触れ、感情がどう変化するかを具体的にシミュレーションできます。
  • 関係者との認識統一:デザイナーやエンジニアに制作を依頼する際に、完成イメージの認識齟齬を防ぎ、スムーズな連携を可能にします。

ワイヤーフレームは、手書きのラフスケッチから、FigmaやAdobe XDといった専門ツールを使う方法まで様々です。この段階で重要なのは、ユーザーの視点に立ち、ストレスなく情報を理解し、自然とCTAボタンまでたどり着けるかを徹底的に検証することです。この設計図が、最終的なランディングページの成果を大きく左右します。

作成後にランディングページの内容を改善し続ける方法

ランディングページは、公開してからが本当のスタートです。ユーザーの反応をデータで分析し、仮説を立てて改善を繰り返す「LPO(Landing Page Optimization:ランディングページ最適化)」こそが、コンバージョン率を最大化させる鍵となります。ここでは、データに基づいた科学的なアプローチでLPの内容を改善し続けるための代表的な手法を2つ解説します。

ヒートマップ分析でユーザーの行動を把握する

ヒートマップとは、ユーザーがページ上のどこを熟読し、どこまでスクロールし、どこをクリックしたのかをサーモグラフィーのように色で可視化する分析ツールです。数字だけでは見えてこない「ユーザーの無意識の行動」を直感的に把握できるため、LP改善の具体的なヒントを得るのに非常に有効です。代表的なツールには、無料で高機能な「Microsoft Clarity」や、国内で人気の「ミエルカヒートマップ」などがあります。

ヒートマップ分析では、主に以下の3つの視点でユーザー行動を分析します。

ヒートマップの種類わかること改善アクションの例
アテンションヒートマップ(熟読エリア分析)ユーザーがページのどの部分を長く見ていたか(熟読エリア)がわかります。赤色に近いほど熟読されています。最も伝えたいベネフィットや強みが熟読されていない場合、見出しの表現を変えたり、コンテンツの順番を入れ替えたりする。
スクロールヒートマップ(到達率分析)ユーザーがページのどの部分までスクロールしたかの割合がわかります。ページ下部ほど色が薄くなります。CTAの手前で多くのユーザーが離脱している場合、離脱箇所に魅力的なコンテンツ(お客様の声など)を追加したり、ファーストビューの訴求を強化したりする。
クリックヒートマップユーザーがページのどこをクリックしたかがわかります。クリックできる場所だけでなく、クリックできない画像なども対象です。CTAボタンのクリック率が低い場合、ボタンの文言、色、デザイン、配置を変更する。また、リンクではない画像が多くクリックされている場合、ユーザーが情報を期待している証拠なので、リンクを設定したり、関連情報を追記したりする。

これらの分析を通じて、「なぜユーザーはコンバージョンしなかったのか?」という課題の原因を突き止め、具体的な改善策に繋げていきましょう。

A/Bテストで最適な内容を見つける

A/Bテストは、Webマーケティングにおける最も基本的な改善手法の一つです。これは、特定の部分だけが異なる2つのパターン(AパターンとBパターン)のページを用意し、どちらがより高い成果(コンバージョン率など)を出すかを実際にユーザーに表示させて比較検証するテストです。勘や思い込みに頼らず、データに基づいて最適なクリエイティブを判断できるため、着実にLPの成果を高めることができます。

A/Bテストで検証すべき要素は多岐にわたりますが、特にコンバージョンへの影響が大きい部分から着手するのが効果的です。

A/Bテストで検証すべき主な要素

要素テスト内容の具体例
キャッチコピーベネフィットを訴求するコピー vs 不安を煽るコピー、具体的な数字を入れたコピー vs 入れていないコピー
メインビジュアル人物の写真 vs 商品の写真、イラスト vs 実写、動画 vs 静止画
CTA(コールトゥアクション)ボタンの文言(例:「資料請求する」vs「無料で資料をもらう」)、色(例:緑 vs オレンジ)、形やサイズ、配置場所
オファー(特典)割引率(例:「20%OFF」vs「30%OFF」)、特典の内容(例:無料相談 vs 限定ガイドブック)、期間限定の有無
入力フォーム項目の数(例:5項目 vs 7項目)、必須項目の種類、入力例(プレースホルダー)の有無

A/Bテストを成功させるための4ステップ

効果的なA/Bテストを実施するためには、正しい手順を踏むことが重要です。以下のステップに沿って進めましょう。

ステップ1:目的と仮説の設定

まず、「何を改善したいのか(目的)」と「なぜその変更で改善されると考えるのか(仮説)」を明確にします。例えば、「CTAボタンのクリック率を上げたい(目的)」→「ボタンの文言を『詳しくはこちら』から『無料で試してみる』に変えれば、ユーザーの行動が具体的になりクリック率が5%向上するはずだ(仮説)」のように設定します。

ステップ2:テストパターンの作成

仮説に基づいて、変更を加えたBパターンを作成します。このとき、変更する要素は一度に一つに絞るのが鉄則です。複数の要素を同時に変更してしまうと、どの変更が成果に影響したのかが分からなくなってしまいます。

ステップ3:テストの実施とデータ収集

A/Bテストツール(例:VWO、Optimizelyなど)を使って、ユーザーにAパターンとBパターンをランダムに表示させます。どちらか一方の有利不利が出ないよう、テスト期間や曜日、時間帯などを考慮し、統計的に信頼できる十分なデータ量(サンプルサイズ)が集まるまでテストを継続します。

ステップ4:結果の分析と反映

テストが終了したら、どちらのパターンの成果が高かったかをデータで確認します。成果の高かったパターンを正式に採用し、LPを更新します。重要なのは、単に勝ち負けで終わらせず、「なぜこのパターンが勝ったのか(負けたのか)」を考察し、次の改善の仮説に繋げることです。このサイクルを回し続けることで、ランディングページは継続的に最適化されていきます。

まとめ

本記事では、コンバージョンを生むランディングページ(LP)の内容とストーリー設計について解説しました。成果の出るLPは、単に情報を羅列するのではなく、顧客の悩みに寄り添い、心を動かすストーリーが設計されています。ファーストビューからクロージングまで、各構成要素に意味を持たせ、PASONAの法則などを活用して一貫した物語を描くことが重要です。作成後も分析と改善を繰り返し、ユーザーに最適な内容を追求し続けることで、LPの成果を最大化できるでしょう。

この記事を書いた人

Atsushi

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