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WEB Marketing Journal

LP

2026.1.07

反応率が変わるランディングページ メインビジュアルとは?

ランディングページの顔であるメインビジュアルで、ユーザーの心を掴めず離脱されていませんか?メインビジュアルは、LPの反応率を決定づける最も重要な要素です。本記事では、コンバージョンを高めるメインビジュアルの必須要素から、初心者でも実践できる作り方の手順、デザインで差がつく7つのコツまでを徹底解説。この記事を読めば、ターゲットにベネフィットを伝え、行動を促す「勝てる」メインビジュアルの作り方が全てわかります。

Contents

ランディングページの顔 メインビジュアルの重要性と役割

ランディングページ(LP)に訪れたユーザーが最初に目にするもの、それが「メインビジュアル」です。Webサイトにおける玄関や、本の表紙に例えられるこの領域は、文字通りLPの「顔」として機能し、ユーザーの第一印象を決定づける極めて重要な要素です。ユーザーがその先に進んでくれるか、あるいはすぐにページを閉じてしまうかは、このメインビジュアルの出来にかかっていると言っても過言ではありません。優れたメインビジュアルは、ユーザーの心を一瞬で掴み、コンバージョン率(CVR)を大きく向上させる力を秘めています。

メインビジュアルが反応率を左右する3つの理由

なぜ、メインビジュアルはこれほどまでに重要視されるのでしょうか。それは、ユーザーの心理や行動に直接的に働きかける、以下の3つの大きな役割を担っているからです。

理由1:ユーザーの第一印象を決定し離脱を防ぐ

Webユーザーは非常にせっかちです。ページを訪れてからわずか3秒で「自分にとって価値があるか」「続きを読むべきか」を判断すると言われています。この最初の3秒間で興味を引けなければ、ユーザーはためらうことなくブラウザの「戻る」ボタンをクリックしてしまうでしょう。メインビジュアルは、この「3秒ルール」を突破するための鍵となります。魅力的で、かつメッセージが明確なビジュアルは、ユーザーの足を止めさせ、ページへの関心を喚起し、直帰率を大幅に改善する効果があります。

理由2:商品・サービスの価値を瞬時に伝える

「百聞は一見に如かず」ということわざがあるように、ビジュアルはテキストよりも遥かに早く、そして直感的に情報を伝えることができます。商品やサービスがもたらす「ベネフィット(顧客にとっての価値や利益)」を、文章で長々と説明するのではなく、一枚の画像や短い動画で示すことで、ユーザーは瞬時にその価値を理解できます。例えば、ダイエット食品であれば理想の体型になった姿を、英会話スクールであれば外国人と楽しそうに話す姿を見せることで、ユーザーは「自分もこうなれるかもしれない」と未来を具体的に想像し、商品への期待感を高めるのです。

理由3:ターゲットへの共感と信頼を醸成する

メインビジュアルは、商品やサービスの機能的な価値を伝えるだけでなく、ターゲットユーザーが感情移入できる世界観を構築し、共感を生み出す役割も担います。ターゲットと同じ悩みを持つ人物を登場させたり、憧れのライフスタイルを提示したりすることで、ユーザーは「これはまさに自分のための商品だ」と強く感じます。これを「自分ごと化」と呼びます。また、プロフェッショナルで洗練されたデザインは、提供する企業やブランドに対する信頼感を高め、ユーザーが安心して次のアクションに進むための土台を築きます。

ファーストビューでユーザーの心を掴む

メインビジュアルの重要性を語る上で欠かせないのが「ファーストビュー」という概念です。ファーストビューとは、ユーザーがページにアクセスした際に、スクロールせずに表示される画面領域全体を指します。そして、メインビジュアルはこのファーストビューの大部分を占める中心的な存在です。

多くの調査で、Webサイト訪問者の約70%以上がファーストビューだけでページを離脱するかどうかを判断しているというデータもあります。つまり、スクロールしてもらえなければ、その下にどんなに優れたコンテンツを用意していても読んでもらえないのです。したがって、ファーストビュー内で「誰に」「何を」「どのように提供するのか」を明確に伝え、ユーザーの興味関心を引きつけることがLP成功の絶対条件となります。

