LP
2022.11.10
WEB Marketing Journal
LP(ランディングページ)でコンバージョンを獲得するにはユーザーの心理を理解した構成にすることが一番重要です。
この記事ではコンバージョンを獲得するために必須のポイントを抑えて解説しています。
ぜひLP構成の参考にし、改善してみてください!
まずは良い(=コンバージョンを獲得できる)LPの特徴を抑えておきましょう。
●ユーザー目線で訴求している
●商品やサービスの特徴、メリットだけでなくベネフィットがはっきりとわかる
●ユーザーがその商品やサービスを手に入れた後の自分を想像できる
小説や漫画では起承転結でストーリーが進んでいくことが基本ですが、
LPのストーリー構成は結起承転で作成することが必須ポイントです。
なぜなら、LPの特性上ユーザーはすでに商品やサービスのことをある程度知っていて、購入するかどうかを判断する段階だからです。そのため、出し惜しみせず最初から商品やサービスの特徴やメリットがはっきりわかるようにしましょう。
そうすることでユーザーは「自分にとって有益な情報が書いているページだ」と判断し、訪問してすぐの離脱は防げる可能性が高くなります。
LPは常にユーザー心理を考えて構成や内容を決めることが大切です。
タイトルの通り、LPは「ファーストビュー」「ボディ」「クロージング」と大きく3つのブロックに分かれています。
また、その大きなブロックの中に9つの要素を含めることでユーザーに刺さるLPを作ることができます。
一つずつポイントを抑えて作り方を紹介していきます。
ファーストビューはその名の通りLPに訪問した際に一番最初に目に入る、最も重要な箇所です。
ファーストビューを見ただけで離脱するユーザーもいるくらいなので、一番時間をかけて作り込むべき箇所です。
<ポイント> ●信頼・安心・効果を伝えてユーザーの心をつかむ ●ユーザーの悩み・問題点が解決した明るい未来が手に入ることを的確に表現する |
LPに訪問した際に真っ先に目に入るテキストがキャッチコピーです。
商品やサービスの特徴とユーザーにとってのベネフィットを簡潔に伝えましょう。
<ポイント> ●ユーザーが流入してきたWeb広告や検索ワードを想定して、ニーズに刺さるワードを散りばめる ●ダイレクトで伝わりやすい言葉を意識する |
キャッチコピーと同じでユーザーに与える印象を大きく左右する箇所です。
キャッチコピーを上手く画像で表現し、ユーザーにこの商品やサービスを使った未来の自分がイメージできるようなインパクトのある画像を設定するのがおすすめです。
メインビジュアルの画像例としては、商品販売をするLPの場合は商品写真、
サービス申込みに繋げるLPの場合はサービス提供中の写真、サービス提供後に理想的な未来を手に入れている人物の写真などが一般的です。
また、業界NO.1や、販売○件突破などの実績がある場合もメインビジュアルに設置することで信頼を得られやすくなります。
<ポイント> ●トンマナに気をつける(商品のコンセプトや雰囲気に一貫性をもたせる) ●Web広告のバナーとデザインを合わせるとイメージの乖離が小さくなる |
▼メインビジュアル例
このメインビジュアルを見るだけで、「酵素が入った生搾りの青汁で、体に良さそう」という印象を与えます。
また、「内側からキレイを目指す人へ」とターゲットを明確にしておりベネフィットも伝わります。
1つ目のコンバージョンボタンは、誘導元の広告やファーストビューを見た段階で購入や申込みを決定する、即決派のユーザーにアクションを起こしてもらいやすいようにファーストビューにも入れておきましょう。
CTAのデザインとして、一般的には緑系やオレンジ系にするとクリック率が高くなると言われています。
ですが、一概にすべてのLPに当てはまるわけではないため、まずはトンマナを合わせることを意識してデザインし、思うようにクリック率が伸びない場合はA/Bテストを検討してみましょう。
<ポイント> ●ボタンはLPに馴染みすぎない、かつボタンと認識しやすいデザインにする 例:影をつけて立体感を出したり、三角や矢印マークを入れる ●ボタンの表示名は行動を動詞にした文言を使用する 例: 「無料サンプル」→「無料で試してみる」 「お申し込みはこちら」→「先着○名様限定のセミナーに申し込む」 ■補足 その他にも、ボタンの周りにクリックを後押しするコピー(マイクロコピーと言います)を入れるとより効果的です。マイクロコピーは簡便性や限定性をアピールすることでアクションを起こすきっかけになります。 例: 「会員登録する」ボタンの上に「3STEPで完了します」 「商品を購入する」ボタンの上に「半額は○月○日まで!」 ▼これらの要素を使ったCTAの例 |
ボディにはこの商品・サービスはなぜあなたに役立つのか、ファーストビューで訴求した内容の裏付けをするための要素を配置します。
アクションを起こした後、ユーザーにどのようなメリットがあるかを明示したり、ユーザーが潜在的・顕在的に求めている未来図を提示するためのブロックです。
「こんな悩みはありませんか?」などユーザーの実際のお悩みに寄り添い、共感することでユーザーとLPの距離が近くなります。距離が近くなることで、この後の内容もユーザーの心に響きやすく、『自分の悩みを解決できる商品である』と受け入れてくれる可能性が高まります。
また、人は失敗や後悔を恐れているため、
「今これを使わなければ(行動しなければ)あなたは○○になってしまいます」
という恐怖心を刺激するような文言がアクションを起こさせる場合もあります。
これは人間の根源的な痛みは恐怖であるという心理学の手法を用いたものです。
代表例としては、がん保険のCMなどが挙げられます。
日本人の死亡理由1位はガンです。また、ガンの先進治療は高額です。(恐怖・不安) ⇒万が一に備えてがん保険に入りましょう。(行動を起こさせる) |