効果的なファーストビューは、以下の要素が連携して機能することで成り立っています。

構成要素役割ポイント
キャッチコピーユーザーの悩みや願望に寄り添い、興味を喚起する。ページ全体で伝えたい核心的なメッセージを凝縮して伝える。ターゲットに響く言葉を選び、具体的で分かりやすい表現を心がける。
ビジュアル(写真・イラスト・動画)キャッチコピーを補強し、ベネフィットを視覚的に、直感的に伝える。世界観を構築し、共感や憧れを生み出す。ターゲット層に合ったモデルやテイストを選び、高品質で関連性の高い素材を使用する。
CTA(Call To Action)ボタンユーザーに取ってほしい次の行動(購入、問い合わせ、資料請求など)を明確に示し、誘導する。目立つ色やデザインにし、「今すぐ試す」「無料で相談する」など、行動を促す具体的な文言を入れる。

これらの要素が一体となって、ユーザーに「このページは私のためのものだ」「もっと詳しく知りたい」と感じさせることが、メインビジュアル、ひいてはファーストビューに課せられた最大のミッションなのです。

反応率を高めるランディングページ メインビジュアルの必須構成要素

ランディングページのメインビジュアルは、単に美しい画像やイラストを配置すれば良いというものではありません。ユーザーの心を掴み、コンバージョンへと導くためには、複数の要素が戦略的に組み合わさっている必要があります。ここでは、反応率(CVR)を最大化するために欠かせない3つの必須構成要素について、それぞれの役割とポイントを詳しく解説します。

ユーザーの興味を引くキャッチコピー

メインビジュアルにおいて、キャッチコピーはユーザーが最初に目にするテキスト情報であり、その後の行動を決定づける極めて重要な要素です。ユーザーがページを開いた数秒で「これは自分に関係のある情報だ」と認識させ、続きを読む価値があると感じさせなければなりません。そのためには、ターゲットの悩みや欲求に深く寄り添った言葉選びが求められます。

効果的なキャッチコピーを作成するための代表的なテクニックは以下の通りです。

テクニック具体例ポイント
ベネフィットの提示「英語が話せる」ではなく「海外旅行が10倍楽しくなる英会話」商品の機能や特徴(ファクト)ではなく、それによって得られる理想の未来(ベネフィット)を具体的に描きます。
ターゲットの明確化「エンジニア歴3年目からのキャリアアップ転職」「誰のための」サービスなのかを明確にすることで、該当するユーザーが自分ごととして捉えやすくなります。
数字による具体性「顧客満足度98%」「たった3分で完了するWebサイト診断」具体的な数字を入れることで、信頼性や手軽さが格段に増し、メッセージの説得力を高めます。
緊急性・限定性「本日23:59まで」「毎月先着100名様限定」「今、行動しなければ損をする」という心理を働かせ、ユーザーの決断を後押しします。

これらのテクニックを組み合わせ、最も伝えたいメッセージを簡潔かつ魅力的な言葉で表現することが、ユーザーの興味を引きつける鍵となります。

ベネフィットを伝える写真やイラスト

ビジュアル要素は、キャッチコピーが提示したメッセージを視覚的に補強し、ユーザーの感情に直接訴えかける強力な役割を担います。人間はテキストよりも画像を速く処理するため、一瞬で商品やサービスの価値を伝え、利用後の理想的な未来を想像させることが重要です。

写真とイラストは、伝えたい内容やブランドイメージによって使い分けるのが効果的です。

写真を使用する場合

信頼性やリアリティを伝えたい場合に最適です。特に、以下のような写真はユーザーの共感を呼びやすくなります。

  • ターゲット顧客のモデル起用: ユーザーが自分自身を投影できるような、年齢やライフスタイルが近い人物の写真。
  • 利用シーンの提示: 商品やサービスが実際に使われている場面を見せることで、具体的な利用イメージを湧かせます。
  • ビフォーアフター: 変化が分かりやすい商材(ダイエット、化粧品、リフォームなど)で絶大な効果を発揮します。

注意点として、どこかで見たようなフリー素材の多用は避けましょう。オリジナリティがなく、ユーザーに「またこの広告か」という印象を与えてしまう可能性があります。できる限り独自に撮影した、高品質で清潔感のある写真を使用することが信頼獲得に繋がります。

イラストを使用する場合

親しみやすさを演出したり、複雑な概念を分かりやすく伝えたりする際に有効です。

  • サービスの流れの説明: 無形商材やITサービスなど、実写では表現しにくい仕組みを図やイラストで簡潔に表現します。
  • 世界観の構築: 独自のブランドイメージやキャラクターを用いて、競合他社との差別化を図ります。
  • 抽象的なベネフィットの可視化: 「安心感」や「快適さ」といった感情的な価値を、温かみのあるイラストで表現します。

写真であれイラストであれ、最も大切なのは「キャッチコピーとの一貫性」です。テキストとビジュアルが同じ方向を向いてベネフィットを伝えることで、メッセージの説得力は飛躍的に高まります。

行動を促すCTAボタン

CTA(Call To Action:行動喚起)ボタンは、ユーザーをコンバージョンへと導くための最終的なトリガーです。どれだけ魅力的なキャッチコピーとビジュアルを用意しても、CTAが分かりにくければユーザーは行動に移せず、離脱してしまいます。

効果的なCTAボタンを設計するための重要なポイントは、「文言」「デザイン」「配置」の3つです。

要素ポイント良い例改善したい例
文言(マイクロコピー)ユーザーがクリックした先に何があるのか、具体的に分かる言葉を選びます。「自分にとってメリットがある」と感じさせることが重要です。「無料で資料をダウンロードする」「30日間無料トライアルを試す」「送信」「クリック」
デザイン(色・形)背景や他の要素から際立ち、クリックできると直感的に認識できるデザインにします。色はブランドカラーや補色を使い、視認性を高めます。背景色と対照的な色を使い、少し立体感を出す。マウスオーバーで色が変わる。背景に溶け込む色、小さすぎるボタン
配置ユーザーが迷わず見つけられる場所に設置します。ファーストビューの目立つ位置に必ず一つは配置し、自然な視線の流れの終着点に置くのが理想です。キャッチコピーやメインビジュアルの下、Z型やF型の視線誘導の終点。ページの最下部にしかない、他の要素に埋もれている

CTAボタンは、単なるリンクではありません。ユーザーが「これをクリックすれば、自分の悩みが解決する・欲求が満たされる」と確信を持って押せるような、説得力のある設計を心がけましょう。これらの3つの構成要素「キャッチコピー」「ビジュアル」「CTA」が三位一体となって機能することで、初めてメインビジュアルは本来の力を発揮し、ランディングページの反応率を劇的に向上させることができるのです。

【初心者向け】効果的なランディングページ メインビジュアルの作り方

ランディングページのメインビジュアルが重要であることは理解できても、「具体的にどうやって作ればいいの?」と悩む方も多いでしょう。特にデザインの経験がない初心者にとっては、ハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、正しい手順を踏めば、誰でもコンバージョンにつながる効果的なメインビジュアルを作成できます。ここでは、初心者の方でも迷わず進められるよう、4つのステップに分けて作り方を具体的に解説します。

ステップ1 ターゲットと目的を明確にする

デザイン作業に入る前に、最も重要なのが「誰に」「何を伝え」「どうしてほしいのか」を明確に定義することです。この土台が曖昧なままでは、どれだけ美しいデザインを作ってもユーザーの心には響きません。まずは、メインビジュアルの戦略設計から始めましょう。