このような広告やCMはごく一般的で日頃から目にしているかと思いますが、これも「将来、なにか起こったときに備えがないと、、」という恐怖を刺激している手法のひとつです。
この手法は恐怖を刺激し、意識させることができれば強い行動へと駆り立てることができますが、注意点としては、煽りすぎないということです。あくまでも刺激をする、問題についてより意識させるという点が大事なポイントです。
ユーザーの悩みに共感した上で、解決できるのはこの商品・サービスであると紹介します。
この箇所で、商品やサービスの裏付けとなる具体的な情報や成分の解説などを紹介することでさらに信頼性を高めることができます。
この商品・サービスを使うことでユーザーがどのような恩恵が受けられるかを訴求しましょう。
LPに訪問するユーザーは商品やサービスを購入する意思はほぼ固まっていることが多く、その商品を購入したあとの自分を想像できるとより行動を起こしやすくなります。
商品やサービス自体のメリットだけでなく、それを得たあとのユーザーの未来、ユーザーにとってのメリットをしっかりと伝えましょう。
▼ベネフィット例 商品:ダイエットサプリ 特徴:毎日3粒飲むだけで1ヶ月で5kg減量できる ベネフィット:好きなファッションを楽しめるようになる/自分に自信が持てる など |
ユーザーの疑問や不安を解消し、申込みや購買といったアクションを促すためのブロックです。
商品やサービスの簡便性、希少性、特典、保証などを伝え「今買うべき」「行動しないと損するかも」と思わせるのもこの箇所です。
誰でもはじめて導入する商品やサービスに対して不信感が少なからずあるので、安心できる評価や口コミの数が気になるかと思います。
そのため、商品やサービスを使用したユーザーの声を載せることで、LPそのものの信憑性を高めることができます。
インターネット経由での購入や申込みは特にサービスや商品を実感できないことから不安になりやすため、メディアの掲載実績があれば外部から評価を得られていることを印象付けられます。
申込みからのフローを大まかに説明することで、いつどのタイミングで何をすべきなのかが分かるためユーザーに安心感を与えることができます。
手順なども含めて簡潔に伝えることで、簡単に導入できて使いやすいという印象を与えます。
よくある質問を掲載することでユーザーが自己解決できるようにします。
これは、ユーザーの疑問や不安を先回りして解消し、離脱を防ぐ目的があります。
その結果、購入する際の不安を払拭し、買わない理由をなくすことができるためコンバージョンに繋がりやすくなります。
よく質問される内容であっても説明が簡略化できないものに関しては、まずはお気軽にお問い合わせくださいなどの文言を添え、コンバージョンに繋げるとよいでしょう。
クロージング部分の最後に、もう一度CTAを配置します。
ここで、今LPから購入することで特典やプレゼントを受け取れたり値引きが得られたりなど、お客様にとってのさらなる価値を示すことで、今すぐ行動を起こすべき理由を作り出します。
文言としては、『特別感』や『限定感』を感じられるようなワードがおすすめです。
<ポイント> 「今だけ○%割引」 「期間限定」「今月中のご注文で」 「数量限定」 ◎アフターケアや保証なども効果が大きく人気の特典です |
入力フォームもコンバージョンを獲得するためには重要なポイントです。
入力フォームの目的は、1件でも多くのコンバージョンを獲得することなので、ユーザーがいかに手間なくストレスなく入力できるか、離脱を防げるか、がポイントとなります。
1つ目は、入力項目数についてです。
入力項目は自社にとって本当に重要な情報だけを入力してもらいましょう。
例えばふりがなや確認用メールアドレスなど、入力を求められることはよくある項目ですが、自社で必要な情報でなければ省きましょう。
その他にも自動入力で対応できる項目はできるだけ自動入力にするとユーザーの入力の手間が省けます。
例)郵便番号を入力すると住所が自動で入力される
また、スマホやタブレット対応のサイトの場合は指で操作するため、間隔が狭すぎると誤操作などが起きてストレスの原因になってしまうので、入力ボックスのサイズや間隔も適切に配置しましょう。
2つ目は入力項目の分け方についてです。
電話番号や郵便番号をハイフンごとに分けて入力を求められるフォームはよくあると思いますが、フォームを移動させるのはユーザーにとって手間なのでできるだけ入力項目は分割せずに設置しましょう。
このような些細なところまでこだわることでコンバージョン獲得に近づきます。
とにかく、できるだけユーザーの作業工数を少なくすることを意識しましょう。
最後に、エラーメッセージの表示についてです。
入力が終わり確認ボタンを押したらエラーメッセージが表示されて再度入力を求められるという経験を誰しもしたことがあるかと思いますが、このときほど離脱したくなる瞬間はないですよね。
せっかくコンバージョンを獲得できる一歩手前まで来ているので、ユーザーに無駄な手間を取らせないように、エラーメッセージはリアルタイムで表示することをおすすめします。
LPでCVを獲得するための構成についてご紹介しました。
LPは1ページ内で商品の特徴、情報、メリット、ベネフィットをユーザーに伝えてコンバージョンに繋げなければいけないため、必要な情報を適切な箇所に配置することがポイントです。
今回ご紹介した要素はすべてなくてはならない重要な要素なので、LPを作る際にはぜひ参考にしてください。
また、当社では今回ご紹介したようなコンバージョンを獲得できるLP制作を強みとしています。
どこに依頼をするか迷っている場合はぜひ一度当社にご連絡ください!
Web広告も併せて、どのようなLPを作ればよいかご提案させていただきます。
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カゲヤマ
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