ターゲット(ペルソナ)設定

あなたの商品やサービスを届けたい理想の顧客像(ペルソナ)を具体的に設定します。年齢、性別、職業、ライフスタイル、抱えている悩みや課題、価値観などを細かく描き出すことで、どのようなメッセージやデザインが響くのかが見えてきます。

例えば、「30代後半、都心で働く女性、最近肌のハリ不足が気になり始めたが、忙しくてスキンケアに時間をかけられない」というペルソナを設定すれば、使用すべきキャッチコピーや写真のトーン&マナーが自ずと決まってきます。

目的(コンバージョン)の明確化

そのランディングページでユーザーに取ってもらいたい最終的な行動(コンバージョン)を一つに絞ります。目的が複数あると、メッセージが分散し、ユーザーが混乱してしまいます。

  • 商品の購入
  • 資料請求
  • お問い合わせ
  • 無料相談の予約
  • メールマガジンの登録

例えば、「無料お試しセットの申し込み」が目的なら、メインビジュアルのCTAボタンは「今すぐ無料で試す」といった文言になります。この目的が、メインビジュアル全体の方向性を決定づけるのです。

ステップ2 構成要素のワイヤーフレームを作成する

ターゲットと目的が固まったら、次はいきなりデザインするのではなく、メインビジュアルの「設計図」であるワイヤーフレームを作成します。ワイヤーフレームとは、どこにどの要素を配置するのかを決める骨組みのことです。これにより、デザインの方向性がブレなくなり、手戻りを防ぐことができます。

主に以下の3つの必須構成要素の配置を決めます。

  • キャッチコピー:最も伝えたいメッセージはどこに置くか?
  • 写真やイラスト:商品の魅力やベネフィットを伝える画像はどこに配置するか?
  • CTAボタン:ユーザーが最も押しやすい場所はどこか?

手書きのラフスケッチでも構いませんし、Figmaのような無料のデザインツールを使っても簡単です。重要なのは、情報の優先順位をつけ、ユーザーの視線が自然に流れるようなレイアウトを考えることです。

チェック項目確認内容
情報の優先順位最も伝えたいメッセージ(キャッチコピー)が一番最初に目に入りますか?
視線誘導ユーザーの視線がキャッチコピーから画像、そしてCTAボタンへとスムーズに流れるレイアウトになっていますか?(Z型やF型を意識)
CTAの配置CTAボタンはクリックしやすい位置にあり、他の要素に埋もれていませんか?
要素のバランステキスト、画像、余白のバランスは適切ですか?窮屈な印象を与えていませんか?

ステップ3 デザインツールで作成する

ワイヤーフレームが完成したら、いよいよ実際のデザインを作成していきます。現在は、初心者でも直感的にプロ並みのデザインが作れる便利なツールがたくさんあります。ご自身のスキルや目的に合わせて最適なツールを選びましょう。

ツール名特徴料金こんな人におすすめ
Canva(キャンバ)豊富なテンプレートと素材が用意されており、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で簡単にデザインできる。日本語フォントも充実。無料プランあり
(有料プランで全機能利用可)
デザイン未経験者、手軽に素早く作成したい方
Figma(フィグマ)ブラウザ上で動作する本格的なデザインツール。共同編集機能に優れ、多くのWebデザイナーが利用している。無料で始められる範囲が広い。無料プランあり
(有料プランで機能拡張)
本格的なWebデザインを学びたい方、チームで作業したい方
Adobe Photoshop写真の加工や合成など、画像編集に特化したプロ向けツール。細部までこだわり抜いたビジュアルを作成できる。有料
(サブスクリプション)
高品質な写真素材をメインに使いたい方、デザインを本格的に仕事にしたい方

ツールを選んだら、ワイヤーフレームに沿って要素を配置し、ブランドイメージに合った配色やフォント、画像を選定してデザインを具体化していきます。ツールのテンプレートを参考にしつつ、ターゲットに響くデザインを心がけることが成功の鍵’mark>です。

ステップ4 レスポンシブ対応を確認する

メインビジュアルのデザインが完成したら、必ず最後の仕上げとしてレスポンシブ対応の確認を行いましょう。レスポンシブ対応とは、PC、スマートフォン、タブレットなど、異なる画面サイズのデバイスで表示が崩れないように最適化することです。現代ではアクセスの大半がスマートフォンからであり、スマホでの見え方がコンバージョン率に直接影響します。

PC画面では完璧に見えても、スマートフォンで表示したら「文字が小さすぎて読めない」「CTAボタンが画面外にはみ出している」といった問題が起こりがちです。これでは、せっかく訪れたユーザーを逃してしまいます。

レスポンシブ表示の確認方法

  • ブラウザのデベロッパーツール:Google Chromeなどのブラウザには、様々なデバイスでの表示をシミュレーションする機能(デベロッパーツール)が標準で備わっています。これを使えば、簡単にスマホ表示を確認できます。
  • デザインツールのプレビュー機能:FigmaやCanvaなどのデザインツールにも、作成中にスマホやタブレットでの表示を確認できるプレビュー機能があります。

主なチェックポイント

  • 文字が小さすぎたり、改行が不自然になったりしていないか?
  • 画像が意図しない部分でトリミングされていないか?
  • CTAボタンが押しやすいサイズと位置に表示されているか?
  • 重要な情報がすべて画面内に収まっているか?

これらの確認を怠らず、どのデバイスからアクセスしたユーザーにも最適な体験を提供することが、コンバージョンへの最後のひと押しとなります。

デザインで差がつくランディングページ メインビジュアル7つのコツ

メインビジュアルの構成要素を理解した上で、さらに反応率を高めるためには、デザインの細部にまでこだわる必要があります。ここでは、競合と差をつけ、ユーザーの心を掴むための7つのデザインのコツを具体的に解説します。

コツ1 視線誘導を意識したレイアウト

ユーザーがページを開いた瞬間、その視線は無意識に特定のパターンで動きます。この視線の動きを理解し、伝えたい情報の順番通りに要素を配置することで、メッセージがスムーズに伝わり、CTAボタンのクリック率向上に繋がります。代表的な視線の動きの法則を理解し、レイアウトに活かしましょう。

Zの法則

横長のPC画面で特に意識したいのが「Zの法則」です。ユーザーの視線が左上から右上、次に左下、そして右下へとアルファベットの「Z」を描くように動く傾向を指します。この流れに沿って、左上にロゴや最も伝えたいキャッチコピー、右上に補足情報や権威付け、左下に具体的なベネフィットを示す画像、そして右下にCTAボタンを配置することで、ユーザーは自然な流れで行動を起こしやすくなります。

Fの法則

縦長のスマートフォン画面や情報量が多いページで有効なのが「Fの法則」です。ユーザーはまずページ上部を左から右へ読み、次に少し視線を下げて再び左から右へ短く読み、最後は左端を流し読みするというアルファベットの「F」のような視線の動きをします。この法則から、重要な情報は画面の左側と上部に集中させることが効果的であるとわかります。キャッチコピーや重要なキーワードは左揃えにすると、流し読みしているユーザーの目にも留まりやすくなります。

その他の視線誘導テクニック

法則以外にも、人間の心理を利用した視線誘導テクニックがあります。例えば、メインビジュアルに人物の写真を使う場合、その人物の視線の先にCTAボタンを配置すると、ユーザーの視線も自然とそちらへ誘導されます。また、矢印やアイコンなどを用いて、次に見てほしい要素を指し示すことも非常に効果的です。

コツ2 統一感のある配色とフォント

配色やフォントは、ランディングページ全体の世界観やブランドイメージを決定づける重要な要素です。チグハグな印象を与えると、ユーザーに不信感を与えかねません。ターゲット層や商材のイメージに合ったデザインを心がけましょう。

配色の基本ルール

色はユーザーの心理に大きな影響を与えます。基本的には、以下の3つの役割で色を使い分けると、まとまりのあるデザインになります。

  • ベースカラー(70%):背景など、最も広い面積を占める色。白や薄いグレーなどが多く使われます。
  • メインカラー(25%):ブランドや商品のイメージを象徴する色。ユーザーに与えたい印象を基に決定します。
  • アクセントカラー(5%):CTAボタンなど、ユーザーの注意を特に引きたい箇所に使う色。メインカラーの反対色など、目立つ色を選ぶのが一般的です。

下の表は、色が与える一般的な印象の例です。自社のサービスやターゲットに合った色を選びましょう。

与える印象・イメージ相性の良い業種・商材の例
情熱、興奮、エネルギー、注意喚起セール、キャンペーン、食品、エンタメ
信頼、誠実、冷静、知的ITサービス、金融、士業、BtoB商材
自然、安心、健康、リラックス健康食品、オーガニック製品、環境関連サービス
活発、希望、明るさ、楽しさ子ども向け商材、ポイントサービス、ビタミン剤
高級感、重厚感、力強さ高級ブランド、自動車、アルコール飲料

フォントで信頼感を演出

フォントは、文章の読みやすさ(可読性)だけでなく、ページの雰囲気も左右します。LP全体で使用するフォントは2〜3種類以内に絞ることで、デザインに統一感が生まれます。

  • ゴシック体:力強く、親しみやすい印象。視認性が高いため、キャッチコピーや見出し、ボタンのテキストに向いています。(例:ヒラギノ角ゴ、メイリオ)
  • 明朝体:上品で、信頼感や伝統的な印象。長文でも読みやすいため、本文やお客様の声などに適しています。(例:ヒラギノ明朝、游明朝)

奇抜なデザインフォントは避け、ターゲットユーザーがストレスなく読めるフォントを選びましょう。

コツ3 高品質で関連性の高い画像を選ぶ

メインビジュアルの中心となる写真やイラストは、ページの第一印象を決定づけます。画質が荒かったり、商材と関係のない画像を使ったりすると、ユーザーは瞬時に「怪しいサイトだ」と判断し、離脱してしまいます。

最も重要なのは、ユーザーがその商品やサービスを利用した後の「理想の未来」を具体的にイメージできる画像を選ぶことです。例えば、ダイエットサプリのLPであれば、ただサプリのパッケージを写すのではなく、スリムになってファッションを楽しんでいる女性の笑顔の写真を使い、「自分もこうなれるかもしれない」という期待感を抱かせることが効果的です。画像の選定にあたっては、必ず高品質なものを用意しましょう。可能であればプロのカメラマンに撮影を依頼するのがベストですが、難しい場合はPIXTAやAdobe Stockといった有料のストックフォトサービスを活用するのも一つの手です。

コツ4 ユーザーの感情に訴えかける

人は論理だけでなく、感情で購買を決定することが多々あります。メインビジュアルでユーザーの感情を揺さぶり、共感や憧れといった気持ちを引き出すことができれば、コンバージョン率は大きく向上します。

感情に訴えかけるには、主に2つのアプローチがあります。

  1. 悩みに寄り添い「共感」を生む:ユーザーが抱えているであろう悩みや課題を、ビジュアルやキャッチコピーで表現します。「こんなことでお困りではありませんか?」という問いかけと共に、困っている表情の人物写真を使うことで、「そうそう、私のことだ!」と自分事として捉えてもらいやすくなります。
  2. 理想の未来を見せ「憧れ」を抱かせる:商品やサービスを利用することで得られる、理想的な未来(ベネフィット)を提示します。満面の笑みで過ごす家族の写真や、理想の体型を手に入れた人物の姿を見せることで、「自分もこうなりたい」という強い欲求を喚起します。

特に、人物の「笑顔」の写真は、安心感や親近感を与え、ポジティブな印象を強く残すため、多くのLPで効果的に活用されています。

コツ5 動画を活用して情報を凝縮する

近年、メインビジュアルに動画(シネマグラフ含む)を活用するLPが増えています。動画は、静止画に比べて圧倒的に多くの情報を短時間で伝えることができ、ユーザーの興味を強く引きつける効果があります。

例えば、化粧品であればテクスチャや肌へのなじみ具合、家電であれば実際の使用シーンや操作感など、静止画では伝えきれない商品の魅力を、動画なら直感的にアピールできます。また、お客様のインタビュー動画を流すことで、信頼性や信憑性を高めることも可能です。

ただし、動画を使用する際は注意点もあります。ページの表示速度が遅くならないようファイルサイズを最適化すること、多くのユーザーが音声OFFの環境で閲覧することを想定し、音声がなくても内容が伝わるようにテロップを入れること、そして再生時間は15秒〜30秒程度に収めることが重要です。

コツ6 競合と差別化する独自性を出す

ユーザーは、あなたのLPを見る前に、いくつもの競合サイトを比較検討している可能性があります。ありきたりなデザインではその他大勢に埋もれてしまい、記憶に残りません。競合LPをリサーチした上で、自社ならではの「独自性」を打ち出し、差別化を図りましょう。

差別化の切り口は様々です。

  • デザインテイスト:競合がスタイリッシュでクールなデザインなら、あえて手書き風のイラストで温かみを演出する。
  • キャッチコピー:他社が機能やスペックを訴求しているなら、自社は利用者の感情やストーリーに焦点を当てる。
  • モデル:競合が若い女性モデルを起用しているなら、ターゲット層に合わせたより具体的なペルソナ(例:子育て中の30代主婦)をモデルに起用し、共感を誘う。

自社の「強み(USP: Unique Selling Proposition)」は何かを再定義し、それを最も効果的に表現できるビジュアルは何か、という視点でデザインを考えることが、差別化への第一歩となります。

コツ7 表示速度を意識して画像を最適化する

どれだけ素晴らしいメインビジュアルを作成しても、表示されるまでに時間がかかってしまっては元も子もありません。Googleの調査では、ページの読み込みに3秒以上かかると、53%のユーザーが離脱するというデータもあります。メインビジュアルは特にファイルサイズが大きくなりがちなため、画像の最適化は必須です。

適切なファイル形式を選ぶ

画像のファイル形式にはそれぞれ特徴があります。用途に応じて最適な形式を選びましょう。

形式特徴最適な用途
JPEG (.jpg)フルカラー(約1677万色)に対応。非可逆圧縮のため、保存のたびに画質が劣化する。グラデーションの多い写真、風景写真など。
PNG (.png)可逆圧縮で画質が劣化しない。背景を透過できる。JPEGよりファイルサイズが大きくなりがち。ロゴ、イラスト、背景を透明にしたい画像。
WebP (.webp)Googleが開発した新しい形式。JPEGやPNGより高い圧縮率で、画質を保ったままファイルサイズを小さくできる。写真、イラスト問わず、Webで表示するほとんどの画像。

現在ではほとんどのブラウザがWebPに対応しているため、積極的に活用することをおすすめします。

画像圧縮ツールを利用する

ファイル形式を選んだら、次に専用ツールで画像を圧縮し、ファイルサイズを極力小さくします。Squoosh(Google製)やTinyPNGといった無料のオンラインツールを使えば、画質の劣化を最小限に抑えながら、ファイルサイズを大幅に削減できます。デザイン作成ソフトから書き出す際に画質設定を調整するだけでも効果があります。ユーザーにストレスを与えない軽快なLPを目指しましょう。

まとめ

ランディングページのメインビジュアルは、ユーザーの第一印象を決定づけ、反応率を大きく左右する「顔」です。ファーストビューでユーザーの心を掴み離脱を防ぐためには、ターゲットの興味を引くキャッチコピー、ベネフィットを伝える画像、行動を促すCTAの3要素が欠かせません。本記事で解説した作成ステップと7つのコツを実践し、ターゲットの感情に訴えかける効果的なメインビジュアルを作成して、コンバージョン率の向上を目指しましょう。

この記事を書いた人

Atsushi

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